新版・現闘員奮闘中!日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 拡張反対署名集めよう 現地に待望の雨 三里塚現地闘争本部員 平井雅也

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週刊『三里塚』02頁(1119号02面02)(2023/09/11)


新版・現闘員奮闘中!日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 拡張反対署名集めよう
 現地に待望の雨
 三里塚現地闘争本部員 平井雅也

(写真 一斉行動の朝、市東さんと萩原さん【8月27日】)


 草取り中にコオロギを見かけるようになるなど、秋の気配を感じることが増えてきました。
 東京では7月6日以来の連続真夏日が、60日間でようやく途切れたとか。東京でも真夏日ではなくなったその9月4日、三里塚では8月13日以来のまともな降雨となりました。予報どおりにちゃんと降ってくれて、ホントに良かったです。
 8月24日に行った萩原さん宅の稲刈りでは、田んぼがすっかり干上がりヒビ割れが走っていました。「いわゆる深んぼ」といつも書いてますけど、去年なんかも、膝まで沈んでしまうような機械が入れない所は手刈りで収穫したものでした。
 ところが今年は、地下足袋でも足元が濡れることはありませんでした。
 ただ、田んぼの代表的な雑草である稗(ひえ)が生い茂っていて、これを機械が入る前に刈っておくのが大変で、「ひえ〜」と悲鳴をあげながらの作業となりました。
 作柄は、心配していたほど悪くないようです。
 去年は、米袋を田んぼからトラックの所まで運ぶ作業で作柄を実感したものでしたが、今年は軽トラで田んぼに入れて楽に運べたので、作柄の実感があまりないまま済んでしまいました。
 畑の方も、4日の雨まで厳しい状況が続いてきました。夏野菜の終わりが早まるとともに、次の作付けもままならないという具合でした。
 市東さん宅の人参は、南台農地で作付けしたものは結局、ほとんど芽が出なかったため断念し、灌漑(かんがい)設備のある別の畑で8月27日に新たに作付けしました。こちらの畑に大根や葉物野菜も作付けし、人参とともに計画的に水を散布しています。
 南台農地など灌漑設備のない畑では、新たな作付けは難しく、いま植わっている里芋などの作物も、雨が降るまでじっと我慢です。
 こうした状況でも、雑草の勢いはとどまることがありません。9月1日の市東さん宅の援農では、草刈り機の「民代号」と、つる刈り機とも呼ばれている自走式草刈り機の「正雄号」が揃い踏みで出動しました。南台農地の畑周りの雑草を刈り、また収穫が終わってからしばらくそのままにしていたトウモロコシ畑の雑草を刈りました。ここのトウモロコシは最後までマルチをしたままであったので、掘り取り機を使ってマルチをはがし、畑を片付けました。
 10・8三里塚全国集会が一カ月後に迫ってきました。10・8に向けて、定例の一斉行動や支援連街宣、PRカーでの周辺情宣活動で、周辺住民への呼びかけ・アピールに力を入れています。
 京成成田駅前での街宣は、ほんの数人での少人数ながら週イチのペースで続けています。8月30日の街宣に参加しましたが、マイクアピールは2人で交代しながらという具合でした。10・8集会と成田空港の拡張に反対する新たな署名を呼びかけつつ、中身的には軍事空港建設・軍事利用を粉砕していく反戦闘争への決起を訴えることを核心に据えてアピールしました。「エッ!戦争起きるの?」って青年の反応があったそうです。
 2月の強制執行は、地元の成田でも知らない人は多いですし、成田の軍事利用の狙いはほとんど知られていないように思います。具体的な暴露が決定的です。残すところあと何回かの街宣で訴える内容を練り上げながら、署名でがっちりつながりたいと思います。10・8集会へ! そして日比谷野音の11・19全国労働者集会へ!

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