団結街道

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週刊『三里塚』02頁(1125号01面05)(2023/12/11)


団結街道


 教科書には載っていたが、部落差別について学校で教わった記憶がない。「寝た子」そのものだった私が狭山事件を知るのは大学入学後だ▼部落解放研究会の先輩に誘われた狭山集会に石川一雄さんが来られた。その姿を見た年配の労働者の目から涙があふれた。寺尾判決への激しい怒りを語った石川さんは、集会後にロビーで参加者一人ひとりと握手し、支援へのお礼を述べていた。先輩は握手していたが、私はできなかった▼20年余後、東京高裁前で市東さんの農地裁判の朝街宣をしていると石川さんがやってこられた。「千葉刑務所にいた頃、反対同盟には宣伝カーを回してもらったりして大変お世話になった」とおっしゃり、固く握手。その後、マイクを握った石川さんは「被害者のパンツには犯人の精液が付いている。DNA鑑定すれば私が犯人でないことはハッキリする」と力強く訴えた▼「寝た子はネットで起こされる」「差別意識はなくせなくても、差別させない社会は作れる」と講師。「差別される人を守る存在になりたい。いや、守るというのでは平等ではないから、一緒に闘える存在になりたい」と若者(NNNドキュメント’23「いろめがね〜部落と差別〜」より)▼黒川みどり『被差別部落に生まれて』(岩波書店)を読み、教育を奪って部落差別を隠ぺいし続ける国家権力への怒りを新たにした。狭山第3次再審請求での再審開始を勝ち取り石川さん無罪を!
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