市東農地決戦の先頭に立つ 全学連三里塚現地行動隊日誌 許すな京大弾圧 2学友奪還しよう 全学連三里塚現地行動隊 二川 光

週刊『三里塚』02頁(0979号02面04)(2017/11/13)


全学連三里塚現地行動隊日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 許すな京大弾圧
 2学友奪還しよう
 全学連三里塚現地行動隊 二川 光

(写真 韓国・ドイツとの交流会で【2日】)


 秋から冬にかわろうとしている11月。現地ではさつまいもや枝豆、カブなどが収穫の時期を迎えています。ハチやヘビなどが冬支度をはじめています。この前は萩原さんの畑で、落花生を食べにハトが来たりして、人間だけでなく動物も「食欲の秋」を迎えています。体調を崩さず、冬を迎えていきましょう。
 10月31日、京都大学において「公務執行妨害」をでっち上げて同学会書記長の阿津良典君と、同学会副委員長であり全学連の書記長の安田淳敏君が不当逮捕されました。今から3か月前の8月9日〜10日、オープンキャンパスで起こったことは、阿津君や安田君がビラまきをしていたことに対して大学職員が取り囲んでビデオカメラで盗撮し、暴力的に排除したのです。これが大学職員の「公務」だというのです。抗議するのは当たり前です。
 この弾圧の目的は米大統領トランプ来日、日米首脳会談を前にした治安弾圧であり、反戦運動つぶしです。北朝鮮に対する侵略戦争の準備を進める一方、戦争反対で闘う学生や労働者の決起におびえているのです。
 京大生は2015年の安全保障関連法の強行採決に反対し、バリケード・ストライキを闘いました。京都大学は17年7月31日、ストライキの中心で闘った京大生4人に「放学」処分を下し、その後10月2日には全国の学生含め12人の学生の立ち入りを禁止しました。10月5日には3人の京大生に対して「呼び出し」をかけました。それでも屈しない京大生への見せしめとして2人を不当逮捕するに至ったのです。京都大学・山極寿一総長体制の正体であり、「大学の戦争協力」の実態です。
 阿津君は京都大学の熊野寮の「学生自治」に感動して寮に入り、「今の社会はおかしい」と立ち上がった学生です。安田君は退学処分を受けた京大生への職員による排除をみて、「大学はおかしい」「ストライキは正しいのではないのか」と思って闘い始めた学生です。どちらも、今回の衆議院選挙では斎藤いくま全学連委員長とともに闘った学生であり、暴力に屈せず、仲間のために闘う学生です。全国の労働者・学生の皆さん。完全黙秘・非転向で闘う2人を今すぐ取り戻しましょう。
 11・5全国労働者総決起集会は韓国の民主労総、アメリカのILWU、ドイツのGDLを先頭とした全世界の労働者と日本の労働者が国際連帯を強め、戦争を止める集会として成功しました。集会はトランプの訪日、そして安倍とトランプの戦争会談を直撃しました。
 52年目を迎える三里塚の闘いは市東さんや萩原さんに引き継がれ、戦争を止めています。第3滑走路に反対して立ち上がる地域住民とともに、新たに三里塚は発展しようとしています。農地を守ることは、誇りを譲らないことです。戦争を進める安倍政権に対して、闘っている農民の姿をぜひ見に来てください。援農に入り三里塚の息吹を感じてください。
 11月20日には耕作権裁判が行われます。全力で駆けつけましょう!

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