2010年3月 8日

日誌 2010年2月24日〜3月2日 北教組幹部ら4人を不当逮捕

週刊『前進』06頁(2430号4面4)(2010/03/08)

日誌 2010年2月24日〜3月2日
 北教組幹部ら4人を不当逮捕/鳩山「教員の政治活動に罰則」

●県議会超党派で国外・県外要求 沖縄県議会は、与野党超党派で議員提案した「米軍普天間飛行場の早期閉鎖・返還と県内移設に反対し、国外・県外移設を求める意見書」を全議員の賛成による全会一致で可決した。超党派で県議会が国外・県外移設を求める意見書を可決するのは初めて。(24日)
●嘉手納爆音108デシベル 米空軍嘉手納基地で、1999年度以降では最高値となる108・8デシベルの騒音が確認された。嘉手納町屋良で測定された。過去最高は94年に嘉手納で記録された110デシベル。屋良では2日連続で本年度最高値が更新された。同町役場には朝から住民からの苦情が殺到した。外来機のF16戦闘機などが日米合同訓練に参加するため相次いで離陸。(24日)
●久辺3区、シュワブ陸上案反対を要請 米軍普天間飛行場の移設問題で、名護市辺野古、久志、豊原の久辺3区の区長らが嘉手納町の沖縄防衛局を訪ね、政府内で浮上しているキャンプ・シュワブ陸上案に反対する意思を示し、同案に決定しないよう、要請文を渡した。辺野古区は、区として陸上案に反対することを決定。豊原、久志の両区も同調していた。(25日)
●「オスプレイなら1500㍍必要」
 米軍普天間飛行場の移設に関し、前原沖縄担当相は、「日米同盟関係、海兵隊の役割を考えた場合、これからの主力機はオスプレイになる。その場合は滑走路は1300㍍から1500㍍くらいいるのではないか」との見解を示した。政府閣僚が普天間代替施設へのオスプレイの配備を前提に発言したことや、オスプレイに関連して滑走路の長さに触れたのは初めて。(26日)
●北教組幹部ら4人逮捕 昨年8月の衆院選で当選した民主党の小林千代美衆院議員(北海道5区)陣営が、北海道教職員組合(北教組)側から1600万円の違法な選挙資金を受け取ったとされる事件で、小林陣営の選対委員長を務めた北教組幹部らが授受にかかわった疑いが強まったとして、札幌地検は、現職の委員長代理ら4人を政治資金規正法違反容疑で逮捕。(1日)
●教員の政治活動に罰則検討 鳩山首相は衆院予算委員会で、教員が禁止された政治活動をしても刑事罰を受けないことを定めた教育公務員特例法18条2項の削除を検討する考えを明らかにした。(1日)
●伊方原発3号機、プルサーマル発電 
 四国電力は、プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を一般の原発で燃やすプルサーマル発電を実施するため、愛媛県伊方町の伊方原発3号機(加圧水型軽水炉、89万㌔ワット)の原子炉を起動した。昨年始まった九州電力の玄海原発(佐賀県)に次ぎ、国内2番目のプルサーマルに事実上入った。(1日)
●ネパールPKOを延長 鳩山内閣は国連平和維持活動(PKO)協力法に基づき国連ネパール政治ミッション(UNMIN)への自衛隊派遣を7月末まで4カ月延長することを決めた。日本は07年3月から軍事監視要員として陸上自衛隊6人を派遣。(2日)