北総の空の下で 耕作権裁判 反対尋問は敵の焦り

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週刊『三里塚』02頁(1124号02面08)(2023/11/27)


北総の空の下で
 耕作権裁判
 反対尋問は敵の焦り


 市東さんの南台農地をめぐる耕作権裁判が証人調べに入りました。11月13日は農地買収を担当していた元空港公団の法理哲二を予定していたので構えて臨みましたが出廷拒否。裁判所には10月中に伝わっていたことがわかり騒然となりました。しかし、もう1人の証人・橋本正次教授の証言が予想外の展開を見せました。空港会社の弁護人が2人がかりで反対尋問を試みて橋本教授に跳ね返されたのです。これまでいくつもの裁判を傍聴してきましたが、わが弁護団の熱弁に対して相手はだんまりを決め込み、判決で裁判官の救済を待つ展開でした。
 担当が突然齊藤裁判長に代わったのが今年
5月です。17年続いていまだ一審という超長期の裁判に決着をつけるべく登場した切り札と言っていいと思います。三里塚裁判に特別身構える風は無く、今年度内結審の日程から逆算して来年3月まで毎月法廷が組まれました。さらに争点になってきた耕作地の場所について、空港会社の証拠は「信用性が認められない」と却下。必死の反対尋問は空港会社の焦り故だと思いますが、齊藤裁判長は返す刀で市東さん側に耕作地特定の証拠を求めてきました。第1弾の橋本証言は圧勝、さらに50年も昔のことを掘り起こす必死の作業が続いており、当時から現地にいた者として私も関わっています。原告の唯一の証拠が崩れた以上この裁判自体成り立たないはずだと強く主張したいところですが、まずは法廷闘争を全力で。
北里一枝
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