団結街道

　２・28現地調査＆第３滑走路予定地内デモが成功裏にかちとられた。デモの先頭には反対同盟の新しい横断幕。「空港拡張実力阻止　工事強行許すな！」快晴の空に映える真紅の文字▼業者に発注した方が廉価なためか、最近は手書きの横断幕やのぼりをめっきり見なくなった。イラストや写真も容易に入り、カラフルでファッショナブルな手持ち横断幕はたしかに魅力的だ。現地では両サイドにポールを通すオールドタイプの大きな横断幕を使っていることもあり、手作り横断幕がまだまだ現役だ▼今回は久しぶりに私が作成した。継承のためにもポイントを紹介したい。にじまぬようにキャラコ（足袋などに使われる薄手の布。もともとは良質なインド綿布の輸出港だったカリカットがなまったもの）の糊の付いている側に書くべし。ネオカラー３原色の赤、青、黒を揃えよ。薄める水は少なめに（イベントカラーは水入らず）▼弘法ではないので筆を選べ。大きな字は角がピッシっと決まっているときれいに見える。筆先がギザギザだと困難だ。筆は根元まで使うこと。直線を引くときに安定する。書体はゴシック。下書きは丁寧に。布を塗るのにかかる時間は紙の３倍を覚悟せよ▼ポールを通す袋をきれいに縫うコツはミシンのスピード調整。見栄をはらずにゆっくり縫うべし。京都大学での攻防以降、立て看板がリバイバル中だが、横断幕を書きたい人はぜひ三里塚に来たれ！