「さようなら原発」に1万人 反対同盟がカンパを呼びかけ

週刊『三里塚』02頁(1013号02面01)(2019/04/08)


「さようなら原発」に1万人
 反対同盟がカンパを呼びかけ

(写真 カンパを集める伊藤信晴さん)

(写真 石川一雄さんのお連れ合いである早智子さんと交流する太郎良陽一さん【3月21日 東京・代々木公園】)


 3月21日、東京・代々木公園で「さようなら原発全国集会」が開かれ、約1万人が参加した。
 反対同盟と支援連は集まってくる人びとにカラービラを配布して3・31三里塚全国集会の参加を呼びかけ、400万円カンパの協力を訴えた。
 朝からの雨模様で出足は鈍かったが、天候の回復とともに会場へ向かう人の流れが増え、「原発反対」を掲げた反対同盟のぼり旗の下、次々とビラが手渡されていった。
 太郎良陽一さんは会場内に設置されたブースをひとつひとつ訪ね歩いてあいさつし、伊藤信晴さんはカンパ箱を抱えて信号待ちをする集会参加者にカンパを呼びかけた。木内敦子さんもビラまきに加わり、全体で1800枚ほどのビラを配布した。
 400万円カンパの訴えは、その場での協力要請に加えて、この日のためにつくったリーフレットと振込用紙をカラービラと一緒に配布して呼びかけを行った。この日、現場では2万円近いカンパが寄せられたが、さらに数日後、集会参加者であろうカンパの振り込みが何件も届いた。
 3・31全国集会を目途として呼びかけられた400万円カンパは、集会当日にも寄せられ、目標の半分を超すに至った。
 強制執行停止のための高額な担保金は、裁判闘争つぶしであり、市東さんと反対同盟の闘いをカネの圧力でつぶそうというものだ。空港会社が被る不利益など何もないのに、控訴審を闘い続ける間の執行停止に計350万円の担保金などあまりにも不当だ。とりわけ控訴審手続きが始まるまでの空白期間を埋める執行停止は、わずか2カ月あまりのために250万円の担保金を条件としてきた。こんなデタラメな圧力に屈するわけにはいかない。400万円カンパを集めきろう。

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