都議選で北島勝利を 新しい労働者党つくろう

週刊『三里塚』02頁(0970号01面03)(2017/06/26)


都議選で北島勝利を
 新しい労働者党つくろう

(写真 一緒に闘う青年・学生らとデモ前の北島くにひこさん【11日 東京・銀座】)

 安倍政権・小池都政と真っ向から対決し、東京都議会議員選挙(6月23日告示―7月2日投開票)に杉並区から立候補する北島くにひこさんの勝利へ、ともに総決起されることを本紙からも訴えます。
 都議会議員選挙は、東京都だけの問題ではありません。朝鮮半島・東北アジアでの戦争・核戦争の危機の切迫という超重大情勢の真っただ中で、安倍政権は共謀罪の成立を強行しました。この安倍政権とどう闘うのか、都議選は国政選挙と同じ決定的な位置を持つものです。

共謀罪許さない

 安倍政権がごり押しした共謀罪は、「治安維持法の再来」であり、秘密保護法や安保戦争法と完全に一体の、実際に戦争をするための法律です。その核心は、党と労働組合の団結破壊です。これに対し、党が完全黙秘・非転向の原則を貫いて国家権力と不屈に闘い、労働組合の闘いと一体で、労働者の壮大な団結と大衆的決起をつくり出すならば、共謀罪は必ず無力化することができます。
 しかし、既成の政党にこのような闘う党はありません。労働者階級をとことん信頼するのではなく、選挙の一票としか見ていないからです。
 ひとりの仲間も見捨てない人間的共同性に立ちきり、新しい闘う政党をつくりましょう。安倍や小池をはじめとする資本主義社会の支配階級・ブルジョアジーは、結局、ウソとデマ・ペテンだけが生き延びるすべです。こんなふざけきった社会をうち破る力は、青年をはじめすべての労働者階級人民が団結してストライキに立ち、生き生きとその生命力を解放する中にあります。
 元杉並区議会議員の北島くにひこさん(都政を革新する会所属)は、杉並区を中心にどんな職場の労働者でも加盟できる労働組合・東京西部ユニオンの副委員長です。非正規職の青年労働者の解雇撤回や労働条件改善をかちとり、青年を食い物にするブラック企業を相手に闘ってきました。

労働者の先頭に

都議選は、全国の労働者人民にとって戦争を「始まる前にとめる」闘いそのものです。何よりも、民主労総をはじめとする韓国労働者人民と連帯し、トランプと安倍の朝鮮侵略戦争を阻止するための決戦です。沖縄での辺野古新基地建設との闘い、市東孝雄さんに対する農地強奪攻撃との闘いとまさにひとつながりです。 
 北島さんは新年冒頭、反対同盟の旗開きで、次のように決意を表しています。
 「何千何万の労働者人民のスクラムによって市東さんの農地強奪を阻止する、その力の原点は日常的な労働現場、職場における階級的な団結の形成にある。ストライキをうつことのできる労働者の団結をつくることが三里塚に結集する5千、1万、10万の力をつくる。それは必ずや小池都政を倒す労働者民衆の力になっていく。私はこの闘いの先頭に立ちます」
 一つひとつのさまざまな怒りと闘いを大きな一つの闘い、安倍・小池の打倒へとまとめ上げましょう!
 「政治は一握りの政治家がやること」「労働者・学生は何年かに1回投票するだけ」——もうこんな現実はひっくり返しましょう。北島くにひこさんとともに、自民党でも民進党でも共産党でもない、労働者の新しい政党をつくりましょう。]
(神部俊夫)
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