2010年4月12日

団結ひろば 投稿コーナー

週刊『前進』06頁(2435号6面1)(2010/04/12)

団結ひろば 投稿コーナー

 解雇1周年を弾劾し総決起集会かちとる 仙台 東北石けん労働組合 H

 4月2日、東北石けん労組は、仙台市内で「解雇1周年弾劾!東北石けん闘争勝利!総決起集会」を35人の結集でかちとった。
 冒頭、主催者あいさつで洞口明委員長は、「解雇、地裁仮処分反動決定、そして3月12日の地労委での金銭和解策動という敵の攻撃を、組合の団結を強化することで跳ね返してきた。今日の集会は、第2次国鉄決戦に合流し、大恐慌時代の解雇撤回闘争の新たな地平を切りひらく集会だ」と鮮明に提起し、新たな戦闘宣言を発した。
 連帯のメッセージが遠く沖縄をはじめ全国から寄せられた。さらに、全金本山労組、仙台市職労、福島合同労組、平和を守る戦中派の会の小野寺哲さんから熱気あふれる連帯の発言があった。
 圧巻は小原豊書記長の基調提起だ。「金銭和解攻撃を完全に粉砕した。構図は国鉄1047名闘争破壊策動と一体のもの。断固闘い抜く」という宣言に、全参加者が「そうだ!」と応えた。
 「門前闘争、地労委闘争、すべての闘いを路線で闘い、団結強化を総括軸として闘い抜いた。参加した仲間も元気になる自己解放的な闘いをやり抜いてきた。首を切られても、これと闘い抜くことが無上の喜び。解雇撤回は革命のスローガンだ。地域の青年をみやぎ連帯ユニオンとともに組織していく。志半ばで斃(たお)れた全金本山労組の菅原徹さん、熊谷春男さん、交流センターの東正策さん、そして動労千葉前委員長・中野洋さんの遺志を引き継いで、勝利するまで闘おう!」
 総括と展望は圧倒的だ。集会の熱気は最高潮に達した。
 兄弟組合のみやぎ連帯ユニオンが決意表明。そして、当該を代表して成田勝副委員長が「解雇撤回を捨てるのは労働者の魂を売ること。首を切られるべきは社長だ。すべてを作っているのは労働者だ。革命で社会を変えよう!」と熱烈に決意を述べると、参加者は満場の拍手で応えた。
 この集会を新たな出発点として、東北石けん労組は2010年決戦を国鉄闘争と固く団結して闘い抜く!

 4・28決戦に向け中野駅前で青年が宣伝戦 東京西部 四万十川仁

 桜咲く4月2日のJR中野駅北口で、東京北部・西部の青年労働者が合同で「普天間基地即時閉鎖・辺野古新基地阻止4・28沖縄デー集会」の街頭宣伝をやりました! 
 新自由主義攻撃で資本主義の延命を図る会社資本と一体で、労働者を圧殺する民主党・連合政権への怒りで、10人以上の青年労働者を中心に集まりました。駅前展開の状況は圧巻でした。集会への参加を呼びかけ、2時間弱で賛同署名が36筆、『前進』4部が売れました。
 「職場の中でもすでに戦争は起きているんだ!」——こうした青年の訴えに同世代の労働者が立ち止まり、ビラの内容について真剣に議論する場面があちこちで展開されました。最大の成果は、「こうした実践をとおして、提起する側のわれわれがその中身により一層確信を持つこと」という、当日参加した仲間の発言に尽きます。
 注目される沖縄米軍基地の移転問題だけでなく、大恐慌による空前の大失業時代のまっ最中で資本主義社会の抱える矛盾のすべてを沖縄の労働者に押しつけ否応なしに戦争に協力させ支配する構図は、賃金奴隷そのものです。それは、非正規職など不安定雇用を強いられ、職場の安全をも無視して極限まで働かされる今の青年労働者と本質的に一体です。このままでは職場でいつ殺されてもおかしくない。今こそ沖縄現地の怒りと国鉄分割・民営化から始まったあらゆる職場の矛盾と一体で、戦争絶対反対と1047名解雇撤回でともに闘い勝利しよう。 

 第10期党学校で マルクス主義の実践へ衝撃的学習でした 片桐雄一

 第10期党学校は、私にとって衝撃的でした。すべてのテーマの内容が新鮮で、現実の階級闘争・労働運動を階級的に発展させていくという視点に貫かれていました。
 党学校が階級的労働運動路線の立場にしっかりと立つことで、切り開いてきた地平ではないでしょうか。職場闘争の実践をとおして階級の思想としてのマルクス主義をつかみとり、党綱領草案で“党と労働者階級の関係”を明確にする中でマルクス主義そのものが深められていく。それが党学校の中で実現されていたのだと思います。
 このような立場こそ、マルクスやレーニンの中に貫かれていたものです。労働者の実践的闘いの中から学び、その裏付けをもった理論と歴史として、労働者の中に返していく。党学校の問題意識を強烈に感じました。自分が新鮮に感じたのもここだと思います。
 マルクスの『ゴータ綱領批判』や『資本論』、レーニンの『帝国主義論』や『国家と革命』に貫かれている姿勢は、たえず労働者階級の生きた闘いの中に身をおくこと。その背後には、無数の労働者の自己解放的闘いがあります。そして勝利と敗北を総括し、「今度こそは必ず勝利する」というマルクスやレーニンのプロレタリア革命への絶対的な確信です。
 マルクス主義の根本的な思想として、労働者階級の自己解放性に絶対的な信頼をおき、そこに依拠して闘い抜く。なによりも党は労働者階級の部分であり、限りなく一体だという立場に立ったとき、プロレタリア革命勝利の道筋と現実性が明らかになります。
 今回の党学校で、動労千葉労働運動から学ぶことをとおして、マルクス主義そのものを「生きたマルクス主義」としてつかみとる端緒につくことができました。マルクス主義は全労働者階級の心を必ずとらえることができるし、そもそも労働者階級自身がつくり出してきた自らの思想です。故中野動労千葉顧問の「労働者を軽んじ、蔑視する考えに取り込まれない限り労働者は必ず勝てる」という言葉こそ、マルクス主義そのものです。1年間通い続け、実り多いものとなりました。