国鉄全国集会に1600人 反対同盟が農地守る決意

週刊『三里塚』02頁(0970号02面04)(2017/06/26)


国鉄全国集会に1600人
 反対同盟が農地守る決意

(写真 反対同盟を代表して市東孝雄さん【右から2人目】が来賓あいさつ【11日 東京都江戸川区】)


 6・11国鉄集会が、全国から1600人が江戸川区総合文化センターに結集してかちとられた。午前の共謀罪阻止のデモの熱気をそのまま持ち込んだ集会であった。三里塚反対同盟からは市東孝雄さん、伊藤信晴さん、太郎良陽一さん、宮本麻子さんが参加し、市東さんが冒頭の来賓あいさつ(要旨別掲)をした。
 韓国鉄道労組ソウル本部パクソンス本部長は、「動労千葉のように民営化反対をあきらめない同志たちは、日本労働運動の希望です」と発言した。今年のパククネ打倒の数百万の大衆決起は、闘う民主労組なくして実現しなかった。その彼らが、自らの闘いを踏まえて、「希望は動労千葉に」と提起しているのである。国鉄闘争全国運動を拡大させる意義がますます鮮明になっている。
 それを実際に体現しているものは、動労総連合青年部結成と動労総連合北海道結成だ。また動労総連合1047協議会の結成だ。なかでもJRの青年労働者が集団として登場したことは歴史的だ。カクマル反革命によって制圧されていたJRにおいて、ついに青年が青年を組織する自己解放的な運動体が登場したのである。4・9政治和解を打ち破り、国鉄闘争全国運動を結成してから7年。この間、育んできた力が一挙に組織的・運動的に花開いた成果が、6・11集会だ。ゼネストで戦争・改憲の安倍を打倒しよう。
(大戸剛)

------------------------------------------------------------

市東さんの発言(要旨)

 昨年の最高裁判決に対して、千葉地裁において請求異議の裁判をかちとることができました。これが終わるまでは強制執行ができません。皆さんのおかげです。
 今、安倍政権下での戦争と改憲、本当に許すことができません。共謀罪は絶対阻止しなければなりません。私たちのように国策に反対しているだけで犯罪者になるのです。韓国でパククネを倒したように民衆の大きな闘いができればと思います。動労千葉は30年間、国に対して闘っています。三里塚は50年、農民の誇りをかけた徹底非妥協の闘いです。皆さんの闘いの勝利です。
 7・9現地集会と交流会を行います。決戦本部と天神峰カフェに全国から多くの人が集まり、勇気づけられています。三里塚はこれからも闘い続けます。

このエントリーをはてなブックマークに追加