2009年5月25日

“陸自ソマリア沖派兵阻止” 小牧基地闘争

週刊『前進』06頁(2392号6面3)(2009/05/25)

“陸自ソマリア沖派兵阻止”
 小牧基地闘争に立つ

 ソマリア沖への自衛隊3軍の派兵が発令された翌5月16日。18日午後には小牧基地からC130で陸自が出発するという緊迫した情勢下で東海合同労組、3県(愛知・三重・岐阜)百万署名運動と日本アラブ未来協会が中心となって小牧基地への阻止行動と自衛隊官舎への呼びかけを行いました。
 「オバマ打倒!麻生打倒!」「敵は漁民ではなく麻生だ!」「自衛隊員の皆さん!派兵に応じるな、拒否しましょう!」との訴えは自衛隊員とその家族にしっかりと伝わったと思います。
 今回の派兵の理由は「海賊」から石油(輸送船)を守るということですが、そもそもソマリア沖で働く漁民は「海賊」なのか。もし、「海賊」などと呼ばれる行為であるとしたら、そこに駆り立てたのは誰なのか。帝国主義の侵略行為ではないか。それをあたかも漁民に責任があるかのごとく言いなして、軍隊を派兵して本格的な侵略戦争に乗り出していこうとしている。これこそが正真正銘の侵略戦争への突入なのだ。
 訴えの中で強調したのは、“敵は誰なのか! 漁民ではなくてオバマと麻生だ!”ということでした。今世界の労働者が戦争と民営化に対して立ち上がっていますが、ソマリア沖の漁民も同じ労働者なのです。そして、兵士の皆さんも労働者階級の一員であり、帝国主義打倒! 世界革命へ! を掲げてともに闘う主体であることを訴えたのです。しかも、このソマリア沖への派兵は、法政大弾圧と一体のものです。もう怒り心頭に発しています。最後は、一切は6・14中央政治闘争への結集であり、6・14渋谷—15法政の連続闘争への決起であることを声を大にして訴えました。
 この日は雨模様でしたが、のぼりを林立させてマイクで代わる代わるアジりました。心は法政弾圧に対する怒りでいっぱいです。「オバマ・麻生を6・14—15大闘争でぶっ倒そう!」で、全員が意気軒高として闘い抜きました。ともに闘いましょう!(東海・OG)