全学連三里塚現地行動隊日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 京大の闘いと共に 全学連三里塚現地行動隊 二川光

週刊『三里塚』02頁(0995号02面02)(2018/07/09)


全学連三里塚現地行動隊日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 京大の闘いと共に
 全学連三里塚現地行動隊 二川光

(写真 7・1集会で韓国鉄道労組パクソンスさんと握手する北原さん【右】)

(写真 モロッコインゲンを計量する作業を手伝う全学連行動隊の二川君)


 7月1日、江戸川区総合文化センターで開催された「国鉄闘争全国運動全国集会」に参加しました。秋の臨時国会で9条改憲と国会発議を狙う安倍政権と対決して、改憲阻止の運動をつくろうとさまざまな労働組合が登壇、反対同盟も連帯のあいさつを行いました。
 JRに対し解雇撤回で闘っている動労千葉はじめ、鉄道民営化に反対し闘う韓国・鉄道労組ソウル地方本部本部長のパクソンスさん、「君が代」不起立で停職6カ月の処分を受けながらも2015年に東京高裁の判決で逆転勝訴した根津公子さんなどが発言しました。
 動労千葉の田中康宏委員長は、「働き方改革関連法を強行採決したが闘いはこれからだ」とし、「安倍は労働運動を壊滅するため、御用労組すら解体しようとしている。職場で闘う労働組合を甦らせ、誰もが予想していなかった韓国でパククネ政権を打倒したロウソク革命の発展を作り出す闘いを日本でも実現しよう」と訴えました。

新執行部樹立へ

 学生も今京都大学を中心に、安倍政権打倒に向けた挑戦を開始しています。7月2日から京大同学会中執予備選挙が行われます。2012年の再建から6年、京大当局による非公認化や処分などを打ち破って新たな執行部を樹立する闘いです。
 昨年10月、後期授業が始まるやいなや、放学処分者ら12人の「学外者」入構禁止を決定し、数日後には全学連副委員長の安田淳敏君ら3人に徴戒処分審査を通知してきました。自治破壊に公然と抗議した仲間を次々と処分して、全学生を黙らせようとしていました。しかし、安田君は即座に「処分には絶対に屈しない」と宣言し、徹底抗戦を表明。すると京大当局は、京都府警に安田君ら2人を逮捕させます。この卑劣な弾圧に京大生は怒り、不起訴釈放で取り戻しました。こうした激しい攻防の中で、京大当局は立て看板規制や吉田寮への廃寮通告を12月に発表したのです。
 しかし、学生全体の自治をつぶすことに京大生は広範な怒りを爆発させています。
 今年5月1日からの新たな立て看板規制の実施日以降、撤去されてもどんどん増えていく立て看板。1回生を中心に多くの学生が「自分たちは何を目指しているのか?」「本当の敵は誰なのか?」と考え始めました。表現の自由を奪い外への侵略戦争、内への階級戦争に学生を動員しようとする大学を学生の手に取り戻すことが必要です。「立て看板問題」は京大だけではなく東大生とつながるほど波及力をもって運動の広がりを作っています。
 7月同学会選挙に勝利し、9月全学連大会の大結集をかちとろう!

三里塚闘争52年

 三里塚もあらためて原点に立ち返り闘いを広げるときだと思います。そもそも成田空港はどういう目的で造られたのか。戦争を経験した農民が「軍事空港阻止」を掲げて空港建設に反対し、ベトナム戦争に加担する政権に反対して闘う学生や労働者とつながり、反戦の闘いとして発展してきました。体を張って闘ってきた52年間の蓄積を発揮し、カネで裏切ってきた連中と今こそ決着をつけよう! 全国の労働者・学生は7・17請求異議裁判に集まろう。

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