2010年2月 8日

法大弾圧裁判 5・29デモ弾圧第2グループ 控訴審第1回公判

週刊『前進』06頁(2426号6面4)(2010/02/08)

法大弾圧裁判
 5・29デモ弾圧第2グループ 控訴審第1回公判
 控訴棄却判決を徹底弾劾
 反動司法粉砕へ戦闘宣言

 1月22日、東京高裁第7刑事部(植村立郎裁判長)で09年5・29デモ弾圧裁判第2グループ(一審判決は懲役8カ月・執行猶予3年)の第1回控訴審が開かれ、その場で控訴棄却判決が強行された。裁判手続きの建前すら投げ捨てた前代未聞の暴挙だ。絶対に許すことはできない!
 この日は控訴趣意書の陳述と7人全員の被告人質問が行われた。「営業権」や「暴処法」としてむき出しになった法大当局の不正義性を徹底的に弾劾し、検察の主張を丸写しして有罪判決を下した一審判決の無内容性・反動性を暴き出し、法大闘争の勝利的地平を縦横無尽に訴えた。
 ところが、この被告人質問や新たな証拠採用手続きを行ったその直後、5分ばかりの合議をはさみ、植村裁判長は、すでに準備していた長文の判決文まで出して判決を言い渡したのだ。ふざけるのもいい加減にしろ! 
一体いつ証拠を検討する時間があったのか! いつ判決文を準備したのか! 
 実際、当日行った証拠審理の中身など何も反映されておらず、一審判決をなぞっただけの駄文だ。証拠として採用した5・28無罪の判決文などは、その舌の根も乾かぬうちに「違う事案なので、関連性がない」と切り捨てた。とんでもない茶番劇であり、出来レースではないか! 
 起きていることは、裁判員制度下の拙速裁判そのものだ。その実態は、裁判所による法と裁判の破壊であり、戦後司法のあり方の完全な崩壊だ。こんなものは断じて認められない!
 しかしこれは、法大闘争の勝利に追いつめられた日帝国家権力の破綻しきった姿だ。われわれは、法大キャンパスにおける闘い、暴処法弾圧を始めとした裁判闘争を徹底的に闘いぬき、この反動司法を裁判員制度もろとも粉砕する。何よりも、法大当局による新たな「情宣禁止仮処分」攻撃を粉砕し、法大キャンパスを実力で取り戻す! あらゆる反動的あがきを打ち砕き、法大闘争勝利へ突き進もう!
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 日程 法大裁判へ集まろう!
★暴処法裁判
恩田君、増井君、織田君、内海君、新井君
第8回公判 2月10日(水)午後1時30分
第9回公判 2月22日(月)午後1時30分

★4・24集会弾圧裁判
斎藤君、恩田君、増井君、倉岡さん、富山君、内海君
第9回公判 2月9日(火)午後1時30分
第10回公判 2月23日(火)午後1時30分
*東京地裁429法廷 12時半に傍聴券配布所へ