2009年8月24日

都教委の「つくる会」教科書採択弾劾する

週刊『前進』06頁(2404号2面3)(2009/08/24)

都教委の「つくる会」教科書採択弾劾する

 8月14日、東京都教育委員会は臨時会を開き、来年4月から都立中高一貫校と特別支援学校で使用する教科書として、扶桑社版の歴史・公民教科書の採択を強行した。都立中高一貫校では、既設の6校で扶桑社版の歴史が、4校で公民がこれまでも使用されてきた。今回の採択で歴史は10年度に開校する4校の新設校とあわせて10校で使用されることになる。また、公民は10年度に1期生が3年生となる2校で今回新たに扶桑社版が採択された。断じて許すことはできない。
 午後3時から開かれた臨時会では一切の議論もなしに6人の教育委員が無記名で投票、票数のみが報告された。歴史では5人が扶桑社、1人が日本書籍新社を選び、公民では5人が扶桑社、1人が教育出版を選んだ。
 05年の採択では「全委員が一致して推薦したものは協議しない」との方針でなんの議論もなく「つくる会」教科書を採択した。今回は反対する委員が出たにもかかわらず、まったく審議をしない。委員間で交わされた会話といえば、内館牧子委員と瀬古利彦委員の「陸上競技がどうだこうだ」というふざけた雑談だけだった。
 なぜ戦争・改憲を肯定する「つくる会」教科書を推すのか、なぜ出版元が分裂して著作権争いまでやっている教科書を採択するのか、石原都知事選任の教育委員たちはまともに語ることができない。
 都議選での自民党大敗で石原の教育支配もまたぐらつきを開始している。今こそ10・23通達、大量不当処分を始めとした積年の教育破壊の悪行に断を下す時だ。戦争教育と道州制・民営化攻撃と、「つくる会」教科書採択への怒りと主任教諭導入や賃下げ攻撃への職場の怒りを結合して闘おう。都労連本部の屈服方針をぶっ飛ばし、11月労働者集会1万人結集の力で秋闘ストライキを切り開こう。麻生・鳩山もろとも石原打倒へ総決起しよう。
 (投稿/東京・M)