2009年12月 7日

国際労働運動 1月号 民族暴動激発の中国

週刊『前進』08頁(2419号5面6)(2009/12/07)

国際労働運動 1月号
 民族暴動激発の中国

 世界大恐慌の中で、全世界で労働者のストライキの嵐が吹き荒れ、被抑圧民族人民の民族解放闘争が前進している。中国でも労働者のストライキが激発し、08年3月のチベットのラサ暴動、09年7月のウルムチ暴動と、民族反乱が相次いでいる。中国共産党は「国外の分裂主義分子の扇動によるもの」などと大キャンペーンし、民族的怒りが爆発したことを隠ぺいすることに必死だ。しかしこれらは全世界的な新自由主義の破綻、そのお先棒の一つを担いできた中国スターリン主義の破綻のもとで、労働者、少数民族の反乱として起きているのだ。
 第1章は、7・5ウイグル人のウルムチ暴動の背後にある90年来の中国「西部大開発」政策の持つ民族抑圧の問題を暴露する。
 第2章は、レーニン主義の全否定、特に民族自決権を否定した中国スターリン主義の民族政策の反革命性を、ウイグル民族の闘いを中心に歴史的に解明している。
 第3章は、中国の少数民族の解放の道を、この間の国際労働運動の画歴史的な前進を基礎にして提起している。
 翻訳資料は、「中国初期労働運動」(下)。1923年の京漢鉄道労働者のストライキは軍閥の2・7大虐殺により鎮圧されたが、この闘いは25年5・30上海事件と6月ゼネストへ発展していく。