団結ひろば 投稿コーナー
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第1章 ストライキをやって3人夜勤かちとった 東京・北部 栗原大樹
東京・北部地域の病院労組で、6月18日、ストライキをかちとったぞ!
私の病院で、昨年10月に患者さんが夜勤巡視中の看護師を刺殺するという極限的な事故が起こりました。なぜ労働者を守れなかったのか、労働組合としての根本的なとらえ返しの論議を重ねてきました。
その中から、2人夜勤・1人巡視体制に決定的な問題があること、営利を優先し労働者の安全を切り捨てる体制を強いてきた経営にこそその責任があるとはっきりさせ、労働安全闘争として3人夜勤闘争路線を確立し、昨年11月から闘争に入りました。
3人夜勤要求を第一に据え、今春闘に突入し、ストライキ決行。この闘いは、8カ月にわたる闘いの上についにかちとられたものです。また、それはこの3月から開始した職場闘争委員会での論議をとおした地域的な団結と英知が生みだしたものでもありました。
今春闘での病院経営側は、08春闘要求に対して①職員駐車場の有料化、②登録ヘルパーの有給休暇要求に対して、一時金廃止と引き替え、③3人夜勤は実施しないというふざけきった回答を出してきた。これに対して労働者の怒りが爆発した。
4回目の団交決裂直後に、18日から25日までの連続指名ストに突入。その途端、①②を完全撤回、③について7月から二つの病棟で3人夜勤を実施、「さらに前向きに協議する」と回答を経営側に出させた。やったぜ! ストライキと組合の団結した力でもぎりとったものだ。
もちろん、3人夜勤闘争はまだその一歩を切り開いただけです。3人夜勤の完全実施へ、何度でもストライキに入る構えで闘いたい。闘ってどんどん団結を拡大するぞ。世界の労働者のストライキに合流しよう! 6・29サミット粉砕へ共に進撃しよう!
第2章 根津さんの闘い学び職場集会やりました 医療労働者 小山貴昭
4月20日、「『解雇は阻止した!根津公子さんの闘い』埼玉集会」に行ってきました。「自分でおかしいことにはおかしいと発言できる職場をつくっていかなければ悪い方向に向かっていくしかないんですよ」と、根津さんもおっしゃっていました。
自分は、仕事の事でみなさんの意見を言える職場集会を開こうと考えてるのに「組合の上の了解がないといけない」とか「あとあとフォローができない」と、後手後手に回っているんですよ。何のための組合かわからない。自分の考えは間違っているとは思えません。自分ももっと周りの人に言って、周りの発言も力となることを証明できるようにしなければいけない。いつも危機と感じてるだけで自分も情けなく感じています。
根津さんは、「悔しい思いは怒りに代えて、次には絶対発言してやると変えてください」と言ってくださいました。根津さんも闘って勝利したんだから、それに続いて職場闘争をして労働者の権利をかちとることはできるはず。
そのあと、うちの職場でも集会をやりました。僕の決起で職場集会がやれたことに非常に充実感を感じています。怒りを持ってる仲間だけに話しは尽きませんでした。
方向性は、労働運動をやる気のある組合員を委員長にすること、それには人脈を広げること、一つ一つ問題を解決し、集会に仲間を入れることです。「来月もやりましょう」とみんなの息もぴったりです。これから楽しみになってきたところです。
第3章 “監獄大学”=富山大の解放へ正門前集会 富大ビラまき弾圧を許さない会 O
6月22日、ワーカーズアクション富山主催の「サミット粉砕、富大ビラまき弾圧を許さない」集会が富山大学正門前でかちとられた。
(写真)
正午に富大キャンパス内の黒田講堂前に集まった仲間たちは、早速集会の妨害と破壊を狙う大学当局と激しく激突した。
学生「支援」課の市川は、学外立ち退きをガードマンに命令させ、後ろの方で指図して逃げを図ろうとした。これに「市川! 隠れていないでこっちに来い」と一喝。渋々出てきた市川は「出て行け!」を連呼するしかなく、しまいには「警察だ、警察を呼べ!」と守衛室に逃げ込んだ。弾圧の陣頭指揮を執り、武藤淳範君を警察権力に売り渡した市川に参加者が徹底的に弾劾した。
仲間たちは正門前に移動し、幹線道路沿いで集会を開始した。「こんな大学腐っている。学生のみんなもともに立ち上がろう。一緒にデモに参加しよう」とアピール。
正門前で1時間やり抜いて大学周辺を一周する五福地域デモに打って出た。車に乗った学生から「がんばれ」と声援を受けながら元気にデモ行進した。
集会で「ビラまき弾圧を許さない会」の富大OBは「大学の敷地から追い出しても、こんなに目立つところで集会できるならどんどん派手なことをやってやろう」と当局の嫌がらせを明るく吹っ飛ばした。
また「ビラまきしただけで逮捕・起訴する攻撃の中に今の大学の真の姿がある」「資本に安い労働力商品を提供する奴隷としてしか学生を扱わない大学を許すな」「秋葉事件は今の若者がおかれている状況をはっきりさせた。分断ではなく団結を」「こんな大学や社会は革命してやろう」「武藤君や法大弾圧で起訴された仲間たちと団結して闘おう」と訴えた。
富大ビラまき弾圧裁判の第1回公判が、8月19日午後1時半より富山地裁で開かれることが決まった。弁護団と支援は獄中の武藤君と最後まで闘うことを誓った。全国の仲間も第1回公判に集まろう。
第4章 決して許したくない「終末期医療費」縮小 介護と福祉を要求する杉並住民の会 稲吉恵美子
介護保険が「必要なときに必要な介護を」とのうたい文句で始まったものの、現在は必要なときに役に立たない無用の長物になりつつある。
そして、このたびは後期高齢者医療制度などとまことに失礼千万な名前をつけたものを作りだした。高齢者の医療費がかかりすぎるから何とかしようとのことだろう。しかし、その中でも決して許したくないのが、「終末期医療費」の縮小です。「命の終わりが見えてきたら家に帰ってその日を迎えなさい」と、より以上の延命を止めさせようとの考えにたち、今まで民間の日本尊厳死協会に対して非常に批判的であったのに急にその方向に進んでいる。
実は私は15年ほど前からその会員になっています。それは私のそれまでの生きてきた過程での結論として自分の希望であり、子どもたちに了解を得ていることです。
しかし、このことは非常にプライベートなことで、それを押しつけがましく、かかりつけの医師にそのことを本人または家族に了解を求めるとは……。終末に近づいている人がどうしますかと聞かれたとき、「いいえ私はめいっぱい延命していただきます」と誰が答えるでしょう。たとえそうしてほしくても。
6月23日に審議会の検討結果が出て、「しばらく凍結」と厚生労働大臣に答申する、と報道されました。制度としては絶対に廃止しない。あくまで残し、いつか復活させようという魂胆でしょう。許せません。
戦前、戦中、戦後とつらいことの方が多い人生を生きてきて85歳になった今、私の心は燃えています。こんな日本を子どもや孫やひ孫に残したくない。弱い者にはやさしく、若者がたくましく働く国にしたい。もう少し生きて変わっていく日本にしたい。そして、それを見たい。多くの方々の力を集めて。