2008年5月 2日00:30

1000 dockworkers participate in 24hour-strike in Marseille

仏マルセイユで1000人の労働者が24時間スト

 画像2.jpg 4月23日、フランスの主要な港湾で港湾労働者が、政府の港湾民営化計画に反対し、24時間ストライキに決起したことはすでに紹介したが、詳細がわかってきているので報告したい。
 政府による「7つの自治港湾に関する改革プロジェクト」は、船の荷物の積み降ろしをする「設備」の諸個人、クレーン操縦士、荷役労働者の雇用を民営化することを狙うものだ。これにたいして、港湾部門の大部分を組織する全国組織のCGT(仏労働総同盟)港湾は、4月23日に24時間ストライキをおこなった。
 闘争は、とくに南仏の地中海に面するマルセイユで強力に実行された。爆竹を鳴らし発煙筒をたきながら、1000人の港湾労働者が海運会社のCMA-CGM前に結集した。CMA-CGM本部の入り口をブロックするためだ。ある者は朝早くから駈けつけてから来た。労働者はみなおそろいの青い作業服と黄色い蛍光色のベストを着ている。CMA-CGMは世界第3のコンテナ運送会社だ。労働者たちは「港は売り物ではない」とスローガンを叫んで気勢をあげた。

 北仏のルアーブルでは、ストライキのため全コンテナ基地の積み降ろし作業の停止となった。700から800の港湾労働者がルアーブル市の通りをデモ行進した。北西部のナントでは300人近い労働者がいくつかの港湾基地へのアクセスをブロックした。組合側は、民営化阻止のためさらに戦術を強化し緻密化する考えだ。
 40万人が参加したイギリスの4・24全国スト、郵便労働者を先頭とするドイツ労働者階級の波状的ストライキ闘争と歩調を合わせて、フランスの労働者階級も力強く立ち上がっている。(ひ)

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