ピンスポット 新型肺炎で中国路線運休相次ぐ LCC誘致が破綻 成田「50万回化」はペテン

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週刊『三里塚』02頁(1034号01面06)(2020/02/24)


ピンスポット
 新型肺炎で中国路線運休相次ぐ
 LCC誘致が破綻
 成田「50万回化」はペテン

(写真 武漢から成田空港に到着した中国人)

 新型ウィルスによる肺炎で航空会社は、中国便を運休・削減している。1月20日時点の前年比で約60%減、2月はさらに拡大している。米国航空会社は、中国路線を4月下旬まで運休に入った。日航・全日空では、そこまで全面的ではないが、武漢線はもとより、北京線も3月28日まで運休する。さらに、日航は上海便、全日空は広州、成都、杭州、瀋陽線。また、LCCも同じで、ジェットスター、春秋航空、ピーチなども運休だ。
 これに打撃を受けるのは、NAAだ。新たな路線であった中国東方航空の成田=昆明線の2月開始は、延期となった。ジェットスターの成田=上海線は、1月に増便し、どちらもNAAのLCC誘致の成功と喧伝していたものだ。田村明比古NAA社長のLCC誘致の要は、中国の地方都市を結ぶ路線の獲得だ。成田空港は、そのハブとしての働きによって収益を獲得し、国際空港の没落を糊塗しようとするのが田村の延命策だ。これが、はやくも破綻した。そもそも、成田50万回化は、空港を拡張するためのみの論であり、ペテン性は隠すことはできない。嘘で住民を犠牲にするNAA田村を弾劾しよう。
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