ピンスポット 外国人収容者を今すぐ解放せよ 東京入管へデモ エール交歓「必ず取り戻す」

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週刊『三里塚』02頁(1067号01面05)(2021/07/12)


ピンスポット
 外国人収容者を今すぐ解放せよ
 東京入管へデモ エール交歓「必ず取り戻す」


 6月20日、「世界難民デー東京入管包囲デモ」に約100人が集まった(写真)。全学連行動隊も闘った。
 昨年12月、国連難民高等弁務官事務所は難民や国内避難民の数が推計で8千万人を超え、過去最多となったと発表している。日本にも多くの難民申請者が訪れているが、成田や羽田に着き、難民申請をした途端、牛久や品川などの収容施設に収容される人も少なくない。
 日本政府が2019年に難民として認定した人数は、申請者10375人中44人。わずか0・4%。コロナで出入国が制限されていた昨年は申請者は3936人と激減したが、認定されたのは47人(1・1%)だった。
 さらに被収容者への人権侵害(超長期収容、必要な医療が受けられない、家族と引き裂かれる...)が横行している。名古屋入管に殺されたスリランカ人女性ウィシュマさんの悲劇を二度と繰り返させてはならない。
 怒りに燃えたデモ隊は、東京出入国在留管理局を2周し「入管解体!」を叫んだ。施設の窓から手を振り「ありがとう」と応える被収容者。全参加者は、入管法・入管体制粉砕を誓った。

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