ZENSHIN 2004/11/01(No2172
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週刊『前進』(2172号1面1)(2004/11/01)
体制変革への叫び、ワシントンから全世界へ
米MWM(ミリオン・ワーカー・マーチ)大行動うち抜く,
動労千葉が全米労働者と熱い交歓
11・7日比谷野音に大結集を
10月17日、アメリカの首都ワシントンDCで米労働者階級人民は、医療、社会保障、最低賃金保障など22項目の要求とイラク戦争反対などを掲げてMWM(ミリオン・ワーカー・マーチ)に決起した。ILWU(国際港湾倉庫労働組合)ローカル10などが呼びかけたMWMには、350万人を組織する全米各地の労働組合が賛同した。国家権力とAFL−CIO(米労働総同盟・産別会議)の妨害を蹴破って結集した1万5千人は350万人の代表だ。動労千葉は国外の賛同団体として招待され、支援を含む26人の派遣団を代表して佐藤正和新小岩支部長が発言し、ともに闘った。(本紙 城崎健夫)=関連記事2、3面
全米各地から1万5千人
17日午前11時過ぎ、ホワイトハウス直近のリンカーン記念館前には、広大な全米各地から飛行機やバスや車に乗って何時間もかけて1万5千人の労働者人民が続々と結集した。雲一つない秋晴れにめぐまれた会場には、朝早くから組合の横断幕(バナー)や色とりどりのプラカードを持った労働者が次々に集まった。
会場には主催者であるILWUローカル10の「愛国者法をやっつけろ」「戦争反対の権利を守れ」「一人への攻撃は万人への攻撃」と書かれたバナーが真っ先に掲げられた。その横に、「ブッシュと小泉をやっつけろ。戦争反対。民営化反対。労働者階級の国際連帯を」と書かれた動労千葉の横6bもある大きなバナーが掲げられた。
参加者が持参するプラカードには、「食える賃金をよこせ」「労働組合に仕事と健康保険を」などという切実な要求を書いたものが圧倒的に多い。「軍隊を直ちに帰還させろ」などと書かれた反戦スローガンも多い。ブッシュ批判のプラカードや、「イラクのレジスタンスの勝利を」「労働者階級は独自の政党を必要としている」と書いたプラカードもあった。
集会は、ニューヨークの都市交通労組であるTWUローカル100の労働者たちが運営を担当する中、午後5時過ぎまで開かれた。各労組や団体代表の発言は聞いている者を圧倒するすさまじいテンポと迫力だ。会場からもビビッドな反応が返ってくる。
重要産別労組から次々発言
集会は元バートランド・ラッセル平和財団所長であるラルフ・ショーンマンさんの司会で始まった。最初にジョン・レノンのイマジンの曲が流れ、続いてロサンゼルス統一教員組合(UTLA)の大会代議員であるマーク・リッチさんが登壇。「労働者の要求をあきらめることは自殺行為だ」と発言し、MWMへの参加に反対する労組内の勢力を批判した。政府や民主党・ケリーが社会保障の削減を言うなら「絶対反対!」と言おうと呼びかけると、そのたびに会場から「絶対反対!」の声が返る。
APWU(アメリカ郵便労働者組合)本部組織部長のフランク・ロメロさんが発言し、アメリカ政府が郵便局を閉鎖して郵便事業を民営化しようとしていることに、「ユニバーサル郵便サービスがなくなってしまう」と弾劾、MWMへの熱烈な賛同を表明した。
(写真右=「今すぐやすい健康保険制度を」「ブッシュは家族を後回しにしている」「残業代を奪うな」「ブッシュ有罪」などのプラカードを掲げて決起したAFSCMEの労働者)
ニューヨーク市反戦労組連合のマイケル・レビンさんが、アメリカ帝国主義のイラク侵略戦争とパレスチナへのイスラエルの侵攻支持を弾劾し、「米軍の即時撤兵を」と訴えると、会場から「そうだ!」の声。
ILWUローカル10のジャック・ヘイマンさんが、アメリカ東海岸チャールストン港での港湾労働者への弾圧を弾劾し、ILA(国際港湾労組)ローカル1422のケン・ライリーさんがブッシュ打倒を熱烈に訴えた。ILWUローカル10のヘンリー・グラハム委員長も決意を述べた。
虐殺されたマーチン・ルーサー・キングジュニアの子息であるマーチン・ルーサー・キング3世が、「父が41年前に立っていたこの場に、今私が立っている」「この偉大なMWMの力こそ、父のビジョンを実現するものだ」と述べ、会場の大きな拍手を浴びた。
MWMのTシャツを着て俳優のダニー・グローバーさんが登場し、「今日ここにこられない数百万人の人びとをあなた方は代表している」と述べて、MWMの背後には350万人の労働者がいることを強調した。会場は総立ちとなって熱烈な拍手を送った。続いてAFSCME(アメリカ州・郡・市従業員労組)のブレンダ・ストークリーさんが、「支配階級をゴミ箱に投げ込もう」と訴えた。
集会の終盤に司会のラルフ・ショーンマンさんが動労千葉を、「日本の鉄道労働者が百万人労働者行進に参加するためにワシントンに来ました。この労働者たちは、日本のILWUローカル10に相当する労働者です。彼らは日本で民営化、外注化、労働者の権利の破壊と闘いました」と熱烈に紹介した。参加者の口笛と歓声と拍手で迎えられて、佐藤新小岩支部長がMWMへの連帯アピールを読み上げた。
集会ではこのほか、サンフランシスコ労働者評議会のアラン・ベンジャミンさんが韓国民主労総からメッセージが届いていることを報告。USLAW(米反戦労組連合)共同世話人でAFL―CIO食品関連産業部会書記長のジーン・ブラスキンさん、12・5万人の組合員を組織するAFSCMEローカル37の代表、女性団体の代表、南アフリカからの代表など、多くの労組や団体の代表が熱烈な訴えを行った。また、無実の黒人政治犯ムミア・アブ・ジャマルさんの刑務所内からの電話の声が流された。
米労働運動の新時代始まる
集会の最後にILWUローカル10執行部でMWM共同議長クラレンス・トーマスさんが、MWMの画歴史的意義を明らかにした。「この運動は21世紀の公民権運動です」と、MWMがアメリカの労働運動を塗り替える偉大な歴史的過程の始まりであることを高らかにうたい、国際連帯を強調し、共和党でも民主党でもない労働者階級の新たな運動をつくろうと訴えた。さらに、「22の要求を実現するために、すべての権力を人民へ!」、ランク・アンド・ファイル(現場労働者)こそその担い手だ、と確信を持って宣言した。
動労千葉派遣団は、単に招待者の立場を超えて、MWMの集会準備をも共催者の立場で担った。16日の前夜集会では動労千葉が最初に発言した。集会後の交流会は日米労働者の同志的な熱い交歓の場となった。
この成果と熱気を、4大産別を始めとする全産別に持ち込み、11・7労働者集会の巨大な爆発を日本版MWMとしてかちとろう。
(写真左=無実の黒人政治犯ムミア・アブ・ジャマルさんの釈放を訴えるジャック・ヘイマンさん[白い帽子]ら)
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週刊『前進』(2172号1面3)(2004/11/01)
たたかう労働組合の全国ネットワークをつくろう!
大失業と戦争にたち向かう労働者の国際的団結を!
11・7全国労働者総決起集会
11月7日(日)正午開会
東京・日比谷野外音楽堂
▼アメリカから ジャック・ヘイマン(ILWUローカル10ビジネスエージェント)他
▼韓国から パクサンユン(民主労総ソウル本部事務処長)
ムンムンジュ(民主労総ソウル本部組織部長)
▼連帯あいさつ 「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会/憲法と人権の日弁連をめざす会/佐藤昭夫(国労5・27臨大闘争弾圧を許さない会)/小田原紀雄(とめよう戦争への道!百万人署名運動)
【主催】11・7集会実行委員会(呼びかけ労組 全日本建設運輸連帯労働組合関西地区
生コン支部、全国金属機械労働組合港合同、国鉄千葉動力車労働組合)
《スローガン》
◎全労働者の団結で、小泉−日本経団連・奥田体制と対決し、倒産・解雇・賃下げ・民営化−非正規雇用化と、労働法制・社会保障制度の解体攻撃をはね返そう!
◎全労働者の団結で、「日の丸・君が代」闘争を発展させ、教育基本法−憲法改悪攻撃を阻止しよう!
