大地の響き 投稿コーナー

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週刊『三里塚』02頁(1129号02面08)(2024/02/12)


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NAAの主張は破綻
 東京 古郡 陸

 1月も耕作権裁判に参加できました。
 1月22日昼、前日に行われた新宿反戦デモの高揚を引き継いで千葉地裁デモ。デモ後は地裁に成田空港拡張反対署名の提出。傍聴席は60そこそこでも、署名した2千人を超える人々も加わって裁判所を圧倒したことになります。次はもっと多くの大結集を見せつけてやりましょう。
 この日の裁判の証人は、反対同盟の法対部だった元永修二さん。元永さんは、市東家の耕作地(元々の場所と現在の場所になった経緯も)を東市さんから直接確認し、それを書面に残していました。NAAが明け渡し請求している場所は見当はずれであることがあらためて明らかになりました。NAAは訴えを取り下げ、市東さんを「不法耕作者」呼ばわりしたことを謝罪しろ!
 元永さんは加えて、地主=藤﨑が東市さんに当初の小作地に戻してくれないかと、それから「地主7、小作3」の割合で分割しようと提案してきたことを暴露。土地を空港公団に売るためです。公団が藤﨑に土地売買に向けた「手続き」方法を教えるなどしてそそのかしたのでしょう。許しがたい。
 ですが、12月の裁判でも明らかになったように、丹精込めて耕してきたこの土地は市東家のものです。地主であっても国であっても、市東さんの生活と誇りを奪うことはできません。
 戦争に活路を見出すしかない岸田は、成田軍事空港の強化に向けてなりふり構わず農地強奪攻撃を加速させるでしょう。しかしだからこそ南台農地決戦は、国策と真っ向勝負する沖縄や福島の闘いと一体で、戦争を進める日本帝国主義を倒すという偉大な闘いです。2月19日の耕作権裁判、3月の芝山現地闘争へ。

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