団結街道

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週刊『三里塚』02頁(1118号01面05)(2023/08/28)


団結街道


 入稿前日、健康診断の結果が出たと病院から連絡があり、可及的速やかに診察を受けるよう促された。医師曰く「尿酸値が高く心筋梗塞の恐れがある。もし運転中に発症すれば他人を巻き込むことになる」と▼漫画『ハコヅメ』の「拳銃よりずっと殺傷能力の高い車。銃撃戦に挑む位の緊張感をもって運転しても罰は当たらない」のセリフが頭をよぎる。自分の体が凶器になる可能性を知り青ざめた▼その顔を見たからか、「ラーメンは週2回まで。酒は2本目からはプリン体カットか低カロリーのものを」と意外と優しいアドバイス。美味なプリン体摂取の主要因であるストレスの解消のためにも先日花火を見ていたのだが、一人では効果は薄かったようだ▼うん十年前のTDL。花火が上がるシンデレラ城前、夜のステージ。なぜか近くに保護者のいない幼い兄弟が必死にジャンプしてショーを見ようとしていた。ふびんに思った私の父がまず兄を抱っこ。兄は目を輝かせて喜び、すぐさま「弟にも」と自ら代わってあげていた。感動の喜びは家族や仲間と分かち合うことで倍加する▼前号の刷版後、びわ湖花火大会では目隠しフェンスが設置されたとのニュース。広島サミットで平和公園を囲ったフェンスと同様、資本とそれに群がる連中にとっての仲間とは誰なのか、目に見える形で示している。人民に囲まれフェンスだらけゆえに破綻寸前の成田空港の「悪夢」の再来は不可避だ。
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