DVD「不屈の50年」 全国で上映運動を

週刊『三里塚』02頁(0961号01面04)(2017/02/13)


DVD「不屈の50年」
 全国で上映運動を

(写真 反対同盟50年のすべてを注いだ渾身の力作)

 天神峰の市東孝雄さん宅離れに開設されたばかりの現地決戦本部で、1月21日、ビデオ『三里塚闘争不屈の50年』を見た。昨年の7・3集会以来2度目だったが、強く引き込まれ、あらためて深い感動を覚えた。登場する反対同盟員の表情はみな明るく、決戦を迎え撃つ力強いアジテーションがここにある。
 市東孝雄さんに対する農地法裁判(昨年暮れに上告棄却の反動決定)と、農業と町を破壊し成田空港の軍事空港化を進める第3滑走路建設問題を軸に構成されている。50年に及ぶ闘いの歴史を含めて、初めての人にもわかるように丁寧に解説されている。そして、労農連帯と国際連帯の展望が示されている。
 「農地と土は私の命」「この地で有機無農薬の安全な野菜を作ることに、誇りと喜びを感じている」と、市東さんは胸を張る。1999年に市東さんが天神峰に戻ってくるまで、その存在は知られていなかった。だが彼は「50歳になったら戻ってきて農業を継ぐと決めていた」「父(東市さん)の姿を見ていたから、その遺志を継ごうと思っていた」と語る。そこには何の気負いもないが、国策のために人民を踏みつぶす国家権力への怒りは激しく、決意を語る姿は堂々としている。市東孝雄さんと反対同盟は、敵を圧倒している。
 「三里塚闘争を通して動労千葉は闘う組合になりました」という、田中康宏・動労千葉委員長の発言が流れる。「自分たちの利益のためだけでなく、労働者と農民の共同の利益のために闘っているということが、動労千葉の一人ひとりの組合員の誇りになっています。」ここも感動した。国鉄決戦は労農連帯を貫き発展させる闘いだ。
 正義のひとかけらもない成田空港建設に、労働者人民を納得させる道理など何一つない。こんな奴らに市東さんの農地を奪わせてはならない。このDVDは、学習と討論の最良のテキストだ 。職場や大学、地域の人たちでこのビデオを見て、天神峰を訪れてほしい。市東孝雄さんとの団結を固めてほしい。市東孝雄さんの農地と作業場の明渡強制執行と第3滑走路建設を阻止する闘いを、三里塚闘争50年の歴史と蓄積を解き放つ壮大な展望をもって闘おう。
(元全学連委員長、85年10・20三里塚闘争統一被告団長 鎌田雅志)

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DVD『三里塚闘争 不屈の50年』(本編52分) 取扱い:反対同盟事務局

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