3・11福島 反対同盟 伊藤信晴さんの発言 成田を侵略拠点にさせない

週刊『三里塚』02頁(1108号02面03)(2023/03/27)


3・11福島
 反対同盟 伊藤信晴さんの発言
 成田を侵略拠点にさせない

(写真 3・11福島集会で反対同盟が登壇)


 「ながすな汚染水!うごかすな原発!戦争阻止!すべての核と原発なくそう!」という本日の集会を必ず成功させることを決意しましょう。
 2月15〜16日の天神峰強制あ執行について私自身の感想をこの場で言わせていただきます。
 夜陰にまぎれ盗人のようにやつらは来ました。まさに泥棒です。若い学生の皆さんを先頭とした肉弾戦はその泥棒を捕まえるような勢いがありました。そうした気迫の中で、「農地死守・戦争反対」のコールが12時間以上続いたすさまじい闘いでした。機動隊を圧倒しぬき、朝の総括集会ではすべてのみなさんがやり切ったという充実感を持っていると感じました。
 やぐらの上では寒風が吹きすさぶ中、8時間以上闘い抜き、学生は戦意を喪失することなく権力に立ち向かい逮捕されました。この闘い全体を見るときに本当にわれわれが圧倒的に勝利した。
 成田空港会社の田村社長は記者会見でコメントをしています。「正当に認められた裁判所の手続きにしたがい、執行が終わったことに安堵している。その上で、一般論としてああいう方法で問題を解決するのではない方が望ましいとわかっている」と。だったら計画を断念し、反対同盟に謝罪し、執行をしなければよかったんです。
 だけどなぜそういうことができないのか。成田を中国侵略戦争に向けた軍事空港にしなければならないという使命があるからです。
 私たちは、切り開いた大きな地平の上で、これから軍事空港粉砕の闘いに入っていきます。
 空港には反対の人でも「国を守るにはしょうがない」と言う人もいます。そこを何としても突破しなければなりません。
 岸田政権による原発政策の大転換の中で、原発絶対反対を貫くのは非常に苦しいこともあろうと思います。しかし、強制執行との肉弾戦で感じた日帝の脆弱(ぜいじゃく)さ、機動隊の弱さをわれわれは確信しました。活路は必ずあると。
 私たちもここに集まったみなさんと共にこれからも闘い続けていくつもりです。
 26日、第3滑走路粉砕・騒音拡大許すなとの現地集会を行います。多くのみなさんが参加されることをお願いします。

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