団結街道
週刊『三里塚』02頁(1183号01面05)(2026/05/11)
団結街道
〽夏も近づく八十八夜~を過ぎた。霜は降りないものの、朝晩はずいぶんと冷え込み、毛布ももも引きもまだ手放せないでいる▼地球の自転軸が約23・4度傾いているので、夏は確実に近づいてくるのだが、分からないのは「茶摘み」の歌詞。「夏も近づく」の「も」の意味だ。夏の他に何が近づくのだろうか? すぐ後に「野にも山にも若葉が茂る」とあるので、ただ単に音を合わせただけなのか? いや「暮れも押し迫る」の「も」に近いような? 詳しい方がいればぜひご教示願いたい▼助詞「も」の使い方がとてもうまいのが、本紙を一緒に作成している同志Tだ。相手の主張を言下に否定せず「そうとも言いますが」と、必ずワンクッションを置く。これがあるのとないのでは雲泥の差だ。いつも感服しているのだが、いざ真似しようとすると、ちっぽけなプライドのせいなのか出来ない▼ところで、選択性を表す「か」という助詞もある。「あれもこれも」という共通性を表す「も」ではなく、「あれかこれか」の「か」だ。「世界戦争か世界革命か」帝国主義の基本矛盾とスターリン主義の根本矛盾が解決していない現代世界の行き着く先は、このいずれかしかない。人生もまた「あれか、これか」の連続。人生決断を迫ることができる人間関係を築くのに「も」の部分を少しでも増やすことが今、必要なことなのではないか。今後は「そうとも言います」と、強く言いたい。