ピンスポット 東京入管包囲デモに150人 収容者激励し交歓 特定技能は新奴隷制度だ

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週刊『三里塚』02頁(1019号01面05)(2019/07/08)


ピンスポット
 東京入管包囲デモに150人
 収容者激励し交歓
 特定技能は新奴隷制度だ


 世界難民デーの6月20日、「特定技能は新たな奴隷制度だ!」と訴え東京入管へデモが行われた。150人が東京入管を包囲し、待遇の劣悪化を弾劾するとともに収容者を激励し交歓した。(写真
 外登法・入管法と民族差別を撃つ全国実行委員会、合同・一般労組全国協議会、東京労組交流センターの共催で、午後6時半すぎ、JR品川駅港南口近くの東八ツ山公園で集会、デモに出発。
 東京入管のビルに近づくにつれて、「腹いっぱい食わせろ」のシュプレヒコールに力が入る。4月1日の出入国在留管理庁新設に伴い「東京出入国在留管理局」となった東京入管では、食事の予算を削って、肉魚類を食べさせなくなった。まともな食事を出さないのは、収容者にとっては命の維持にかかわる事態だ。5年の長期収容者もいる。
 デモ終了後、牛久入管収容所問題を考える会の田中喜美子さんが、牛久では長期収容に抗議し20人以上もの収容者がハンストに入っていることなどを報告、支援の拡大を訴えた。面会活動をしている学生団体や市東孝雄さんを支援する女性などの新参加者の顔ぶれに、新鮮さと闘いの広がりを実感した。

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