「市長尋問は法廷で」 ビデオリンク方式阻む 団結街道裁判

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週刊『三里塚』02頁(1124号02面02)(2023/11/27)


「市長尋問は法廷で」
 ビデオリンク方式阻む
 団結街道裁判

(写真  小泉一成成田市長)


 千葉地裁民事第3部(岡山忠広裁判長)で11月10日、団結街道裁判が開かれた。
 団結街道は、天神峰で営農する市東孝雄さんにとって、自宅と南台の耕作地を結ぶ日々の農作業に不可欠の道路だった。ところが成田市は、成田空港会社(NAA)の意を受けて廃道決定を下し、2010年6月に夜陰に乗じて暴力的に封鎖し、土地を格安でNAAに売り飛ばした。
 廃道決定の最高責任者である小泉一成市長を証人として法廷に呼ぶよう反対同盟顧問弁護団は要求し続けてきたが、被告(成田市、NAA)と裁判所は言を左右にして結論を先送りし、数年にわたり停滞。それが前回、小泉証人採用が決まったことで動き出した。だが、尋問方法について被告・成田市は、「法廷の静粛性が保たれるか懸念される」と難癖をつけ、ビデオリンク方式での所在尋問を求めていた。
 今回開廷早々、岡山裁判長はこの件について、「法廷に呼んで尋問を行う」との判断を明らかにした。当然の結論だ。公人としての市長が、法廷から遠く離れた場所にいてビデオを通じて受け答えするなどありえない。
 また前回、廃道に伴う「機能補償道路」の完成時期を明らかにするため裁判長は証人を出すよう市に求めていたが、代理人は「適切な証人はいない」とうそぶいた。
 次回期日は3月1日。そして次々回期日5月10日午後に、小泉成田市長への尋問が行われる。

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