2009年6月 1日

大阪・星野さん取り戻す会結成 全国で21番目

週刊『前進』08頁(2393号8面2)(2009/06/01)

大阪・星野さん取り戻す会結成
 “労働者の解放で”
 全国で21番目 大阪各地から60人参加

 5月21日、ついに大阪で全国21番目となる「大阪・星野文昭さんを取り戻す会」を結成しました。
 結成集会には、大阪各地から60人が結集し、星野闘争を階級的労働運動そのもの、革命闘争そのものとして闘い、勝利しようと誓い合いました。司会が冒頭、この結成集会を、5・12から始まる法大弾圧と関西弾圧に対する弾劾の集会としようと提起しました。
 連帯のあいさつとして、関西でいち早く「取り戻す会」を結成して闘ってきた「取り戻す会・京滋」から、この間の面会闘争が報告されました。一度は面会を拒否されながら、必死の決意でゴザとシュラフを持って徳島に行き、2月に面会を闘い取りました。
 部落解放同盟全国連西郡支部と八尾北医療センター労働組合は、応能応益家賃反対で闘う中で星野さんからメッセージとカンパを寄せてもらい、その心の優しさに打たれたことを報告し、「ともに団結して闘っていきたい」と発言しました。
 全学連は、5・12〜18法大弾圧を徹底弾劾し、弾圧を目の前にした新入生が「弾圧で階級性を獲得した」と決起していることを報告し、「星野のようになりたいのか、と権力が言うなら、私たちは当然『そうだ、そういう闘いがしたいんだ』とたたきつける」と宣言しました。
 ス労自主は、組合員8人の不当解雇・大弾圧に徹底非妥協で闘いぬいてきたこと、労働者が資本と徹底して闘い、生き抜いていくことに星野さんとの連帯がある、と語りました。
 関西労組交流センターからは、国労5・27臨大闘争弾圧被告団長の富田益行さんが発言。昨年面会をかちとり、星野さんの闘いをいち早く関西の労働者のものとしてきたこと、国鉄闘争に勝利していくことが星野さんの闘いに応えることだと提起しました。
 豊中市職女性部の深町加代子さん、大阪府職の労働者が、星野闘争と労働運動の結合が進んだこと、道州制粉砕・橋下打倒の闘いの報告と決意を表明しました。
 基調報告を「大阪・取り戻す会」代表を引き受けた南谷哲夫さん(豊中水道労組)が行いました。彼は、星野さんのメッセージを大阪の会の指針、共同綱領にしていこうと提起しました。星野さんは「2・26西郡闘争と3・6府庁闘争によって、大阪を闘う不抜の拠点として打ち立て、すべての闘う労働者人民の先頭で闘う大阪の地に、星野を取り戻す会が結成されることに心から感動しています」と述べ、「星野を救援の対象ということではなく、一体に、今の資本主義の世の中を変え、労働者の解放をとおした人間解放を実現していくものとして星野を闘うということこそ意味」がある、と語っています。
 会の方針として、労働者階級の〈戦争・改憲と民営化・労組破壊粉砕>の闘いと一体となって星野闘争を闘うこと、第2次再審闘争に必ず勝利し、星野文昭さんを取り戻そうと確認しました。
 星野文昭さんのメッセージは、革命運動と星野闘争を切り離し、自己変革を拒否して腐敗していく塩川派を懇切丁寧に批判し、断罪しています。大阪の会こそが、塩川派の星野闘争破壊を粉砕して、プロレタリア革命闘争そのものとして星野闘争を推進していきます。
 第2次再審闘争アピールを星野再審弁護団事務局の大形敏也さんが行いました。国家権力によるデッチあげであることはまったく明らかです。
 人事と会の名称を全体で確認して「大阪・取り戻す会」はスタートしました。法大弾圧粉砕、裁判員制度粉砕、6・14−15闘争の爆発、6月星野全国総会の圧倒的成功をかちとりましょう。
 (大阪・D)