全学連三里塚現地行動隊日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 8・6広島反戦闘争へ 樫の木まつりを準備 全学連三里塚現地行動隊 二川 光

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週刊『三里塚』02頁(1044号02面04)(2020/07/27)


全学連三里塚現地行動隊日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 8・6広島反戦闘争へ
 樫の木まつりを準備
 全学連三里塚現地行動隊 二川 光

(写真 景品が当たりどや顔の全学連の仲間【12日】)

 7月は野菜の成長も早く、今週からトウモロコシだけでなくトマトなどの夏野菜がコンテナに入っています。
 例年であれば7月中旬に梅雨明けしていますが、全国各地でもまだ明けてはいません。本来は梅雨明けすれば暑くなりますが、外出先でもマスクをつけることで蒸し暑くなっています。コロナによって例年にはない状況ですが、乗り切っていきましょう。
 7月12日の天神峰樫の木まつりでは集会準備を行いました。集会準備として題字を用意したり、必要な机や椅子を出したり、テントを張りました。集会準備が終わってデモに行くために南台の畑に行き思ったことは、B滑走路が閉鎖している中、空港ができる前のような航空機が飛ばない状況で共に声を上げたことは貴重な経験だということです。
 例年の樫の木まつりは飲食を行い、大いに交流する場でしたが、例年とは違いコロナの影響で麦茶とスイカだけになりましたが参加者は満足していたと思います。
 交流会の最初に萩原富夫さんが言っていた「飛行機利用者が激減し、『空港廃港』のスローガンがついに現実のものとなろうとしている」という言葉は私たちの粘り強い闘いの成果だと思います。コロナ禍であっても140人の方が集まったことに示されています。今後もっと大きな力になると思います。
 空港会社は7月22日にB滑走路を再開し、第3滑走路建設などの空港機能強化策を推し進めようとしています。
 今回の天神峰樫の木まつりは空港会社による巻き返しを阻止するための行動であり、廃港の現実性を可能にするための行動だと実感しました。
 7月18日に行われた動労千葉の労働学校では、『「働き方改革」の虚妄』というテーマで山本志都弁護士が講演しました。山本弁護士はレジュメと資料を使いながら、働き方改革関連法での雇用規制破壊の狙いを話していました。
 その中でも衝撃だったのは『労働者性のはく奪〜「柔軟な働き方」』という内容です。コロナによって推進されてきた在宅やサテライトオフィスなどのテレワーク、労働者が固定の職種に縛られないようにするための雇用形態として兼業や副業を推進していることの影響です。
 配車アプリのウーバーや名ばかり事業主、コンビニなどのフランチャイズオーナーなどの問題点を説明しました。労働者でなくなることの危険性として定期収入が得られなくなること、労働時間を自己責任で管理すること、労働者を保護する各種保険に入れなくなることを問題点として挙げていました。山本弁護士はこの現実に対し労働組合の力を示そうと強調しました。
 コロナによって起きている医療崩壊は新自由主義の矛盾を暴き出しました。今こそストライキができる労働運動を作り、コロナによって生きられない状況を共に変えていきましょう。被爆75周年の8・6ヒロシマ―8・9ナガサキ反戦反核闘争に共に立ち上がりましょう!
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