10・14三里塚総決起集会へ 反対同盟が全国に招請状

週刊『三里塚』02頁(0999号01面02)(2018/09/10)


10・14三里塚総決起集会へ
 反対同盟が全国に招請状


 反対同盟は10・14全国総決起集会への結集を呼びかける招請状を全国に発した。この呼びかけに応え、大結集しよう。
     ◇
 全国の仲間の皆さん。三里塚芝山連合空港反対同盟は来る10月14日(日)、「市東さんの農地を守ろう! 空港機能強化粉砕! 改憲阻止・安倍政権打倒!」を掲げて全国総決起集会を開催します。
 三里塚闘争は今、決戦の秋(とき)を迎えています。
 用地内反対同盟・市東孝雄さんの農地取り上げをめぐっては、一昨年、最高裁判決の執行を差し止める請求異議裁判を開始させました。一年をこえる法廷闘争は、反対同盟・弁護団の粘り強い闘いと署名をはじめとした全国の皆さんの多大な協力によるものです。請求異議裁判は、9月27日で結審となり年内判決がもくろまれています。10・14全国総決起集会の大結集の力で何としても勝利判決を勝ち取り、絶対に強制収用を止めましょう。
 「成田空港機能強化案」の攻撃に対して、空港周辺住民の怒りが高まっています。国、県、地元首長、NAAの四者協議会合意は、騒音下住民の生活を踏みにじるものです。反対同盟は、新たな住民組織をつくり怒りの声をあげて立ち上がる周辺住民と連帯して闘います。1240戸の移転を強制する第3滑走路計画は、軍事空港建設そのものです。反戦・反基地の闘いとして機能強化案を阻止しましょう。
 攻防の背景にあるのは、資本主義の行きづまり、第2次大戦前夜と同じ時代へ向かう情勢です。アメリカ・トランプは、「アメリカ第一主義」でむき出しの保護主義と貿易戦争に踏み込みました。これに存亡の危機を深める安倍政権は、労働法制を改悪し、農業と地方を切り捨て、改憲・戦争に突き進んでいます。今秋改憲案の国会提出・発議、来春国民投票の策動を許してはなりません。
 三里塚闘争は、安倍政権の戦争・改憲攻撃と真っ向から対決しています。市東さんの強制収用阻止の闘いは、戦争のための土地徴発・国内体制作りを打ち破る闘いです。
 三里塚は、国策・国益に対して「絶対反対」「実力闘争」をもって労働者人民の大義を貫いてきました。韓国「ロウソク革命」は、首都ソウルに100万を超える労働者市民が結集し、パククネを監獄に叩き込みました。同じことは日本でもできます。地軸を揺るがす大結集を三里塚の大地からつくり上げましょう。動労千葉をはじめとした闘う労働組合、「帰還」強制攻撃と闘う福島、辺野古新基地建設と闘う沖縄とともに三里塚は、改憲阻止の決戦の先頭に立ちます。
 10・14集会にこれまでをこえる全力の参加をお願いします。
2018年9月3日
三里塚芝山連合空港反対同盟

------------------------------------------------------------
市東さんの農地を守ろう! 空港機能強化
粉砕! 改憲阻止・安倍政権打倒!
10・14全国総決起集会
【日時】10月14日(日)正午
【会場】成田市東峰・萩原富夫さん宅畑
(市東孝雄さん宅南側80㍍)
【主催】三里塚芝山連合空港反対同盟
(連絡先)成田市天神峰63 市東孝雄方
      ℡0476(35)0087

■京成成田駅前から会場までのマイクロバスを用意します。
 11時20分発→11時40分到着予定
■車の場合は、カーナビで成田市天神峰63と入力してください。

このエントリーをはてなブックマークに追加