全学連三里塚現地行動隊日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 仲間を奪還したぞ 京大で連日の闘い 全学連三里塚現地行動隊 二川 光

週刊『三里塚』02頁(0980号02面02)(2017/11/27)


全学連三里塚現地行動隊日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 仲間を奪還したぞ
 京大で連日の闘い
 全学連三里塚現地行動隊 二川 光

(写真 弾圧粉砕集会で笑顔はじける安田君【右】と阿津君【17日 京都市】)

(写真 キャンパス集会に熱い支持と注目が集まった【11月15日 京都大】)


 11月下旬、今季一番の冷え込みになっています。畑には霜が降り、息が白くなるほど外が寒いです。畑では大根やカブが寒さに負けず大きく育っています。風邪を引かないよう、皆さんも寒さ対策をして毎日頑張りましょう。
 京都大学当局に「公務執行妨害」をデッチ上げられて逮捕されていた安田淳敏君、阿津良典君を11月17日に取り戻しました。京都市内での1千筆を超える署名と、全国からの多くの支援と連帯、そして街頭やキャンパスでの労働者・学生の決起が原動力になりました。
 街頭では、60年・70年の安保闘争を闘った世代や、市内の学生、修学旅行中の高校生や仕事から家に帰る労働者が、年代を問わず訴えを聞き、署名に応じてくれました。多くの人が「共謀罪の先取りが大学で起きている」「戦前の滝川事件(1933年京都帝国大学教授で刑法学者の滝川幸辰を文部省が一方的に休職処分にした事件。『刑法読本』の内容が危険思想であるとの理由で問題とされた)や京都学連事件(1925年末から京都大学や同志社大学でマルクス主義の研究サークルが弾圧・粛清された事件で、初めて治安維持法が適用された)のようなことが始まろうとしている」という危機感を話してくれました。
 11月8日の勾留理由開示公判と京都地方裁判所を一周するデモでは京都地裁を追い詰めました。裁判の中で「山極寿一総長の責任で逮捕した」ということが明らかになりました。職員の「公務(学生への暴力)」も山極総長の下で行われているのです。戦争反対と叫びながら、警察と癒着して学生を不当に逮捕し、立て看板やビラまきなどの表現活動や「言論の自由」を弾圧する。そんな大学に未来はありません。
 連日のキャンパス展開でも、総長体制に怒る京大生との団結を生み出しました! 11月15日には昼に京都大学の正門で集会を行い、夜に京都市内で集会とデモを行いました。昼休みのキャンパスでは初参加の学生がマイクを握って発言したり、夜には多くの飛び入りがありました。京大のデタラメさと不正義性に怒る多くの京大生や労働者との結合が、弾圧をはね返す大きな力になりました。労働者や農民が52年間、闘い続けている三里塚闘争のように「闘えば勝てる」ことをキャンパスや職場で証明していきましょう!
 市東さんの農地死守の闘いは、NAAや安倍政権を追い詰めています。朝鮮半島に対する侵略戦争が成田空港を軍事空港化させようとしています。奪われたものを奪い返し、成田空港の建設を阻み続けている、市東さんを先頭とした反対同盟とともに団結しましょう。12月12日には今年最後の裁判闘争である団結街道裁判が千葉地裁で13時半から行われます。ともに勝利しましょう!

このエントリーをはてなブックマークに追加