団結街道

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週刊『三里塚』02頁(1008号01面05)(2019/01/28)


団結街道


 仕事の関係で、インフルエンザが蔓延していた都内某所に立ち入らざるを得ず、筆者も感染した▼病院に行くと「この熱と流行具合から言ってインフルエンザですね」と、手際よく新薬ゾフルーザを処方された。一度飲めば24時間でウイルスは死滅し、不検出となるそうだ。「5日間は外に出ないでください」とも言われたが、翌日にはほぼ回復した▼そもそも被害者のはずなのだが、感染した瞬間に今度は加害者(となる可能性がある)として5日間も隔離され、非難の対象となることに違和感を覚えた▼ゾンビに噛まれた被害者が今度はゾンビとなって加害者となる。ゾンビにならないためにはゾンビを隔離するしかない。その理屈はわかるのだが、何か腑に落ちない▼もし、感染したことが罪ならば、うつすことは罪にはならないのではないか。逆に、うつすことが罪なら、感染したことは無罪ではないか。感染したことも、うつすことも罪だと断罪されるのはとても理不尽な気がするのだ。真の敵が見えないと、目の前の「敵」を攻撃することが正当化される。排外主義にも似た眼差しを投げかけられる嫌な感じとでも言えるだろうか▼インフルエンザの発生原因を特定し根絶することは困難かもしれないが、帝国主義侵略戦争の原因は明瞭だ。「革命的祖国敗北主義」、「侵略を内乱へ」。2019年こそ、自国政府打倒の労働者国際連帯で戦争の根絶を勝ち取ろう。
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