2008年8月18日

革共同政治集会 三里塚反対同盟アピール

週刊『前進』06頁(2355号1面3)(2008/08/18)

三里塚反対同盟アピール

 革共同集会に三里塚芝山連合空港反対同盟から寄せられた熱烈なメッセージを紹介します。
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 革共同集会に結集されたみなさん!
 WTOがついに農業交渉をめぐり決裂した。農業・農民からの収奪を狙って他国を攻めるアメリカの破産である。行き場を失った投機マネーの怪物が、生きるための食糧・穀物市場に流れ込み、飢えと貧困が世界に飢餓暴動を引き起こしている。原油の高騰とインフレが全世界にストライキとデモを激発させている。洞爺湖サミットは強盗同士のぶんどり合いを浮き彫りにした。
 「戦後レジームからの脱却」は支配者の危機そのものだが、それは農民、労働者、人民もこのままでは生きていけない時代の到来だ。労働法、教基法、農地法、戦後民主化の柱といわれる法の解体と改憲攻撃。三里塚闘争は、これと真っ向から闘いぬく。
 ハブの基軸にあるべき空港が、「成田パッシング」と嘲笑される、このぶざま! 暫定滑走路を北に延伸しても、ジャンボ機は飛べない現実が明るみに出て衝撃を与えている。「へ」の字の誘導路が桎梏(しっこく)だ。三里塚は、侵略と勢力圈づくりのアジア・ゲートウェイ構想の前に立ちはだかっている。
 反対同盟は、42年間一歩も引かず闘い続けてきた。その闘いがどれほどのものであるか、三里塚の歴史を知る者にはわかると思う。
 農地は人民のものだ。農地は闘いの武器である。だから反対同盟は徹底的に農地を守りぬく。
 労働者と農民は手を組み闘おう。三里塚は戦前戦後、連綿と続く労農人民の連帯闘争の歴史を今に引き継いでいる。「労農同盟の萌芽」といわれる動労千葉のジェット闘争はそうして闘いとられた。国境を越えた連帯をつくり出そう!
 だからこそFTA反対を掲げる。労農コミューンをつくり出そう! わが反対同盟とともに闘うことを切に訴える。
 市東さんの農地を守ろう! 暫定滑走路北延伸と成田軍事化を阻止しよう! 10・5全国集会に総結集するよう訴える。
 2008年8月3日
 三里塚芝山連合空港反対同盟