◎全労働者の団結で、有事立法粉砕−“発動させない、従わない”戦争協力拒否の闘いをつくりあげよう! 沖縄をはじめとした全ての基地撤去、自衛隊をイラクから撤兵させよう! 日本の戦争政策の根幹をなす日米安保体制を打ち砕こう!
◎全労働者の団結で、国労臨大闘争弾圧を粉砕し、国鉄1047名解雇撤回闘争に勝利しよう!
◎全労働者の団結で、団結権破壊を目的とした労組法改悪、労働運動への治安弾圧を粉砕し、共謀罪新設を阻止しよう!
◎日・米・韓労働者の国境を越えた連帯と共同闘争を発展させよう!
◎全労働者の団結で、小泉反動内閣を打倒しよう!
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週刊『前進』(2172号1面2)(2004/11/01)
MWMが掲げる22の要求
われわれは以下の項目が保障されることを追求する
★貪欲(どんよく)な保険会社の抑圧に終わりを告げ、健康保険をアメリカのすべての民衆の権利として確保する、ゆりかごから墓場までの、国を単一的財源とする皆保険制度
★人びとを恒久的に貧困から解放する国民的な生活給賃金
★民営化の影響を受けない社会保障制度の堅持と強化★すべての労働者民衆が一定水準の生活を維持できる年金制度の保障
★NAFTA(北米自由貿易協定)、MAI(多国間投資協定)、FTAA(アメリカ自由貿易地域)など、企業にとってのみ「自由」な貿易協定の廃止
★民営化、外注化、規制緩和、そして国境を越えて最底辺へと落ち込んで行く労働者間の泥沼の競争の中止
★労働組合結成の権利の要求と、タフト・ハートレイ法やすべての反労働者法の廃止の要求
★あらゆるコミュニティーで朽ち果て捨て去られている学校を最新設備で修復する緊急計画による公教育への資金供給
★アメリカにおける仕事に必要な読み書き能力の欠落に終止符を打ち、捨て去られたわが子どもたちと成人たちの能力と可能性を解放するための教師の大集団創設に向けた資金供給
★アメリカの再建に人びとを引きつけるような全国的な技能・能力訓練計画を実施し、貧困が犯罪に転化することや刑務所と産業の複合体をなくすこと
★朽ち果てた都市中心部を、清潔かつ近代的で誰でも入手できる住宅を供給することによって再建し、すべての人びとに住宅と仕事を保障することでホームレス状態をなくしていく
★労働者階級と貧困層を救済し、企業と富裕層への増税を図る累進課税
★環境を保持する国家的緊急計画をもって、大気、土壌、水と食料の汚染を止め、温暖化の進行に歯止めをかけ、危機にさらされている生態系を保護する
★すべての都市と町に、効率的かつ近代的で無料の大量輸送機構を構築する
★愛国者法、対テロ法とすべての抑圧法の廃止
★軍事費を削減し、戦争利得を追求する企業を肥え太らせるために労働者から盗み取った数兆ドルを取り戻す
★企業と銀行のため、そして世界中の貧困国への帝国主義戦争を遂行するためのペンタゴンと諜報(ちょうほう)局の秘密予算帳簿を公開させる
★市民の生活に影響を及ぼすようなすべての決定が、自らの労働によってすべての価値を創造する労働者によってなされるようにするため、われわれの経済機構にも民主主義を拡大する
★すべての市民的権利の積極的施行、全国的教育キャンペーンの実施、労働現場とコミュニティにおいてあらゆる人種差別と差別的法制に対する反対運動の組織化
★正式書類をもたない移民の赦免
★公立学校での芸術教育に対する連邦政府の補助金の増加
★労働者やあらゆる人びとの声に耳を傾け、独占支配とメディア労働組合の破壊に反対する民主的メディアの構築
全アメリカから労働者を動員するわれわれの独立し
た運動のみが、われわれの要求と課題を実現する道を切り開く!
兄弟姉妹のみなさん! 民主主義を回復し、労働者
の圧倒的多数に力を与え、アメリカを再建するこの歴史的運動に参加しよう!
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週刊『前進』(2172号2面1)(2004/11/01)
10・17MWM 戦争と民営化に反対 ランク&ファイル歴史を動かす
労働者階級の巨大な力で
10・17MWM集会での主な発言
すべての権力を人民へ! クラレンス・トーマス
MWM共同議長
これはひとつの偉大な運動です。この運動は21世紀の公民権運動です。もうひとつ強調したい。この集会と同時に全世界で同様のデモが行われていることです。
目前に大統領選挙が迫っている。全国的な労働組合組織は民主党支持を訴えている。しかし、民主党はわれわれの期待を裏切った。共和党もわれわれの期待を裏切った。彼らに頼ることをやめるべきだ。MWMこそがわれわれの要求を達成させる。22の要求を実現するためにあらゆることをやろうと心に決めてほしい。
組合の役員があなたの職場や地域や教会に来たら、立ち上がって叫ぼう。「すべての国民への健康保険を要求する。人間的な生活のできる賃金を全国的規模で要求する。軍事予算の削減を要求する」と。
ILWUの国際連帯センターはあらためて呼びかける。断固としてわれわれの道を進もう。われわれは再びここに来る。その時にはわれわれはこの国の活動全体をストップさせる。
すべての権力を人民へ! すべての権力を人民へ!
人民の力はどんな科学技術よりもすぐれている。軍産複合体の武器よりも強力だ。
選挙の結果がどうあろうとこの運動をやめない。われわれの子どもたちがわれわれよりも輝かしい未来を獲得することができないとしたら、それは社会の何かがおかしい。このような状況を変えよう。ともに闘い続けよう。
支配階級をゴミ箱へ! ブレンダ・ストークリー
アメリカ州郡市従業員労組第1707地区(ニューヨーク市)協議会議長
この場にいない労働者は、子どもを養うために職場に行かなければならない人たちであり、自分の属する組合によって妨害された人たちであり、政府のやり方が気に入らなくて監獄に入れられている人たちだ。
われわれはこの集会を組織するために昼も夜も身をささげてきた。だから、リンカーン記念館とホワイトハウスをわれわれのものにしに行こう。
すべての重要な政治的獲得物は労働者と非白人たちによって獲得されてきた。資本家どもは、われわれの子どもたちがこのことを知ることを望んでいない。
この世界では血と汗と涙と真の警戒心と徹底性なしに獲得できるものはない。
われわれの計画が失敗すれば、支配階級と対決できなくなる。支配階級は、子どもたちが死んでいくのを止められないのは労働者の責任だと言うだろう。そんな言い方は我慢できない。人民は、支配階級をゴミ箱に投げ込むことが必要となった時、そうすることができる。人民だけが、働く人民だけができる。闘い続けよう。組織し続けよう。この国をわれわれが必要とする国に変えていこう。
郵便の民間への移転と対決 フランク・ロメロ
米郵便労働者組合本部組織部長
われわれは昼も夜もアメリカの郵便を配っている。 われわれは、ホワイトハウスの郵政委員会に反対しているアメリカの人びとに感謝を表すためにも、ここに来ている。郵政委員会は、地方でも都市でも郵便局を閉鎖しようとしている。郵便施設を統合しようとしている。われわれの仕事を民間部門に移転しようとしている。これでは、これまでできていたような諸都市間のコミュニケーションがなくなる。ユニバーサルな郵便サービスがなくなる。
郵便労働者はこの偉大な運動を支持している。
私は、ラテンアメリカンの向上のための労働者評議会の一員としてもここに立っている。
(スペイン語で)
Viva los trabajadores! Viva los trabajadores postales! Viva the Million Worker March! 労働者万歳! 郵便労働者万歳! 百万人労働者行進万歳!
立ちはだかる力には力で マーク・リッチ
ロサンゼルス統一教員組合代議員
われわれは要求を自分でかちとらなければならない。哀れなほど少ない最低賃金や学校への貧弱な支出、様々な差別や不平等。イラクにおける殺害と破壊は憤激すべきものだ。社会が弱者や老人や若者や同性愛者を扱うやり方は恥辱だ。CIAやその手先はわれわれの恥だ。われわれはこれらを我慢することを拒否しなければならない。
われわれは、ベトナムに侵攻した帝国に対する勝利と同様の勝利を再びかちとる日に向けて備えている。先週、何人かの勇敢な兵士が、起こるはずのなかった戦争の中、護衛なしのまま燃料を運搬する車列で無意味に死ぬことを拒否した。彼らを支援するために信任を得たい。それは、殺し殺されるために出動せよという違法な命令が出された時に軍務を拒否する大きな勇気を必要とするからだ。兵士たちがわれわれと同じような人間ならば、この戦争は終わるであろう。百万人労働者行進の要求は軍隊の即時帰国である。
もしわれわれに対し巨大な力が立ちはだかるとしたら、それよりももっと巨大な力で対抗しよう、労働者階級の巨大な力で!
