11・4労働者総決起集会 4800人が改憲阻止誓う 反対同盟、「農地死守」の決意

週刊『三里塚』02頁(1003号01面02)(2018/11/12)


11・4労働者総決起集会
 4800人が改憲阻止誓う
 反対同盟、「農地死守」の決意

(写真 4800人が団結ガンバローを三唱【11月4日 東京・日比谷野音】)


 11月4日、全国労働者総決起集会/改憲阻止!1万人大行進が東京・日比谷野外音楽堂で開催され、4800人が結集し、大成功した。全発言をとおして、「ストップ9条改憲発議! 労働大改悪・総非正規職化と闘おう! 国鉄1047名解雇撤回! 第3の分割・民営化攻撃粉砕! 改憲・戦争に向けた労組破壊を許すな! 連帯労組関西生コン支部弾圧をはね返そう!」のスローガンは、労働者の生き生きとした闘いが各地で始まっていることを示した。
 動労千葉の田中康宏委員長は、①改憲・戦争反対に人生をかけて立ち上がること、②労働者のおかれた過酷な状況に対し職場から声をあげること、③新自由主義がもたらした社会崩壊に対し具体的闘いをやる、という3つの方向で労働運動再生をかちとることを訴えた。「関西地区生コン支部への弾圧を許さない」決議を採択。港合同の木下浩平執行委員は来年通常国会までの半年間無数の運動体を組織しようとのアピールを提起した。
 11月ゼネスト総力闘争へ進む韓国・民主労総ソウル地域本部の26人の訪日団や台湾の労働者をはじめ、東アジアと世界の労働者階級の感動的な国際連帯を実現した。集会後、警察権力と右翼の妨害をはねのけ、銀座デモを貫徹した。

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強制執行止める
 東峰 萩原富夫さん

 三里塚闘争は52年間、国家権力による空港建設と闘い、機動隊の暴力を跳ね返し、現地で闘いぬいています。その勝利の成果として、私たちは今でも敷地内で有機農業を行い、労働者のみなさんに安全な野菜を届けて生活をしています。追いつめられた空港会社と国土交通省は見せしめのために市東孝雄さんの農地を奪い、追い出そうとしています。12年前から裁判にかけて農地を奪おうとしています。これと全力で闘いぬいてまいりました。いよいよその強制執行を止めるために私たちが起こした判決が12月20日に下ろされようとしています。ここで絶対に強制執行を止める判決をかちとる。どんなにひどい裁判所であっても、沖縄、福島、命を守るために絶対あきらめない。裁判を実力闘争として、私たちの正義を貫きます。

最後の勝利まで
 天神峰 市東孝雄さん

(写真 力強く決意を述べる市東孝雄さん)

 私と反対同盟はここに集まられたみなさんとの団結の力で、最後の勝利まで闘い続けますので、どうかよろしくお願いいたします。

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