ピンスポット 〝明日もこの地を耕し続ける〟 市東さん決意表す 「反対する会」シンポジウム

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週刊『三里塚』02頁(0981号01面06)(2017/12/11)


ピンスポット
 〝明日もこの地を耕し続ける〟
 市東さん決意表す
 「反対する会」シンポジウム


 11月23日、文京区民センターで開かれた「市東さんの農地取り上げに反対する会」主催のシンポジウムに参加した。
 第1部の「憲法と農業──農民の人権は守られているか」と題した、憲法学の内藤光博教授(専修大学)の講演は、市東孝雄さんへの農地明け渡し強制執行が基本的人権の根源的否定・侵害であることを明らかにし、「農業・営農権は憲法上の基本的人権として位置付けられるべき」との意欲的な提起がなされた。さらに講演を受けての鼎談が行われた。
 「緊迫の成田!----強制的手段による農地取り上げは許されない」と銘打った第2部では、基調報告、弁護団報告に続いて市東さんが発言(写真)。「裁判長は早く裁判を終わらせたがっていますが、絶対に認められません。この裁判は勝てる裁判です。それには皆さんの力が必要です。私は自然体で一日でも長く天神峰で農業を続けていきます」と訴えた。
 シンポは、農地を守る「決起集会」となった。市東さんは「あらためて、百姓なめんなよ!という気持ちで頑張ろうと思った」と感想を述べている。ともに強制執行阻止に臨む気持ちを新たにした。
(神部俊夫)

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