彼らが「おまえたちにはメディケアがなくてもい」と言ったら、「絶対反対」と答えよう
われわれは歴史をつくる者 ダニー・グローバー氏 俳優・活動家
あなた方は、今ここに来られない数百万人を代表している。私たちは歴史的な運動のためにここにいる。子どもたちの教育のための闘い、まともな仕事のための闘い、生活できる賃金のための闘い、全世界の人びとの要求のための闘い――これは歴史的な挑戦だ。
われわれは、そうした要求の前に立ちはだかる人びとを弾劾し、対決する。要求すべきものは要求しなければならない。
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週刊『前進』(2172号2面2)(2004/11/01)
ランク・アンド・ファイルの闘いに共感
力を呼び覚ます日
動労千葉 佐藤正和さん
今日は、労働者階級が本当の社会の主人公としての力を呼び覚ます歴史的な日です。日本では、本集会に連帯する多くの集会が東京・大阪・仙台・広島・福岡など十数カ所で行われました。
日本の動労千葉、鉄道労働者を代表してMWMへの連帯のあいさつをおくります。
私たち動労千葉は1987年の国鉄の分割・民営化攻撃に2波のストライキで闘い、40名の解雇者を出しました。しかし、それ以降17年間、今も民営化と対決し、解雇された仲間を守り、団結を守り、ますます意気軒
高と闘っています。
私たちはランク・アンド・ファイルの闘いに深く共感しています。
私たちも闘う労働組合をよみがえらせるために闘います。
MWMと私たちの思いはひとつです。
「医療・福祉、生きる権利を取り戻そう!」
「民営化に反対、労組の団結を破壊するな!」
「治安弾圧をやめよ!」
「イラク侵略・占領をただちにやめよ!」「自衛隊を今すぐ戻せ!」「沖縄の基地を撤去せよ!」
「労働運動をランク・アンド・ファイルの手に取り戻そう!」
11月7日、日本でもMWMを実現します。ぜひ日本に来てください。
内への階級戦争と外への侵略戦争に、労働者階級の誇りにかけて闘おう!
国際連帯の力で共通の敵との闘いにともに立ち上がろう!
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週刊『前進』(2172号2面3)(2004/11/01)
ワシントンポスト紙がMWMを報道
労働組合員が雇用と社会保障を求め結集
リンカーン記念館前、キング牧師の“夢”と結び
米国では10・17MWMの翌日、新聞各紙でMWMの様子が報道された。以下、最も詳しいワシントンポスト紙10・18付の記事の一部を紹介する。(編集局)
* *
全国からやってきた労組員たちは、昨日、「百万人労働者行進」と呼ばれるデモのためにリンカーン記念館前の階段に集まった。予想された数より少ない集会だったが、労働者の権利を要求し熱烈に訴えた。
労組員らは、マーチン・ルーサー・キング 牧師が立ったのと同じ場所に立つことでキング牧師と自分たちの闘いを結びつけた。そこは、殺害された公民権運動の指導者が1963年8月、「私は夢を抱いている」という有名な演説を行った場所だ。様々な職業の様々な主義を持つ労働者たちは、社会的・経済的平等に関するキング牧師のビジョンは現実より夢にとどまっていると述べている。
「アメリカの労働者人民の大部分は困難な状況にある。業務が海外移転され、外注化され、民営化され、若者たちは暗い未来しか見ることができない」とクラレンス・トーマス氏(57)は語った。彼はカリフォルニア州オークランド港のクレーン運転手で、サンフランシスコの国際港湾倉庫労組(ILWU)第10支部の指導者、昨日の集会の重要な組織者である。
10月のうす寒い午後、記念館の下に立ったり、リフレクティング・プール(記念館の下の池)のほとりに並んだ数千人は、もっと職を、すべての人に健康保険を、イラクでの戦争をやめろ、と叫んだ。
治安当局者は群衆は1万人以下だったと見なした。主催者は1万から1万5千人が参加したと言った。
「百万人労働者行進」というタイトルは「1995年百万人行進」のイメージを呼び起こすことを意図したもので、群衆の数を反映するものではないと主催者たちは述べている。彼らは結果に失望していないと言っている。だが、当局によって約30台のバスが記念館の近くで乗客を降ろすことを阻まれ、ロバート・ケネディ記念スタジアムに向かわされた。それが集会に遅れたり、参加できなかった人が多くなった原因になったと不満を述べた。公園警察とワシントンDC警察はバスが方向転換させられたことは知らないと言う。
群衆には、郵便労働者、港湾労働者、スクールバス運転士、教員、デパート店員、鉄道検修労働者などがいた。彼らは、アメリカの労働者が家庭や職場で直面している社会的・経済的・政治的困難を大統領選の数日前に焦点化させるためにワシントンに来たと言う。
海外への業務移転を終わらせることは、この集会の多くの遠大な到達目標のひとつにすぎない。労働者たちの22の要求のうち、いくつかを挙げれば、全アメリカ人への「ゆりかごから墓場まで」の健康保険の保障、全国的な生活賃金、アメリカ合州国愛国者法の廃止、公立学校への資金投入の増加、無料の公共交通機関などの要求がある。
反戦感情もまた強かった。労働者たちは、イラクとの不正義の戦争と彼らが呼ぶものへと国を導いたとしてブッシュ政権を批判している。彼らは、戦争に支出された数十億jの代わりに、もがき苦しんでいる学校やコミュニティーに支出する必要があると言っている。「われわれには雇用が必要なのであって、戦争展開は必要ではない」と古参鉄道労働者で保線被雇用者友愛会第551支部の組合員、マーク・バーバー氏(51)は述べている。
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週刊『前進』(2172号2面4)(2004/11/01)
■総計350万人が加盟する労働組合が賛同
百万人労働者行進賛同団体・者
米郵便労働者組合(APWU)、全国教育協会(NEA)、米労働総同盟-産別会議(AFL-CIO)サウスカロライナ州/カリフォルニア州、ジェシー・ジャクソン師、都市交通労組(TWU)第100支部(ニューヨーク市)とロジャー・トゥーサン委員長/第1704支部、ラテンアメリカンの向上のための労働者評議会(LCLAA)、全国郵便集配連盟(NALC)カリフォルニア州/第214支部、米・州郡市従業員労組(AFSCME)第1550支部(テキサス州ヒューストン)/第37地区協議会(ニューヨーク州)/第92地区協議会(メリーランド州)/第1707地区協議会(ニューヨーク市)とブレンダ・ストークリー議長/第95、167、205、215、253、389、1072、1550、1881、1930、2627、2858、3506、3800支部/第668支部(ペンシルベニア社会事業組合)、俳優ダニー・グローバー、ミネアポリス市労働者評議会、貧者の経済的人権運動、移民者の団結ネットワーク、バーバラ・リー下院議員、チームスターズ第808支部(ニューヨーク州ロングアイランド)/全国黒人協議会、サービス従業員国際組合(SEIU)第1199支部(ニューヨーク州)執行委員会/第535支部(カリフォルニア州)/第790支部マリア・ギレン副委員長、サンフランシスコ労働者評議会、行動ロサンゼルス、国際行動センター(IAC)、農場労働者組織委員会、黒人労組活動家連合(CBTU)とウィリアム・ルーシー議長、国際港湾倉庫労組(ILWU)港湾部会(西海岸全体)/第10、34支部、ANSWER連合、サンフランシスコANSWER、ロサンゼルス統一教員組合(UTLA)、正義と平和のための連合