10・11全国集会(成田市赤坂公園)に集まろう 三里塚反対同盟のアピール 南台農地を守りぬけ 10・1千葉地裁「時効裁判」傍聴を

週刊『三里塚』02頁(1192号01面01)(2026/09/28)


10・11全国集会(成田市赤坂公園)に集まろう
 三里塚反対同盟のアピール
 南台農地を守りぬけ
 10・1千葉地裁「時効裁判」傍聴を


 帝国主義とスターリン主義の戦後世界体制が最後的に崩壊し、戦後覇者からの陥落におびえる米帝トランプは「米国第一」を掲げ世界の暴力的再編に乗り出している。その最終目標は中国スターリン主義・習近平体制の打倒だ。戦場は九州・沖縄・南西諸島、フィリピンを結ぶ「第1列島線」を想定、南西諸島の軍事要塞(ようさい)化が進められている。これに対する中国スターリン主義は世界革命を放棄しているがゆえの核を含む反人民的な軍事対抗で世界戦争を促進している。高市はこれを絶好の好機として「安全保障環境の変化だ」と叫び、排外主義をあおって9条改憲を柱とする戦後的制約の突破―国家総力戦体制の構築へ突進している。今こそ革命的祖国敗北主義の立場で闘う反戦運動の力ある登場が求められている。改憲・大軍拡の高市政権打倒の先頭で闘う三里塚芝山連合空港反対同盟が呼びかける10・11全国総決起集会に全力で駆けつけよう。前号に続き今号は、反対同盟の市東孝雄さんからのアピールです。

「軍事空港反対」掲げ
 敷地内天神峰 市東孝雄さん

 全国のみなさんの日ごろからのご支援に感謝しています。
 私たち反対同盟は60年にわたって原則を守り、農地死守、戦争反対の闘いをやってきました。私も1999年に父から農業と空港反対闘争を継ぎ、27年になりました。
 たしかに同盟員の数は少なくなりましたが、国家権力につぶされない闘いを続けてこれたことに誇りを持ち、これからもやっていきます。
 今世界で戦争が現実のものになっています。日本の高市政権も戦争をかまえて日本の国を作り変えようとしています。
 私のおやじ(東市さん)たちが闘いを始めた時は当初から「軍事空港反対」を掲げてきましたが、周りからの反応としては「そうは言っても戦争なんかもう起きないんだ」という感じでしたね。しかし今こうした時代が訪れたことを考えてみると、おやじたちが「戦争反対、軍事空港阻止」を掲げたことはまったく正しかった。それは、戦争体験がまだ生々しい世代の人間の実感だったと思います。
 今成田では「第2の開港」と称して機能強化、空港拡張の攻撃がかけられてきています。空港のために土地を差し出せ、これからも航空需要は右肩上がりに増えて、年間発着は50万回になり、空港も地域も発展するんだと。そんなことはありえません。
 空港会社は機能強化の説明会を地域で400回もやったと自慢しているが、実際には住民の意見なんて聞かずに、自分らで勝手に決めたことを一方的にしゃべるだけの「報告会」でした。
 それで、従わなければ強制収用で土地を取るという。向こうのやっていることは60年前から変わらない、住民を無視し踏みにじるやり方です。これで田畑や山が切り崩され、騒音が早朝から深夜まで襲いかかってくる、そんな地域がどうやって発展しますか。
 第3滑走路の予定地にも、田畑を作り農業を続けて買収を拒んでいる農家がいます。かつて「二度と強制的手段は用いない」と約束したNAAは、その約束をいとも簡単に破り捨て、強制収用で土地を取るんだと言っています。こんな空港を絶対に許すわけにはいきません。
 私に対しては、南台の畑の一部について農地法裁判での明け渡し判決確定から10年が過ぎたことで時効が成立して執行できなくなることを恐れたNAAが、千葉地裁でまたしても訴訟を起こしました。10月1日に第1回の裁判が開かれ、私も意見陳述に立ちます。
 また南台農地の耕作権裁判も東京高裁で控訴審が始まろうとしています。
 私たち農家は農地を奪われたらやっていけません。私はこれからもみなさんの力をお借りして、この天神峰の地で農地を守り、この地で農業を続けていきます。
 NAAの横暴を許さず農民の生活と権利を守り、成田の廃港をめざして戦争と軍事空港建設に反対します。
 動労千葉をはじめとした闘う労働組合、学生、市民の皆さんと共闘し、国策と闘う沖縄・福島と三里塚を一つの闘いとして進みます。
 三里塚60年の闘いをさらに70年、80年と続けていく覚悟でがんばりますので、ご支援をよろしくお願いします。10・11でお会いしましょう。

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