ZENSHIN 2000/10/23(No1978 p06)

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週刊『前進』(1978号2面3)

広島で連帯集会開く 国鉄勝利へ幅広い陣形

 十月一日、広島市・広成ビルで「がんばれ! 国労闘争団/一〇・一ひろしま集会」が集会実行委の主催で開かれた。国労広島地本の労働者を始め広島県内から二百三十人が結集した。
 集会は午後一時、ビデオ「七・一国労臨大ドキュメント−闘争団・家族の熱い一日」の上映で始まった。参加者は食い入るようにビデオに見入って、感動と決意を新たにした。
 午後一時半、司会の国労広島駅連合分会の久保将樹さん、広島県教職員組合書記次長の難波隆宏さんが紹介された。
 呼びかけ人を代表して前参議院議員の栗原君子さんが開会あいさつをし、「四党合意はノー。国労つぶしは闘う労組への見せしめ。ひとごとではない。みんなで支えよう」と訴えた。
 続いて、平和・人権・教育・環境のための活動家フォーラム代表委員の小森龍邦さんが連帯のあいさつを行い、「四党合意は人間として生きていく基本を譲歩すること。一歩も引かず闘おう。この闘いの勝利をこの目で見たい」と述べた。
 国労広島駅連合分会執行委員の渡辺久男さんが問題提起をし、「不当労働行為を許さず、解雇撤回まで闘争団の仲間を物心両面で支え闘い続ける」と訴えた。
 続いて、九州から駆けつけた筑豊闘争団の労働者が発言に立った。七・一−八・二六の過程を振り返りながら、「国鉄闘争は戦後労働運動のとりでを守る闘い。四党合意による国労つぶしは許せない。希望と目標をしっかりもって闘っていく」と語った。
 その後、六人が支援・連帯のアピールを行った。
 広島県高等学校教職員組合執行委員長の安保英賢さんが、「正しいものは引けん。人生をかけた闘いは人の心を揺さぶるものがある。幅広い支援と連帯を」と呼びかけた。
 全日本港湾労働組合中国部会長の川田澄さんが「ビデオを見て突き抜けるような感動を覚えた。四党合意は支配介入。新たな不当労働行為だ」と訴えた。
 広島連帯ユニオン委員長の鈴木範雄さんが「四党合意という不当労働行為を認めることは絶対できない。民間では国鉄方式のリストラ・合理化−組合つぶしがやられている。国鉄闘争は労働者の未来のかかった闘い」と熱っぽく語った。
 郵政中国労働組合委員長の吉井信夫さんが、「日本の労働者の未来を左右する国鉄闘争。全逓四・二八の二の舞いを繰り返すな」と訴えた。
 広島労働弁護団団長の山田延廣弁護士が「ひとごとではない。明日はわが身。共同戦線を張って闘おう。万国の労働者団結せよ、である」と訴えた。
 最後に元国労特別中央執行委員で総評国民運動局長だった加藤徹夫さんが、「現役に引き戻された。四党合意の受け入れは国家的不当労働行為への屈服。JR総連、JR連合への屈服だ。一組合員に返って苦難を闘争団と共有して闘う」と烈々たる決意を語った。
 集会アピールが採択され、団結ガンバローの音頭を広島県教組執行委員長の山今彰さんがとり、全員が国鉄闘争勝利への決意も固くこぶしを突き上げた。
 この集会は、幅広い陣形のもとに開催された。四党合意粉砕へ、広島の地からも大きな闘いが始まった。

 

 

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