(UPJ)、アジア太平洋系アメリカ人労働者連合(APALA)、ラムゼー・クラーク元米司法長官、米通信労組(CWA)第1104(ニューヨーク州ビンガムトン)、9119、9410(サンフランシスコ)支部、正義のための黒人労働者(ノースカロライナ州)、米ラテン系人運動ホアン・ホセ・グティエレス、喜劇役者ディック・グレゴリー、ノーム・チョムスキー教授、ハーレム失業者連盟、公共サービス従業員労組(UE)第150支部(ノースカロライナ州)/第160支部(バージニア州)、アメリカンインディアン運動、ニューヨーク市反戦労組連合(NYLAW)、米ユナイテッドスチール労組(USWA)第8751支部(ボストン)、歴史学者ハワード・ジン、国際港湾労働者協会(ILA)第1422支部(サウスカロライナ州)、アメリカ教員連盟(AFT)第2121支部(サンフランシスコ)、統一農場労働者組合共同創立者ドロレス・ウエルタ、全米自動車労組(UAW)第1981支部(全国作家組合)/第879支部(ミネアポリス)、合同都市交通労組(ATU)第1555支部(サンフランシスコ)、米緑の党、カリフォルニア州建物建設労組協議会(SBCTC)サンタバーバラ/サンルイスオビスポ/ナパ・ソラノ、ニューヨーク州トロイ地域/アルバニー労働者評議会、鉄道海運運輸労組(英RMT)、ハーレム入居者評議会ネリー・ベイリー、カリフォルニア州配管工組合協議会/第393支部、映画俳優組合元議長エド・アスナー、米音楽家連盟第6支部、国際機械航空宇宙労組(IAM)第1145支部(ニューヨーク州セルカーク)、日雇い労働者プログラム(サンフランシスコ)、グラフィックコミュニケーションズ国際組合(GCIU)第4支部/北米新聞協議会、動労千葉(日本)、正義のための行動センター(ノースカロライナ州シャーロッテ)、ロサンゼルス郡労働者評議会ミゲル・コントレラス書記長、フィリピン人労働者協会、3月21日旅団、チャールストン労働者評議会(サウスカロライナ州)、正義と平和のための連合メーン州/ジョージア州、正義のための黒人電話労働者(ジャージー市)、大学従業員連合(CUE)第3支部、陸軍組合支援ネットワーク(SNAFU)、統一運輸労組(UTU)第1741支部、国際産業労組(IWW)、アル・アウダ・パレスチナ帰還権連合ニューヨーク、パム・アフリカ「ムミア・アブ・ジャマルを憂慮する国際的な家族と友人」、米社会党ほか
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週刊『前進』(2172号2面5)(2004/11/01)
サンフランシスコ 動労千葉先頭に訪米団
ILWUやスト労働者と交歓
10月14日朝、サンフランシスコに到着した動労千葉派遣団は、直ちに労働協約改定をめぐるストライキ闘争に決起しているホテル労働者の支援に駆けつけた。
午後2時、サンフランシスコ中心街のパレスホテルの前で、UNITE HERE(注)ローカル2のホテル労働者が9月末に四つのホテルで開始したストライキに対して資本家団体が14のホテルでロックアウトを実施していることへの抗議闘争の現場に駆けつけ、熱い交歓を行った。
動労千葉が今年7月に訪米した際にサンフランシスコ中心部のメーシーズ百貨店前でピケット闘争に直ちに合流した時とそっくりの光景だ。今回は、動労千葉が同労組への英文の連帯メッセージを持参したことで連帯の密度がより深まった。
UNITE HEREの現場指導部がホテル前の労働者を集めて、動労千葉の佐藤正和さんを紹介した。
ローカル2の労働者の闘いの意義を理解した動労千葉の熱い連帯メッセージが日本語と英語で読み上げられるや、参加した労働者の中から一斉に「サンキュー」「ドーロー・チバ」の声が上がった。日米の労働者の中から「ローカル2、ローカル2」の大合唱が巻き起こった。
その後、動労千葉の団結はちまきを配ると、すごい人気で、用意した分があっという間になくなった。
ローカル2の労働者全員がはちまきをし、動労千葉の旗を持って、派遣団とともにホテル前をデモ行進し、一緒になって“今すぐホテルをチェックアウトしよう”と宿泊客に訴えた。
(写真左=動労千葉の佐藤正和さんがUNITE HEREのTシャツを着た代表者の紹介で連帯メッセージを読み上げ、ホテル労働者と熱い交歓[10月14日 サンフランシスコ])
ヘイマンさんが訪日を表明
午後5時から、ILWU(国際港湾倉庫労働組合)ローカル6の事務所で日本の共謀罪とアメリカの愛国者法に反対する討論会が行われた。
その後、同じ会場でMWM実行委員会などの主催で、「日本の再軍備化、抑圧そしてアメリカ」と題する集会が開かれ、サンフランシスコ労働者評議会の労働者や日系コミュニティーの労働者が参加した。この集会には国賀祥司泉佐野市議ら関西からの派遣団も参加した。
集会では在米の沖縄3世、4世らが日本からの派遣団を歓迎してエイサーと演奏を披露した。在米ウチナーンチュの沖縄差別との対決の経験などが発言をとおして明らかになった。
討論の中で、ILWUローカル10のビジネスエージェント、ジャック・ヘイマンさんは、「私は日本の11・7労働者集会に参加し、発言する。日米の労働者の国際連帯こそ戦争を止める道だ」と発言、動労千葉とのきずなを確認した。
さらに、沖縄の米軍基地の問題、日米労働者の共通の敵が帝国主義であること、国際連帯をとおして帝国主義の打倒が可能になることなどが話し合われた。
(本紙 城崎健夫)
注 UNITE HERE UNITE(全米縫製・繊維労組)とHERE(ホテル・レストラン従業員組合)が今年7月に合同。組合員数44万人。
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週刊『前進』(2172号3面1)(2004/11/01)
10・17MWM 戦争と民営化に反対 ランク&ファイル歴史を動かす
日本 全国各地で連帯行動
10月17日、アメリカ・ワンシトンDCでの百万人労働者行進に呼応し、イギリス、韓国など世界各国の国際連帯行動の一環として、日本でも東京・渋谷を始め全国十数カ所で連帯行動が取り組まれた。
“ブッシュも小泉もノー” 動労千葉先頭に渋谷デモ
10月17日午後、快晴の渋谷を動労千葉の真っ赤な鉄輪旗が進む。11・7集会実行委(動労千葉など3組合)が呼びかけ、とめよう戦争への道!百万人署名運動が協賛した「ブッシュも小泉もNO! 10・17MWMに連帯する東京行動」に集まった労働者・市民、学生620人のデモだ。「戦争も小泉もノー! 11・7日比谷野音に集まろう! 労働者の団結で世の中変えよう!」の元気な呼びかけに沿道からデモに参加する青年が相次いだ。
デモに先立って宮下公園で集会が開かれた。「とめよう戦争!隊員家族と元自衛官連絡会」、アイルランド人ジャーナリストがイラク反戦を訴え、破防法・組対法に反対する共同行動の代表は共謀罪新設阻止の闘いを訴え、「国際連帯を掲げて日本の中で治安立法と闘う。10月20日〜22日にはハンストを闘い、11月8日には国会前大行動を闘う」と呼びかけた。
沖縄・辺野古現地で海上基地建設を阻止しているヘリ基地反対協の安次富浩共同代表が発言に立ち、「施設局のもくろみを一つひとつ打ち砕いている。私たち沖縄は新しい基地を絶対に造らせません。皆さんは本土で日本政府の野望を打ち砕いて下さい。沖縄と本土の闘いが連帯し、それがアメリカや韓国へとつながっていく」と断言した。
MWM組織委員会のスティーブ・ゼルツァーさんからのメッセージ(要旨別掲)を大きな拍手で歓迎した後、田中康宏動労千葉委員長が集会実行委を代表してあいさつ(要旨別掲)し、11・7労働者集会への結集を熱烈に訴えた。
