2010年5月 3日

3闘争団員が和解拒否 代理人を解任し訴訟継続へ

週刊『前進』10頁(2438号2面3)(2010/05/03)

3闘争団員が和解拒否
 代理人を解任し訴訟継続へ

 屈辱的「和解案」の受け入れを強行した国労臨大に対し、決定的な反撃がたたきつけられた。27日、鉄道運輸機構訴訟原告・秋田闘争団の小玉忠憲さんが、翌28日には鉄建公団訴訟原告・小倉地区闘争団の羽廣憲さんと同・旭川闘争団の成田昭雄さんが訴訟代理人弁護士を解任し、訴訟を継続する意志を公にした。
 4者4団体幹部と訴訟代理人らは、訴訟の取り下げに急速に動いている。また、国交省は臨大当日、「訴訟原告910人全員の署名入り和解承諾書の提出」を国労に強要した。全闘争団員が一人の例外もなく「解決案」受諾を文書で表明しない限り、解決金も出さないと言い始めたのだ。
 この攻撃に対し、絶対反対派の闘争団員は、代理人を解任して訴訟の取り下げを拒む断固とした姿勢を貫いた。この闘いは、屈辱的「解決案」と国労臨大決定を一瞬にして打ち砕いている。
 「解決案」への闘争団員の不満と怒りは渦巻いている。3人の闘争団員は、身をていしてその思いを貫いたのだ。
 28日、厚生労働省記者クラブで記者会見した3人の闘争団員は、国鉄分割・民営化は絶対に認めない、解雇を撤回させるまで闘いをやめない、そのため「和解」を拒否し、訴訟を断固継続するときっぱり表明した。
 闘いを貫く道は示された。これに続き、あくまで解雇撤回へ闘おう。