団結街道

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週刊『三里塚』02頁(1129号01面06)(2024/02/12)


団結街道


 瞬間湯沸かし器がついにわが家にやってきた。「どうやって使ったらいいのかわからん」「熱湯をかぶったらどうするんだ!」。瞬間湯沸かし器のようにわめく同志もいたが、この季節、温かいお湯が出るのはありがたい▼寒さに震えつつ歩いて買い出しに出た途中の田舎道、ふと甘い香りが鼻をつく。周りを見ると小さく黄色い満開の花。春告草=梅とならぶ「雪中四友」(水仙、サザンカ)の一つ、蝋梅(ろうばい)だ。現地に来て初めて見つけた小さい春。喜んだのも束の間、関東一円で大雪予報▼幸いにも現地はほとんど積もらなかった。だが弁護団会議に行こうと交通情報を見ると首都高速の半数近くの入り口が閉鎖されている。用心しつつ東関東自動車道で東京方面へ。ほぼ雪はないのに、普段よく使う京葉道路などは通行止めのまま。あまりに通行止めが多すぎやしないか?▼「予防的通行止め」だそうだ。22年2月、23年2月に続き、今回で3度目。首都圏での大規模な実施は初だ。安倍国葬の時には、テロ対策と称して首都高速の「予防反革命的通行止め」が強行された。今回のも、どこか、きな臭さを感じる▼他方、「革命的通行止め」の闘いが、仏、独、伊、蘭、葡、波(ポーランド)などヨーロッパ各地で広がっている。温室効果ガス削減を口実に農家を切り捨てる各国政府に対し、トラクターで大規模な道路封鎖。再エネ産業に群がる巨大資本を打ち倒そう!
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