12・18耕作権裁判へ 市東さんの南台農地守れ デモで地裁包囲し傍聴席埋めよう

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週刊『三里塚』02頁(1125号01面01)(2023/12/11)


12・18耕作権裁判へ
 市東さんの南台農地守れ
 デモで地裁包囲し傍聴席埋めよう

(写真 11・19労働者集会で団結ガンバロー三唱する反対同盟)

(写真 市東さん南台農地【A・B・C・Dが賃借地】)


 ウクライナ戦争の泥沼化、イスラエルによるガザ大虐殺の激化・拡大...戦後世界体制の崩壊が音を立てて進行する中、没落の一途をたどるアメリカ帝国主義はその巻き返しをかけて中国侵略戦争への衝動を募らせている。だが、日米安保同盟のさらなる強化=沖縄・南西諸島、日本本土の全面的基地化なしには戦争遂行は不可能だ。排外主義をあおりながら軍事演習を繰り返し、人民の反戦意識を変えようと躍起になっている岸田政権を今こそ打倒しよう。革命的祖国敗北主義の立場を貫く「反戦の砦(とりで)」として「成田軍事空港粉砕」を訴え「農地死守・実力闘争」で闘い続ける三里塚芝山連合空港反対同盟と共に闘おう。12月18日、千葉地裁で開かれる耕作権裁判に大結集し、戦争のための市東さん農地強奪阻止へ、裁判闘争勝利をもぎとろう!

不正を行ったのはNAA

 岸田政権の大軍拡、民間空港の整備拡充が進められようとしている最中、三里塚闘争の真価をかけ闘われている市東さんの南台農地をめぐる耕作権裁判が大詰めを迎えている。
 この裁判は、成田空港会社(NAA)が南台農地の一部(A・C・D)を市東さんが「不法耕作している」と決めつけ、2006年にその明け渡しを求め提訴したものだ。しかし、市東家は祖父の市太郎さんの代である1921年頃から南台41番の「A・B」の土地を地主・藤﨑から借りて耕してきたのだ。
 商業新聞でいきなり「不法耕作の男」と書かれた市東さんの屈辱、汚名を何としても晴らさなければならない。この裁判で反対同盟顧問弁護団を先頭に、NAAによる卑劣な証拠偽造、文書隠しを追及し、追い詰めてきた。一審・千葉地裁ですでに17年超の長期裁判となっているのは、NAAが賃借地の位置特定の誤りを認めず、裁判所の求める文書提出命令にも応じていないからだ。
 NAAは1988年に市東東市さんと地主・藤﨑との間で交わしたとされる「同意書」「境界確認書」をもとに、市東さんの耕作場所は「BとE1」と確定されたとする。しかし、この2文書はいつ誰がどのようにして作成したものなのか不明だ。NAAは文書作成に関する報告書など関連文書は一切ないと言い張り、裁判所の提出命令にも従わず、東市さんの署名と印鑑があるからいいのだと強弁してきた。
 しかし、日本筆跡鑑定協会会長の鑑定によればその署名は偽造されたもの。印鑑についても、陰影の欠けた部分が時間の経過に反して伸びているなど偽造されたものであることは明らかであった。
 今年5月から配属された齊藤裁判長は、この2文書について「証拠能力はない」と判断したが、NAAの訴えを棄却することなく、市東さん側に賃借地の特定についての立証を求めてきた。年度内結審を狙い強引にスケジュールを設定し、前回11月13日から人証調べに入った。
 前回裁判での橋本正次東京医科歯科大学名誉教授の証言で、E1の土地は石橋家の屋敷林がはみ出し、石橋家が占有してきたものであることが明らかになった。NAAが主張する「E1の土地は東市さんの賃借地」なる主張が崩れた。
 次回12月18日の裁判では、民法が専門の吉田邦彦さん(北海道大学大学院法学研究科教授)が、C・Dの土地について、いずれも20年の賃借権の時効取得が成立していることについて証言する予定だ。農地強奪への怒りで法廷を埋め尽くそう。

法理証人を再度喚問せよ

 齊藤裁判長は元空港公団職員の法理(ほうり)哲二を証人採用し、前回の期日に証拠調べを行うとしていた。ところが、裁判当日、法理は出頭しなかった。法理の逃亡を実質的に手助けしている裁判所を断じて許すことはできない。
 法理の証人調べは決定的に重要であり、最重要証人と言っても過言ではない。法理は、底地の売買がなされた1988年当時、原告(新東京国際空港公団)の用地部用地課長代理であり、石橋政次の所有地・耕作地の買収担当であった。当然、石橋政次の当初耕作地の場所を知っているはずである。石橋政次の当初耕作地が特定できれば、必然的に市東東市さんの当初耕作地も特定できる。
 真実を明らかにするためには最重要証人である法理の証拠調べは絶対に実施されなければならない。
 前回の裁判で反対同盟顧問弁護団は、法理を再喚問するよう齊藤裁判長に対し強く要求したが、いまだその勾引手続きなどはとられておらず、NAAの言いなりに等しい。
 12・18千葉地裁デモに大結集し、法理を法廷に引きずりだそう。

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