動労千葉 ワンマン導入阻止を 館山でスト貫徹集会

週刊『三里塚』02頁(1060号02面04)(2021/03/22)


動労千葉
 ワンマン導入阻止を
 館山でスト貫徹集会

(写真 館山での熱気あふれるスト貫徹集会【3月13日】)

 3月12〜14日、動労千葉はワンマン運転導入阻止を掲げて48時間のストライキに立ち上がり、13日「3月ダイ改―ワンマン運転拡大反対! ローカル線、地域と安全を切り捨てるな! 障害者の『交通権』守れ! 運転士を駅に配転するな! 業務外注化反対!」を掲げ、動労千葉総決起集会が館山商工会議所ホールで開かれました。動労千葉組合員・家族・OB、ローカル線の切り捨てに反対する内房・外房の住民、動労千葉を支援する会など130名あまりが参加しました。
 関委員長の主催者あいさつ、川崎書記長の闘いの課題の提起、スト突入支部の木更津、鴨川、佐倉、千葉転支部の報告と決意の表明、内房・外房の守る会からの来賓のあいさつが続きました。内房線の会代表の松苗さんのワンマン化問題を鋭く突く腹話術が披露され、盛り上がりました。
 さらに、動労千葉からCTSの組合員の職場報告と新たに動労千葉に結集した組合員の紹介とあいさつ、貨物職場からの訴えなど、支援する会の山本事務局長の連帯のあいさつがありました。
 3月のダイ改でJR東日本は千葉支社管内では内房線、外房線、鹿島線にワンマン運転を導入しました。そして、内房線は君津以南、外房線は上総一ノ宮以南がワンマン化され、そのため君津や上総一ノ宮で列車の運行は分断され、千葉への直通列車は3分の1へと大幅に削減されました。途中駅での乗り換えは、特に障害を持つ人には深刻な問題になります。
 また、事故や車両故障、災害時に、運転士1人で対応しなければならず、これらの事態が起きた時、列車の安全を確保しつつ、乗客への対応をするのは困難です。
 地元沿線住民は、地方切り捨てに等しいワンマン化に対し署名行動を取り組み、10日にはJRに対する申し入れ、署名提出行動を行いました。
 ここで、諦めたら、ワンマン化はさらに拡大されていく。「ワンマン化は導入されたが、闘いはこれからだ!」集会の最後に、関委員長の「団結ガンバロー」で集会を終えました。
(動労千葉を支援する会・木更津 武山正美)
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