ZENSHIN 2000/07/31(No1967 p06)

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週刊『前進』(1967号2面2)

資料

「解決案なき臨時大会」の再開に反対し国労の良心に訴えるアピール

 七月十一日、全国の国労闘争団が連名で「『解決案なき臨時大会』の再開に反対し、国労の良心に訴えるアピール」を発し、国労本部に臨大再開に反対する申し入れを行った。闘争団のアピールを紹介します。(編集局)

 七月一日の第六六回臨時全国大会は、大混乱の末、休会となった。この事態を招いた原因は、具体的な解決案も解決交渉の進展もないまま臨大開催を強行し、「JRに法的責任がない」ことだけを決めようとした本部執行部にあり、本部はその責任を痛感すべきである。
 本部は、「四党合意」の翌五月三十一日に開かれた全国代表者会議の中で、「七月一日を目処にして解決作業の促進を求めていく」「七月一日に予定している臨時大会の中では、法的責任がないことの確認だけではなくて、包括的な打開に向けて努力をしていきたい」と答弁したが、七月一日に至るも、交渉の進展状況、包括的な打開の中身をついに示すことができなかった。
 「四党合意」は運輸省がつくったという自民党の四項目の丸呑みではないか、という疑問に対し、本部がそれを否定してきた唯一の理由は、「自民党・社民党トップの決断」により「並行して解決作業が進む」ということであった。しかし、その「約束」が実行されないにもかかわらず、本部は、まず国労が「JRに法的責任なし」を決定し、自らが「国労に屈伏を迫るもの」と評価してきた四項目を丸呑みしようとする臨大開催を強行したのである。
 また、臨大直前の六月二十九日になってようやく「臨時全国大会方針(案)」を決定し、その中ではじめて「解決交渉にあたり゛法的責任がないことを認める”ことは、苦汁の選択である」という見解を示したことも、この間極めて不誠実だった本部の姿勢を象徴的に表している。
 自民党の数の力によって国鉄改革法案が可決され、私たちは国労所属だけを理由としてJRから採用差別を受けた。JRで働きたいという私たちの意思は無視され、権力側の勝手な都合で職場を追われ、労働者としての誇りを踏みにじられ、家族を含めた将来を奪われた。その一方的なやり方に対する怒りこそが、十三年余の闘いの原点である。
 当事者に一言の説明もなく「四党合意」を了承し、一度も胸襟を開いて話し合おうとしないまま臨大開催を強行した本部に対し、「私たちの人生を勝手な都合で決めないでください」と叫んだ家族の思いは、私たち闘争団の共通の思いである。
 私たちは、十三年余にわたり国鉄闘争に支援を寄せていただいた支援、共闘のみなさんの思いを裏切ることはできない。
 労働争議の解決局面では、和解協定書の一言一句に至るまでぎりぎりの攻防が行われる。それは、当該の権利回復のためばかりではなく、解決の仕方や水準が他の争議や労働者に与える影響を考慮するからであり、支援者に対する誠意でもある。まず国労が「JRに責任がない」ことを認めてしまうことが、国鉄方式のリストラが広がりつつある状況の中でいかに悪影響を及ぼし、支援者を裏切ることになるかを私たちは忘れてはならない。
 また、国鉄闘争を当該として闘っている他組合への配慮もけっして怠ってはならない。
 私たちはいま一度、すべての国労の仲間の良心に訴える。労働組合としてやってはならないことはやってはならない、越えてはならない一線は越えてはならないということを。
 私たちは本部に強く求める。具体的な解決案がないまま臨時大会を再開する愚を犯してはならないことを。
二〇〇〇年七月十一日

国労稚内闘争団・団長 池辺哲司/国労音威子府闘争団・団長 鈴木孝/国労名寄闘争団・団長 西原順一/国労旭川闘争団・団長 内田泰博/国労深川闘争団・団長 瀬古勝利/国労留萌闘争団・団長 田辺和憲/国労紋別闘争団・団長 清野隆/国労北見闘争団・団長 前北富雄/国労美幌闘争団・団長 高橋修/国労帯広闘争団・団長 馬渕茂/国労函館闘争団・団長 西村昭英/国労静岡闘争団・野田紀泰/国労筑豊闘争団・団長 土村学/国労鳥栖地区闘争団・原田亘/国労熊本闘争団・団長 平嶋慶二/国労大分闘争団・赤峰正俊/国労鹿児島地方闘争団・団長 山内勇/国労川内班闘争団・団長藤崎久/国労鹿児島班闘争団・団長 垂脇道男/国労志布志班闘争団・団長 鶴巣繁啓/国労姶良伊佐班闘争団・団長 岩崎松男/国労都城班闘争団・団長 新原俊弘/国労宮崎班闘争団・団長 松村秀利

 

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