さらに同じ日比谷野音で開かれる11・6教基法改悪反対集会への結集を教育労働者が訴え、全逓の青年労働者が小泉政権の郵政民営化攻撃に怒りを燃やし、「労働者の武器であるストライキを闘おう」と呼びかけた。
動労水戸の労働者が行動提起を行い、デモに飛び出した。渋谷一周のデモは参加者を増やして宮下公園に帰ってきた。最後に田中委員長が「すべての労働者が腹の底に持っている怒りを引き出し、11月6日、そして11月7日、日比谷野外音楽堂に万余の結集を実現しよう」と呼びかけ、「団結ガンバロー!」。
11・7大結集へ決意固める 大阪
ミリオン・ワーカー・マーチと連帯して、ACT&UNITEは大阪・中之島公園で集会とデモを300人の参加で大成功させました。
集会の冒頭、スティーブ・ゼルツァーさんからの連帯メッセージが読み上げられました。続いて、石原都政に立ち向かう「被解雇者の会」の太田淑子さんが発言。「強制を前にしっぽを巻いて逃げ出すことはできなかった。クビにされたが逆に全国をかけまわって訴える」という熱い決意に会場はわき立ちました。次に沖縄・辺野古で座り込みを闘う青年から発言、「カヌーとダイバーで調査を止め続ける」と怒りに満ちた報告でした。「とめよう戦争!隊員家族と元自衛官連絡会」、アメリカからの留学生、婦人民主クラブ全国協が発言しました。
青年労働者を代表して全国金属機械労組港合同の青年が発言。「MWMを打ち抜いたILWUローカル10、ゼネストに立つ民主労総ソウル本部との連帯集会として11・7を成功させ、『骨太方針W』への労働者の回答としよう」との呼びかけでした。
最後に高槻医療福祉労組がMWMに派遣団を出して闘っていることを報告。
デモは梅田まで繁華街を進むデモで、「ブッシュ・小泉打倒」「労働者の社会をつくろう」という呼びかけに手を振る学生、青年労働者がたくさんいました。
(京大・斉藤)
原爆ドーム前で集会・デモ 広島
原爆ドーム前で百万人署名運動広島県連絡会の主催のMWMと連帯する行動が開催された。県内各地から労組を中心に「戦争をとめよう! 民営化反対」というスローガンを掲げて130人が結集した。
「アメリカ帝国主義の人類に対する最大の犯罪が行われた場所のひとつであるヒロシマ」(MWM反戦のラリー・ホームズさん、シャロン・ブラックさんからのメッセージ)で国際連帯行動を実現しようという決意が全体に満ちている。
MWMのアピールとANSWER連合からの熱烈なアピールが読み上げられた。
病院労組、被爆者医療を担う診療所労組と介護保険制度に反対する高齢者が次々と決意表明した。広教組の労働者は「教員免許更新制など教育労働者の団結を破壊し、教組を解体する攻撃が急ピッチでかけられている。危機をチャンスととらえて反撃しよう!」。
続いて動労西日本の労働者、広島連帯ユニオンから11・7労働者集会への結集が呼びかけられた。闘う高校生や広島大学自治会から教育基本法改悪攻撃に反撃し、秋の決戦を闘う決意が表明された。
最後に集会宣言を満場の拍手で採択し、デモ行進に移った。若者がドラムをうち鳴らしてコール。日曜の繁華街にくり出したデモ隊は労働者市民の圧倒的な注目と共感を呼んだ。
中国四国各地で
この日、中四国各県でも百万人署名運動によるMWM連帯行動が一斉に取り組まれた。岡山では正午から1時間の街頭宣伝が行われ、その後「ブッシュ打倒! 小泉打倒!」を訴えて市内をデモ行進した。山陰では、米子市内で4時間にわたるピースライブやリレートーク、山口や徳島、香川でも街頭宣伝が行われた。
また愛媛では、「教育基本法改悪をとめよう10・17えひめ集会」が開かれ、松山大学助教授の大内裕和さんがMWMとの連帯を訴えた。その後街頭宣伝で11・7労働者集会へのアピールが行われた。
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歴史的闘いの日に高揚感 福岡
10月17日、福岡・天神警固公園で、アメリカMWMに連帯する反戦共同行動・福岡主催の集会とデモが行われました。
集会参加者は皆一様に、アメリカのMWMが世界革命の始まりの日になろうとしている現実を前に、非常に高揚した空気の中で次々と発言に立ちました。
反戦共同行動・福岡の石崎代表が「今日の闘いは日本全国の闘いであり、全世界的な闘いである」と発言し、基調報告では、侵略と民営化を阻止することができるのは、労働者の新潮流の登場以外にないと強く確認されました。
続いて9月中旬から沖縄現地に駆けつけ、名護市辺野古で座り込み闘争に参加していた女性が現地の切迫した闘いを報告しました。
この後も国労闘争団、自治体労働者、教育労働者、医療労働者、青年労働者など次々と立ち、労働者が今こそ社会変革に立ち上がるときであると力強く発言しました。最後に九州大学学生自治会の代表が発言し、元気よくデモに出発。
この後、福岡県春日市で行われたピースウォークIN春日に合流し、航空自衛隊春日駐屯地に向けてデモを行い、自衛隊のイラクからの即時撤退を申し入れました。日付の関係から世界で一番最初にこの日の闘いに立ち上がり、一日闘いの声を上げました。
(投稿 榊圭一)
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ピースアクション打ちぬく 仙台
仙台で百万人署名運動・宮城県連絡会が主催するピースアクションが行われ、労働者・市民・学生80人が集まりました。
事務局からの経過報告では、今秋、仙台からの自衛隊派兵、教育基本法−憲法改悪との闘いを全力で進めることが提起され、11・7労働者集会への結集を訴えました。さらに、MWM組織委員会からのメッセージを大きな拍手で確認しました。続いて沖縄・辺野古現地で1カ月闘ってきた学生が「新基地建設阻止のため自分もカヌー隊で闘ってきた」と元気よく報告。教育労働者は、都教委の卑劣な「日の丸・君が代」攻撃を紹介し、教育基本法改悪阻止を訴えました。パレスチナとの連帯も呼びかけられました。
集会後、繁華街の一番町アーケードをピースウォーク。通行する人びととエールを交わしながら、元気に打ちぬきました。
(投稿 T)
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週刊『前進』(2172号3面2)(2004/11/01)
MWM組織委員会より
ゼルツァー氏メッセージ
兄弟姉妹の皆さん!
経済の民営化と規制緩和は、アメリカの数百万の労働者の生活を破壊しています。日本において民営化と規制緩和が郵政や他の産業において強行されれば、結果はまったく同じです。このような労働者・人民に対する経済的な襲撃に対しては、国際的に連帯した方法で闘わねばなりません。アメリカの雇用主は日本の資本家どもと、同じ策略で手を組んでいます。
また、多くの労働者・人民、労働組合、住民組織が戦争と抑圧に反対して立ち上がり始めています。米日の労働者が一緒になって、今こそ情勢に立ち遅れずに、アメリカ政府と資本家ども、日本政府とその企業家どもの帝国主義的な戦争計画を阻止して行かねばなりません。
アメリカと日本の軍事国家化は、世界大戦へとつながり、世界に跳梁(ちょうりょう)し、戦争で暴利をむさぼる国際的な強盗王どものみを肥え太らせます。
私たちはまた、戦争反対を組織する労働者や活動家に対する攻撃の激化に、強く抗議します。
私たちは闘いの中で皆さんと共にあります。
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週刊『前進』(2172号3面3)(2004/11/01)
動労千葉 田中委員長あいさつ
11・7を日本のMWMの出発点にしよう!
