フィールドワーク 拡張工事に怒りのこぶし 中国侵略戦争の拠点化阻もう

週刊『三里塚』02頁(1188号01面02)(2026/07/27)


フィールドワーク
 拡張工事に怒りのこぶし
 中国侵略戦争の拠点化阻もう

(写真 工事を直ちにやめろ!【7月22日 成田市小泉】)

(写真 空港拡張は侵略戦争準備、地域大規模破壊だ!)

(写真 B延伸の調整池工事)

(写真 C滑走路横断トンネル)


 反対同盟が呼びかける成田空港機能強化に反対する月例のフィールドワークが、炎天下の7月22日に行われた。NAAが事業認定申請、強制収用への具体的手続きへと踏み出したことに怒りを燃やし、労働者・学生など多数が参加した。
 まず成田市天神峰の反対同盟会議室前に集合し、打ち合わせを行った。反対同盟の伊藤信晴さんが現状を説明した。「7月10日の4者協合意を許すことはできない。『あらゆる意味で強制的手段を用いない』と社会的に誓約したはずのNAAがまた強制収用で土地を奪おうとは、とんでもない約束破りであり傍若無人の攻撃だ。たくさん説明会をやったなどという言い訳は一切通用しない。市東さんの畑も暴力的に取ろうとしてる。反対同盟はこの攻撃に実力闘争で立ち向かう」
 続いて芝山町に住むAさんが、7月1日に周辺住民などでつくる5団体が「土地収用法適用策動に反対する声明」を発表したことを報告した。
 全学連がこの日の決意を述べた。「高市政権は国旗損壊罪、皇室典範改定を進め、米帝とともに中国侵略戦争へ進んでいる。その情勢のもと、成田を兵站(へいたん)拠点にしていく攻撃がかけられている。地元住民の真っ向からの反対で行き詰まり、敵は強制収用攻撃をかけてきた。これを実力で打ち破る」
 続いて改憲・戦争阻止!大行進三多摩のBさんが決意を表した。「今日本帝国主義は米帝と一体で中国侵略戦争を行おうとしており、成田は軍事空港として造られようとしている。全力で止めたい。2023年の2月25日、市東さんの天神峰農地が機動隊暴力で奪われた。私もともに逮捕覚悟で闘いぬいたが、あの暴挙を今も許せない。横田基地が侵略の軍事司令部となることを許さず、三里塚とともに闘う」
 全員が車に分乗し、まずB滑走路1000㍍北延伸予定地に向かった。
 東関東自動車道のトンネル化工事はすでにおおむね「完成」した姿を見せており、今後は付け替え道路を埋め直す作業に入ると思われる。そして、さらに北の成田市小泉地区で調整池の造成・整備工事が進められている。「周辺の治水安全度が下がらないように、流量調整した上で、既設排水路を経由して荒海川等に排水する」ための池だと説明されるが、要するに滑走路延長で大規模な地形破壊、水系破壊が行われるということだ。
 一行は工事現場が見下ろせる路上に陣取った。地面が深くえぐられ、作業員が動き、調整池が作られつつあるのが見える。頭上数十㍍を数分おきにB滑走路に着陸するジェット旅客機が激しい騒音を立てて通過する。
 怒りをかきたてて工事現場へと届く大音量で、シュプレヒコールをたたきつけた。「空港拡張を許さないぞ!」「工事をやめろ!」「強制収用攻撃粉砕!」「空港拡張は戦争準備だ!」「大軍拡の高市政権打倒!」
 次に、C滑走路横断道路のトンネルが造られようとしている、芝山町菱田の工事現場へ。
 すでに滑走路の高さまで盛り土が積まれ、その手前にトンネル本体となる構造物が組み上げられている。C滑走路そのものの造成も進められている。ここで田を作り続けている農家からすれば、まさに「軒先」で工事が進められている状態だ。地上げ屋による追い出し手口に等しい。
 参加者は怒りを倍加させ、シュプレヒコールを上げた。「空港拡張は地域破壊だ!」「菱田をコンクリートの下敷きにするな!」「空港拡張は戦争準備だ!」
 工事現場を直撃する怒りの前に、警備員も警察もなすすべなくたたずむのみ。参加者は、実力闘争で強制収用攻撃を粉砕する確信を深めた。

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