大地の響き 投稿コーナー 千葉刑は全員釈放を 迎賓館・横田裁判の完全無罪をかちとる会 内藤雄二

投稿日:

週刊『三里塚』02頁(1059号02面06)(2021/03/08)


大地の響き 投稿コーナー
 千葉刑は全員釈放を
 迎賓館・横田裁判の完全無罪をかちとる会 内藤雄二

(写真 コロナ感染の大クラスターが発生した千葉刑務所の全受刑者を直ちに釈放することを求め抗議行動に立った【2月24日】)

 2月4日の横浜刑務所への申し入れ行動に続いて、24日、千葉刑務所に対してコロナ対策の徹底と全員の釈放を求める申し入れ行動を行いました。救援連絡センターの呼びかけに各救援団体と三里塚現闘が応え、15人が集まりました。
 千葉刑務所はすべての門を閉鎖し、重警備体制を敷いていましたが、登場した庶務課長姫田某は終始平身低頭で、いかに法務省・刑務所当局が社会的に追い詰められているかを如実にさらけ出していました。この間の、新聞報道にも戦々恐々としていたのではないでしょうか。申し入れが始まる前には、敷地内での撮影は禁止だとか、ウロウロするのはやめろだの高飛車な態度をとっていた警備官たちが、力関係が変わった最後頃にはシュプレヒコールや写真撮影に何も言えず、うつむくばかりだったのが印象的でした。まさに闘えば、変えられるのです。
 今回の行動の直接的な契機は、横浜刑務所に在監している須賀武敏さんのコロナクラスター状況下での処遇実態のリアルな告発によって、あらためて受刑者・被収容者の命の問題が突き付けられたということです。菅政権・法務省・収容施設当局が被収容者の命と人権をないがしろにしている現状に対する怒りで当局を追及しました。
 日本の刑事施設、入管施設などで、新型コロナウイルス感染が発生・拡大し、被収容者の命が危険にさらされています。横浜刑務所では106人が感染するという大クラスターが発生しましたが、千葉刑務所でも、それに次ぐ93人の大クラスターです。東京入管収容所でも66人が感染しています(2月27日現在)。
 私たちの核心的要求は「すべての受刑者の釈放を」です。当局はクラスターの責任を取り、在所するすべての人のPCR検査を実施し、感染していない人は釈放すべきです。また、私たちは、「五輪どころではない、感染受刑者のために選手村を開放せよ、関連予算のすべてを労働者民衆の休業補償、生活補償、コロナ感染対策に回せ」と要求しています。さらなる追撃を行いましょう!
このエントリーをはてなブックマークに追加