今、われわれの目の前で途方もないことが始まっています。アメリカの労働者が、日本の連合であるAFL−CIOと対決をして、ランク&ファイル、つまり一兵卒の労働者から決起を始めて「ブッシュもノー、ケリーもノー」と掲げ、これに制動をかけるAFL−CIOの壁を、断固打ち破ろうと訴えて百万人労働者行進を始めるなどということを、誰が想像したでしょうか。労働運動に、ある意味で革命が起きようとしているということです。
今、イラクで進めている戦争の首謀者であるブッシュの足元で労働者が「戦争を止めろ! 労働者の諸権利の破壊を許さないためにブッシュ政権を俺たちは打倒する!」と闘いを始めたということは、全世界の労働運動がこれから塗り変わるということです。アメリカの労働運動の歴史も塗り変えるような新しい闘いが、われわれとともに始まろうとしています。
私たちの闘いはまだまだ小さな闘いでしかありません。しかし考えてみて下さい。ミリオン・ワーカー・マーチを呼びかけたのはILWU、つまり国際港湾倉庫労働組合のローカル10という支部です。ローカル10はこの間、私たちと偶然、本当に固いきずなで結ばれました。この支部はわずか1200名ですが、闘う伝統を守って命がけでブッシュと対決をし、イラクへの物資輸送を止め、逮捕者を出しながら闘いぬいてきた支部です。この1200名が全米に呼びかけを発するという途方もないことを始めて、それが現実にアメリカの教育労働者協会270万を動かし、アメリカの自治労にあたる労働組合を動かし、アメリカの全逓を動かした。われわれにもそういう闘いを実現する可能性が宿っています。
一人ひとりの労働者が持っている無限の可能性をつなげて団結をする、そうした時に世の中は間違いなく変わる。これが今回のミリオン・ワーカー・マーチから何よりも学んだことです。一人ひとりが本当に無限の可能性を持っている。これが労働者の力です。だからこそ、私たち労働者は社会の主人公なんです。
このミリオン・ワーカー・マーチと固く結合した集会として11月7日、日比谷野外音楽堂で私たちを始め3労組が呼びかけて、これにILWUローカル10や韓国の民主労総ソウル本部の仲間たちが心から賛同してともに闘おうという、こういう集会が開かれます。
これが日本におけるミリオン・ワーカー・マーチの出発点です。私たちは小さな組合ですが、私たちが持っている夢は大きい。この11・7集会を出発点にして日本でも絶対ミリオン・ワーカー・マーチを実現したい。戦争に突き進んで労働者の権利を奪い、雇用を奪うような政権を打倒する。労働者が胸を張って歩ける、大きな団結をつくりたいということです。
そのためにきょうここに集まった皆さんがあと3週間、自分の職場で隣で働いている仲間、地域の仲間、ともに闘っている仲間たち全部に声をかけて、日比谷野外音楽堂に結集をさせてほしい。それこそが、大変な闘いを始めたアメリカの労働者との本当の連帯だろうと思います。
きょうの集会は沖縄との連帯集会でもあります。今アメリカは、沖縄を、日米安保そのものを質的に徹底的にエスカレートさせようとしている。日本政府は“もう極東条項なんか取り払え”と公然と言い始めています。つまり世界安保になるということは、日本が世界で戦争を始めるということじゃないですか。じゃあこの沖縄の基地を撤去するためには何が必要か。この実態が日米安保である以上、日本の労働者が立ち上がって、アメリカの労働者が立ち上がった時に初めてアメリカの基地は撤去できる。闘いには無限の可能性がはらまれています。
もう一度心から訴えます。時代は変わった。私たちの訴えは世の中に大きく広まり始めた。アメリカにまで伝わったということです。問われていることは、私たち一人ひとりがこれまでの発想を変えて、本当に社会の主人公たる自分として登場しようじゃないか、それが11・7です。
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週刊『前進』(2172号3面4)(2004/11/01)
私たちの使命(MWM組織委員会文書)
36年前、「貧困に対するこの地での戦争」を開始するため、マルチン・ルーサー・キング・ジュニアはワシントン貧民行進に向けアメリカ全土の労働者民衆を奮い立たせた。
「アメリカ政府は、世界で最も大きな暴力の行為者のひとつだ。アメリカは歴史的な分岐点にあり、われわれがひとつの国ひとつの社会として、新たな道を選択し決意と勇気をもってその道を進むことが、決定的に重要である」と彼は宣言した。
労働者民衆が今日直面している危機はさらに激しいものがある。組織的な虚偽と欺瞞(ぎまん)に隠れ、略奪戦争が労働者民衆のカネでいたる所で開始されている。
われわれの名において、一握りの富者と巨大企業が我が政府を簒奪(さんだつ)した。企業と銀行寡頭制が衣を変えて、労働者民衆に対する階級闘争を遂行するため官庁を占拠している。彼らは自分自身の利益のためにこの国を捕獲している。
アメリカ労働者の大多数は攻囲下にある。社会福祉と学校、図書館、廉価な住宅、健康保険への基本的な資金供給が切り下げられ削除されている。
組合を破壊し、百年間の闘いの成果を巻き返すのが真の目的である外注化と民営化を推し進めることで、それなりの賃金を得られる仕事は消えてなくなりつつある。
重労働と飢餓賃金が世界中の労働者に押し付けられ、また国内の労働者には仕事と諸給付を掘り崩すために同じことが展開されている。
あからさまな階級戦争が、労働者家族やわれわれの子どもたちへの一切の制限を取り払って、反労働者的法律・法規と搾取者に仕える法廷によって強制され遂行されている。
愛国者法などの抑圧法の狙いは、労働者の権利のための闘いを威嚇し弾圧することであり、経済と社会の民主主義的な管理を破壊することである。はるかかなたの敵を口実として、それを抑圧と独裁支配の煙幕となしている。
われわれ自身の計画表に基づき労働者を動員する時が来た。特権を持つ少数者への従属を断ち切り、アメリカの政治過程における彼らの独占に終止符を打とう。
兄弟姉妹のみなさん、ともに起ち上がろう。社会変革の巨大な運動を立ち上げるため、ワシントン百万人労働者行進(MWM)に加わろう。ともに社会、経済、政治に関わる労働者の運動を創り出そう。われわれは多数派である。われわれの生存を支配する隠れた腐敗者どもは強欲な少数者に過ぎない。
労働組合、労働者評議会、社会的・共同体的組織、友人から近所の人びとまでともに組織しよう。われわれは動き出したのであり、けっして否定されることはない。
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週刊『前進』(2172号5面1)(2004/11/01)
11・7で労働運動の未来を切り開こう
日比谷野音大結集に勝負かけよう
中野洋 動労千葉前委員長に聞く
MWMが階級闘争を変えた 帝国主義に引導を渡す時だ
アメリカ・ワシントンで、10月17日にMWM(百万人労働者行進)が闘われた。日本からは動労千葉が海外代表として参加した。日本でもMWMのような労働者の大行動を実現する時が来た。11月7日に全日本建設運輸連帯労組関西地区生コン支部、全国金属機械労組港合同、国鉄千葉動力車労働組合の3組合の呼びかけで、11・7全国労働者総決起集会が開かれる。この集会の成功に向けて、動労千葉の中野洋前委員長にお話をうかがった。(インタビュー・構成/大沢 康)
第1章 ついにアメリカで労働者が反乱開始
反動を突き破って労働者組織しよう
――まず、MWMについてうかがいます。
あの帝国主義国中の帝国主義国であるアメリカで、ついに労働者の反乱が開始されたことを、私は感動を持って受け止めています。イギリスや韓国、日本でも東京など各地で連帯行動が闘われました。
今度のMWMは、1929年にアメリカで大恐慌が起こり、失業者が満ちあふれて、ワシントンに向けた大行進が行われて以来と言われている。60年代に黒人の公民権運動がベトナム反戦運動と結合して起こった。この時は黒人の解放運動と学生運動が中心で、労働組合は中心ではなかった。そのアメリカの労働組合が、ブッシュ政権に対して立ち上がった。しかも、「ランク・アンド・ファイル」、つまり一兵卒、一般労働者が労働貴族をうち倒して、労働組合を現場労働者の手に取り戻そうという運動です。われわれの新潮流運動とまったく同じ運動が発展している。
これを呼びかけたのは、動労千葉と連帯しているILWU(国際港湾倉庫労組)ローカル10と34の合わせて2千人に満たない労働組合です。去年の11・9集会にローカル34の書記長やスティーブ・ゼルツァー氏が来て、動労千葉、関西生コン、港合同という、全部合わせても2千人ぐらいしかいない組合が「たたかう労働組合の全国ネットワークをつくろう」という集会をやっているのを見て、間違いなくヒントを得た。国際連帯とは、お互いのいいところを学んで、自国の労働者の闘いを強化していくということが重要です。
