2008年7月14日

旧弁護団の解任は当然 広島“サミット”゛国鉄”で集会

週刊『前進』06頁(2351号3面2)(2008/07/14)

旧弁護団の解任は当然
 広島“サミット”゛国鉄”で集会

 7月2日、国労5・27臨大闘争弾圧被告団長の富田益行さんを講師に迎え、サミット粉砕・国鉄闘争勝利へむけての広島労働者集会が行われた。6・29渋谷デモ大爆発の激突と勝利を担った労働者・学生が結集し、国鉄—4大産別を先頭に7・6札幌から8・6広島—8・9長崎反戦反核闘争、そして11月労働者集会1万人結集へ熱気に満ちた団結・総決起集会として成功した。 
 集会に先立ち「JR尼崎駅事故3周年弾劾!4・26尼崎労働者集会」のDVDが上映された。この映像は、国鉄分割・民営化絶対反対—JR体制打倒の第2次国鉄決戦こそ、階級的労働運動の基軸であることを鮮烈に訴えるものだ。
 集会は、国労5・27臨大闘争弾圧を許さない会・広島と広島県労組交流センターの共催のもと、大江照巳動労西日本書記長の司会で進められた。 講演に立った富田さんは、冒頭、5・28−29法大決起のすばらしさをたたえ、その革命的地平を引き継いで闘われた6・29サミット粉砕の渋谷実力デモの圧倒的勝利こそ、階級的団結の底力だと謳歌(おうか)、5・27被告団の闘いの地平と方針を提起した。
 さらに旧弁護団解任の経緯について「国鉄闘争の路線をめぐる不一致と対立に根本原因があった。国労本部を免罪し『4者4団体』路線の擁護に回った旧弁護団と松崎被告らとの決別は当然だった」と語った。
 今や7人の被告団は新弁護団を形成し、自信と誇りに満ちて階級的裁判闘争のスタートを切っている。この地平を踏まえて富田さんは、5・27被告団の全国キャラバン方針を提起した。
 「第一に、被告団は動労千葉とともに第2次国鉄決戦を闘う。分割・民営化絶対反対派として固く団結し、JR体制打倒の逆襲戦に立つ。第二に、1047名闘争が重大な岐路に立つ中で、解雇絶対反対を貫く。『4者4団体』の全面屈服路線を打ち破り、解雇絶対反対派の闘争団との団結をつくり、国労本部打倒=国労の階級的再生へ前進する。第三に、全国の民営化絶対反対で闘う労働者との団結を貫く。何よりも、自らの職場で安全を破壊するJR資本と徹底的に闘い、11月労働者集会1万人結集の道を切り開こう」
 講演を受けて、活発な質疑と意見交換を行った後、国労の仲間、4大産別の仲間を始めとして、参加労組の各代表と労組交流センターが連帯の決意を述べた。機動隊を圧倒した6・29渋谷デモの「武勇伝」が次々に飛び出し、集会は最高潮となった。緊急アピールに立った広大生が大きな拍手で迎えられ、5・29法大—6・29渋谷で2度も不当逮捕されて闘っている学友には、その場で檄布が贈られた。
 最後に、「国労5・27臨大闘争弾圧被告団の旧弁護団解任を支持する決議」を満場一致で採択し、団結ガンバローでしめくくった。