2009年12月 7日

鈴木達夫主任弁護人(判決報告集会あいさつ)

週刊『前進』08頁(2419号2面3)(2009/12/07)

鈴木達夫主任弁護人(判決報告集会あいさつ)

 最後の勝利まで被告と共に闘う

 腹の底からわき上がる勝利感でいっぱいです。ついに11月派の団結で暴処法をうち破った。何よりも、法廷をも貫いた完全黙秘・非転向の闘いの勝利です。共謀立証も全部うち破りました。暴行の認定も極めて粗雑で許しがたい。およそ刑事裁判の認定として耐えられるものではありません。
 直ちに控訴しました。7被告の闘いは裁判員制度下での控訴審闘争に移ります。「3審制」と言いますが実際には3審制は吹っ飛んでいます。よほどの事情がなければ1審判決は変えない。支配者に都合が悪い1審判決はひっくり返す。そういう中での控訴審です。
 それ以上に、主要な闘いの場は職場に移ります。懲役刑ではなく罰金刑だったことは決定的です。「禁固以上の刑であれば執行猶予でも解雇」という就業規則がある職場がほとんどだと思います。「罰金で即解雇」という就業規則はそう多くはない。JRもそのようです。しかし、敵はこのまま放っておくはずがない。JR東日本では検修全面外注化という大攻撃が始まり、JR西日本は、尼崎事故隠ぺいで組織犯罪をやっている。JR資本は現職の5被告の首をいかに切るのかと必死でしょう。遅かれ早かれ絶対に来ます。それこそチャンスじゃないですか。弁護団も最後の勝利までともに闘います。