マルクスは『共産党宣言』の末尾で、「万国の労働者団結せよ!」と書いている。万国の労働者が団結しなければ、資本家階級は打倒できない。しかし、われわれが本当にその問題を対象化していたのか。革命は世界革命でしか勝利できない。日本で革命を起こしても、アメリカで革命が起こらなければ、われわれはやっつけられてしまう。その一番最悪かつ最大の帝国主義国であるアメリカで労働者が立ち上がり始めた。
しかも、その闘いのスローガンは健康保険の問題などだが、要するに「アメリカの社会を変革しなければいけない」と言っている。そして「今、労働者を動員する時だ」、行動しなかったら何の要求も獲得できないと言っている。
「革命」という言葉は使っていないけれど、スローガンは体制変革的です。例えば、労働者は「自らの労働によってすべての価値を創造する」のだから、決定の権限を労働者に与えよというスローガンを掲げた。
しかも、ブッシュとケリーが争っているアメリカの大統領選挙が11月2日に行われる。その直前の10・17に、首都ワシントンでMWMが闘われたわけです。
今度の11・7集会に来るILWUローカル10ビジネスエージェントのジャック・ヘイマン氏は、ILWUという全米最強の労働組合でも「資本主義的傾向が浸食してきている。それと闘わなければいけない」と言っている。だから自分は東京の11・7集会にローカル10を代表して行きたいから組合に要請文を出してくれと言ってきた。動労千葉から要請文を出し、ローカル10の機関決定で参加することになりました。
これを見た時に、彼のこの10・17にかける必死さとか、アメリカと日本、韓国の3国連帯を彼らがいかに重視しているか、その執念を感じましたね。
MWMには、日本で言えば、日教組、自治労、全逓が賛同している。自治労の場合はローカルの半分ぐらいです。AFL−CIO(アメリカ労働総同盟・産別会議)というナショナルセンターの6分の1を占めるカリフォルニア州の組織が賛同した。賛同組合の総数は350万人以上と言われている。AFL−CIOが弾圧を加え、参加すべきでないという指令を出している中で、こういう運動が起こったことの画期的な意義をつかみ取るべきです。
しかもアメリカでは、パトリオットアクト(愛国者法)Uがつくられようとしている。パトリオットアクトTは9・11の後にできたテロ対策法です。パトリオットアクトUは、対テロ戦争に反対する者はテロリストだという論理です。イラク侵略戦争反対と言ったら、その労働組合はテロリスト集団になる。日本の共謀罪もそれに近い。ILWUがストをやろうとすれば大臣が「海軍を投入する」と電話をかけてくる。そういう中で闘われている。
それだけアメリカの危機が深刻化していることの反映だと思う。「最も富裕な国」と言われるアメリカで、4500万人が健康保険に入れない。労働者も労働組合も我慢できなくなり、このまま行ったら徹底的につぶされるという危機感がある。だから、必死になって、全米の労働者の団結が対抗する唯一の道であると彼らは決断して、あらゆる弾圧をはねのけて、闘いを成功させたわけです。
第2章 沖縄闘争をはじめ日本の運動に展望
――日本の運動に与える影響は大きいですね。
日本でそういう運動はできないのか。今の日本の状況は、労資協調の連合が支配していて労働者が団結していない。しかし、日本はダメだということは絶対にない。世界的な労働者の解放という問題を見ないで、自分の周辺にある否定すべき現実だけに目を奪われて、積極的にそれを打開しようとしないあり方が問題であると、非常に強く感じています。
私は世界観が一変しました。アメリカの労働者階級がこんなに立ち上がると、日本の運動にも大きな展望が生まれてくる。
例えば沖縄闘争ですね。私は「第3次安保・沖縄闘争」と言っている。日米安保の最大の環は沖縄です。普天間基地のヘリコプターが沖縄国際大学に落ちて、沖縄闘争が爆発している。沖縄の労働者たちの要求は米軍基地撤去です。これをどう実現するのか。
最近、アメリカがトランスフォーメーションと言って世界的な軍事戦略を変えている。トランスフォーメーションとは日米安保同盟政策の根本的な転換、質的な大エスカレーションです。「極東安保」から「世界安保」になる。60年安保の時の国会での論議の焦点は、日米安保条約にある「極東」の範囲はどこまでかという攻防だった。今は有事法制がほぼ完成し、自衛隊がイラクに派兵されるところまで来ている。これは明らかに「世界安保」になる。アメリカが戦争をやったら必ず日本が支援するという日米同盟に転換する。
だから、日本の沖縄を中心とする基地は強化するが、削減することは絶対にない。名護の新基地は最新設備でつくる。そういう中で、11・7集会で沖縄の労働者とアメリカの労働者との連帯関係をつくりたいと思っています。日米安保条約に反対し、沖縄の米軍基地撤去を実現するためには、アメリカの労働者階級と連帯する以外にない。
MWMは、何よりもイラク戦争に反対し、イラクからの撤退を要求している。このアメリカの闘いのスローガンに「沖縄を中心とする世界の米軍基地を撤去しろ」という要求が入るような状況をつくった時に初めて、沖縄基地撤去、安保粉砕の展望が出てくる。
動労千葉が国際連帯の焦点になっていることは、動労千葉にとって見れば大変きついことです。多くの解雇者を抱えて自分の組合のことだけでも大変なのに、その上で国際連帯までできるのかと、組合員は心配します。だから、私は国際連帯を絶対に成功させなければいけない責任があるから、昨年10月に韓国に行き、当時の民主労総のタンビョンホ委員長に会ってきた。それで、民主労総最大の地域組織であるソウル本部と信頼関係をつくることに成功したわけです。だから、彼らも万難を排して11・7集会に来ます。
そういう構造が日本の労働運動の中でできたことの素晴らしさ、その意義を本当につかみ取ってほしい。「動労千葉に学ぼう」と言うのなら、そういうふうに物事を見てもらいたい。今こそ「日本の労働者は全部11・7に集まろう」と言うべきだと思うんです。
第3章 今日の世界つかむ五つのキーワード
――そのために訴えるべき点をお聞かせ下さい。
今がどういう時代なのか、労働者の闘いはどうあらねばならないのかを真剣に訴えるべきですね。
来年は戦後60年になる。この60年間、われわれは戦後の社会、考え方、生活のあり方の中で育っている。日本帝国主義が戦争に敗北して、第9条で戦争を放棄した平和憲法のもとで、日米安保条約が締結され、その枠で経済成長を追い求めてきた。21世紀に入って、そういうあり方が根本的にひっくり返されている。資本家階級は、有事法制を通し、教育基本法から憲法9条まで変えようとしている。世界中の労働者がすごい搾取と抑圧と弾圧にさらされている。それに対抗するためには、真剣に自分たちのあり方や考え方を一変し、これに立ち向かわなければならないと思います。
01年9・11にゲリラ闘争が爆発し、03年3・20にアメリカはイラクへの侵略戦争を開始した。歴史が一変したわけです。敵の攻撃だけじゃなくて、労働者の側の闘いも変わっているということをはっきりと見る必要があります。
今、私はいろんなところの講演で「五つのキーワード」と言っています。
一つは、「帝国主義(資本主義体制)はもはや労働者を食わせていけなくなった」ということです。資本主義は、労働者を労働力商品化して搾取することをとおして利潤を上げる。だから、賃金を与えて衣食住の最低限は保障し、労働力を再生産しなければならない。今までは、そこそこの賃金を出せた。だけど、これからはほとんどの労働者を200万円から300万円程度の年収の労働者にする。ごく一部は年収何千万円、場合によっては何億円にする。アメリカはそういう社会になっている。
「帝国主義(資本主義体制)は戦争する以外に延命することができなくなった」というのが二つ目です。アメリカは、イラク侵略戦争をやって石油を安定的に支配することを狙った。今、「大量破壊兵器はなかった」と、政府の調査団が報告しても、ブッシュは「イラク戦争は正しかった」と平気で言っている。だけど、原油が今年初め1バレル30jぐらいだったのが、55jにまで上がった。
イラク戦争を始めたのは、イラクのフセインが原油を売る時の決済をドルからユーロに変えると言い出したことが原因だとも言われている。それで戦争をやったけれど、皮肉にも原油価格が上がる。双子の赤字がどんどん増える。イラク戦争の戦費が足りなくなる。しかも、その戦争が泥沼化している。あれこそ「去るも地獄、残るも地獄」と言う。撤退はできないし、撤退しないと、もっと泥沼に入る。米軍は、イラクの3分の1も支配していないと言われている。
日本だって同じことが起こっている。財務省が発表した今年の6月末時点の日本の国の借金は729兆円です。地方自治体の借金も含めると1千兆円に到達しそうだという。毎年1兆円ずつ返済しても千年かかる。それはもう返せないということです。
国債はそもそも戦争のためで、今、日本の法律では国債を発行してはいけないことになっている。だけど実際は、国債は400兆円を超えている。日本の借金の中には、銀行から金を借りてドルを買っているものも含まれている。これで円高を防止している。去年だけで約30兆円使っている。円高が進行すると、輸出ができなくなるから、日本政府はドルを買いまくった。
