反対同盟が執行停止へ訴え 400万円カンパ集めよう

週刊『三里塚』02頁(1009号01面05)(2019/02/11)


反対同盟が執行停止へ訴え
 400万円カンパ集めよう


 全国の闘う仲間の皆さん、三里塚に心を寄せる皆さん。
 2019年は、紛れもなく市東さんの農地取り上げ強制執行阻止をめぐる決戦の年です。私たちは、この決戦を闘いぬくために、1月13日の団結旗開きで「400万円カンパ運動」を提起致しました。あらためてカンパへのご協力を心より訴えます。
 昨年12月20日、請求異議裁判で千葉地裁民事第5部の高瀬順久裁判長は、市東孝雄さんの農地取り上げ強制執行を認める不当判決を下しました。しかも、高瀬自身がつけていた強制執行停止の仮処分決定についても取り消しました。
 そこで市東さんと弁護団は「急迫の事情」を理由とした新たな執行停止の申し立てを千葉地裁に提出しました。千葉地裁はこれを認め、当面の執行停止は勝ちとりましたが、250万円の担保金を条件としてきたのです。
 市東さんと弁護団は判決当日に控訴し、裁判は東京高裁に場を移しました。上記の担保金に加えて、高裁で闘うための裁判費用の確保が早急に必要です。その一方で、今後の展開は1ミリの予断も許されません。早期結審、あるいは執行停止の取り消しから、いつでも現地実力闘争の臨戦態勢に入る構えも必要です。
 400万円カンパは裁判闘争と決戦体制構築のために欠かすことのできない資金です。
 いずれにしても、攻防が加速することは明らかであり、事は急を要しますので、3月31日の全国集会を目途として400万円を集めきりたいと思います。
 市東さんは旗開きで、不当判決への怒りをこめて「何があろうとも、私は天神峰の地で生きていく」と宣言し、揺るぎない決意を明らかにしました。
 戦争・改憲へと向かう安倍政権の労働組合弾圧や強権発動を許さず、沖縄や福島とともに「国策」と対決して世の中を変えていくために、私たちは何が何でも市東さんの農地を守り抜く決意です。ぜひ、力をお貸し下さい。
 皆さんのご協力をお願い申し上げます。
2019年1月29日

【カンパの送り先】
〈郵便振替〉00130―0―562987 三里塚芝山連合空港反対同盟
〈銀行口座〉みずほ銀行成田支店
 普通預金2074135 イトウノブハル

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