関生支部弾圧に反撃を 東京集会 熱い連帯表明続く

週刊『三里塚』02頁(1026号01面04)(2019/10/28)


関生支部弾圧に反撃を
 東京集会 熱い連帯表明続く

(写真 弾圧への怒りがあふれた集会【14日 東京】)

(写真 右から木下さん、西山さん、吉本さん、反対同盟の伊藤信晴さん)


 10月14日、「関西地区生コン支部への弾圧を許さない!東京集会」が曳舟文化センターで開かれた。
 東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会書記長の吉本伸幸さんが開会あいさつに立ち、「関生支部への弾圧は、われわれすべての労働者、労組にかけられた攻撃だ」と連帯闘争に立つ決意を表明した。
 全員の熱い拍手の中、全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部を代表して執行委員の西山直洋さんが発言した。関生支部の正当な組合活動を大阪府警、滋賀県警が「恐喝」などとでっち上げた弾圧での、自らの逮捕・拘留経験を生々しく語り、弾圧を全力で打ち破る不屈の闘志をたたきつけた。
 労働社会学者で元昭和女子大学教授の木下武男さんが「関西生コン支部の運動と弾圧の背景」と題して講演を行った。1950年代に電産、全自という二つの産業別組合が、激しい闘争の末に壊滅させられた。木下さんは、こうした弾圧攻撃を解説しながら、企業の枠をこえた産業別統一闘争を「統一司令部」としてリードしてきた関生支部の重要な位置を明らかにした。そして「関西生コン方式」の全産業化・全国化による反撃で、凶暴な弾圧を打ち破り勝利することを訴えた。
 武内更一弁護士が、安倍政権の改憲策動と弾圧との一体性を解き明かし、「労組の実力行使が労働者の権利を守る」と断言した。
 今も獄中に囚われる武建一委員長の半生を描いたドキュメンタリー映画「棘(とげ)」の完成が報告され、11月の上映会が告知された。
 連帯のあいさつとして、ス労自主労組、動労千葉、日本機械工業労組が発言し、さらに壇上に並んだ青年労働者たちが横断幕を掲げて弾圧粉砕の決意を表した。
 最後に鈴コン闘争支援・連帯共闘会議呼びかけ人代表の花輪不二男さんが「兄弟組合への攻撃をだまって見過ごすわけにいかない。必ず勝つ!」と宣言し、参加者全員で団結ガンバローを三唱した。

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