そういう中で、トヨタが1兆円以上の経常利益を上げている。日本の大手企業だけはもうけている。政府がドル買いをやり、労働者に対する徹底的なリストラをやったからです。1兆円ももうかって、賃上げゼロ。組合は要求もしない。日本経団連の奥田会長はトヨタの会長です。経団連の最大のキーワードは「国際競争力」です。「国際競争に勝つために日本の労働者の総額人件費を下げなければいけない」と。総額人件費は賃金だけじゃない。年金の半分は企業が負担している。健康保険も雇用保険も労災保険もそうです。総額人件費を削れば社会保障が解体するのは当たり前だ。「少子高齢化が進むから年金がもたない」という話ではない。そもそも資本は自分たちの半分の負担分も払いたくない。終身雇用制や年功序列型賃金を解体する。この理由がすべて「国際競争力」です。
どこと競争するのか。中国や、その次はインドと言われているけれど、その市場をめぐって壮絶な争いをやっているのは、日本とアメリカとEU(ヨーロッパ)です。この競争力をめぐる争いなんです。
この問題に決着をつけるためには、アメリカの労働者とヨーロッパの労働者と連帯しなかったら話にならない。その上で中国やアジアの労働者とも連帯しなければならない。だから、マルクスは「万国の労働者団結せよ」と言ったわけだ。
労働者を食わせられなくなったということは支配階級にとっては大変なことです。われわれが権力を握って飯を食わせられなかったら、すぐに打倒される。だから、労働組合が重要なわけです。例えば、JRの会社がなくたって、動労千葉があれば総武線は動く。列車のダイヤも組める。自治労の諸君は、どこに誰が住んでいて、誰がいくら税金を払って、資産を持っているかを知っている。権力をとってソビエトをつくったら、自治労が中心にならざるを得ない。
つまり、「すでに歴史的命脈がつきた帝国主義(資本主義体制)」というのが三つ目のキーワードです。
そして、資本主義体制が帝国主義段階に突入して、歴史の進歩にとって妨害物になっている。「すでに社会の発展の桎梏(しっこく)となった帝国主義(資本主義体制)」が四つ目です。要するに、歴史にとって必要ない存在になっている。資本主義は歴史をものすごく発展させた。特に戦争がパソコンやロケットなど技術力を発展させた。それが限界に来てしまった。
だから、もうここで資本主義に引導を渡す以外にない。その引導を渡す力を持っているのが労働者階級です。資本家階級にとって代わって世の中を取り仕切ることができるのは労働者階級しかないというのが、マルクス主義の神髄です。
それで「全世界で労働者階級人民の反乱が燎原(りょうげん)の火のような勢いで始まった」というのが五つ目のキーワードです。イギリスでもヨーロッパでも闘いの中心は労働組合です。何よりも最も矛盾が集中している最大の帝国主義国であるアメリカで労働者階級が立ち上がった。このことをちゃんと見なければ、革命を語る資格はない。いわんや労働運動なんて語る資格はないと思います。
第4章 労組根絶に対抗し小泉にチャレンジ
――11・7に向けて、労働運動の当面する課題についてはいかがですか。
こういうMWMのような運動を日本でもやった時に初めて、教育基本法改悪から憲法9条の改悪という大変な攻撃と対抗できる。そして、アメリカの労働運動の核心も戦争と民営化に反対する闘いです。日本でも今、自治労、全逓、日教組を根絶する攻撃が本格化しています。これが「骨太方針W」です。
その核心は、この三つの組合が国家権力の機関・機構の中にあり、これらをたたきつぶす攻撃だということです。今の時代に国家権力の中に労働組合が存在しているとか、労働運動が存在しているなんて絶対に認められない。それでは戦争はできない。戦争の時に政府機関が全面発動される。市役所も末端の行政機関です。これが政府と一体とならなかったら戦争なんてできない。
だから、今年の3月に東京の高等学校の教育労働者たちが数百名も決起したことが非常に重要です。全国で「日の丸・君が代」に反対している教員が数千、数万の単位でいる。日教組は文科省との「パートナー路線」だけれど、「教え子を戦場に送るな」というスローガンをまだ下ろせない。こんな先生たちがいて戦争ができますか。戦前は、日本の全国民が、一部を除いて積極的に命をかけて天皇のために国のために命を投げ出した。それがなぜできたのか。教育です。だから今、教育基本法を「改悪」と表現しているけれど、教育基本法を抹殺して教育勅語を持ってくると言った方が分かりやすい。
今度の東京で決起した教育労働者たちは、後を絶ったんだね。もう前へ進む以外にない。だから、みんなの胸を打ち、感動させたわけです。
昔は市役所、役場の役人が召集令状の赤紙を持って行った。役場が警察と一緒になって、隣組制度をつくって住民監視をした。それで「村八分」にする。こういう仕組みをつくった先兵は、今で言えば、自治労の組合員です。
だから、今回の攻撃はものすごく根底的です。その突破口が郵政の分割・民営化です。全逓労働者を非公務員化して、国鉄分割・民営化のような首切り攻撃をかけて、活動家をパージしようとしている。
だから、4大産別が重要なんです。これには国鉄も入る。何よりも17年たって1047名闘争が迷走を繰り返し、ジグザグをたどりながらも残っている。敵にとって見れば、もう10年ぐらい前に、国労も一掃する、動労千葉もなくす、それで1047名闘争にも決着をつけて、その上で、最後のターゲットである日教組と自治労と全逓を一掃したかったわけです。だからこれは激しい攻撃です。
これらを向こう3年間、選挙がないから、小泉は一気呵成(かせい)にやるという時代に入ったんです。
ブッシュが倒れれば、ブレア、小泉も倒れる。アメリカ労働者階級はそういう闘いを開始した。そういうふうに見ると、われわれにもやりようがある。
本来なら、全逓でも自治労でも日教組でも、われわれがどこかの産別を握っていたらストライキです。だけど、まだそういう権力を持っていない。闘いのあり方というのは、その時の力関係で決まる。だから11・7集会でまずは日比谷野音を満杯にしよう、少なくとも5千人を集めようと言っているわけです。この時代に、11・7にアメリカからILWUローカル10が来る。韓国から民主労総が来る。11・6には教育基本法改悪反対集会があるから、11・6―7連続闘争で万余の労働者を集めようということです。本当に野音を満杯にし、あふれるような結集が求められている。
それを実現することで初めて、今の小泉=奥田路線のもとに進められている戦争と労働者に対する激しい攻撃に対して、対抗できるチャレンジ権をわれわれは獲得することになる。
第5章 反動を突き破って労働者組織しよう
――11・7の大結集に向けて、反動をうち破って突き進むことが求められていますね。
教育闘争では、去年の12・23日比谷公会堂に5千人も集まった。3・20一周年闘争が闘われ、動労千葉もストライキをやった。その中で、東京の教育労働者が300名近く決起した。本当に自己解放的で、あっけらかんとして、来年の春にはもっとやろうという雰囲気になっている。
11・6集会では反動が生まれています。何よりも、この3月に決起した教育労働者たちをメインに据えて発言させない。これは全教が強力に主張しています。
国労でもそうでしょう。JR連合の西労組が「1047名は日本では出番がないから、イラクの復興支援に行け」と言ったことを、国労西日本エリア本部という機関が支持して、協力している。しかも革同・共産党です。その狙いは、連合に合流することです。共産党もそう考えている。しかし、全動労は鉄建公団訴訟をやると言っている。日共=全労連中央や国労内の革同と真っ向から対立する。そういう中で、全動労と動労千葉が鉄建公団訴訟に加わったら、国労闘争団を含めて1047名が団結できる。
こういう時代は、動―反動が繰り返す。その時にきちんとした方針を出せる力を、この11・7闘争を爆発させる過程でつくり上げなければいけない。今年の11・7で勝負をしようということです。勝負をかけるべき時にそれができない党派や労働組合はダメになる。勝負する場所が与えられたんだから、あとは人を集めればいい。ここで勝負しようということです。
11月7日、日比谷野音を満杯にしてごらんなさい。世の中は変わります。小泉や奥田らも自信満々でやっているわけではない。自治労でも全逓でも日教組でも、本部はそんなに力はない。民同や共産党の組合支配もたいしたことはない。全労連傘下でも反乱が起こっている。だから、敵を過大評価しないで、やりようによってはやれる条件がたくさんあるということを理解して、労働者を組織してほしいと思います。
動労千葉は、分割・民営化の時には「このまま行ったら、おれたちの存在はなくなる。だったら今やろうじゃないか」という気持ちで闘いました。そういう世の中が来たんです。来年やればいいとはならない。今年やって初めて、05年でもっと激しい攻防戦をやる。
少なくとも、日本の中で革命ということを考えるなら、世界最強の帝国主義国アメリカの中で労働者が反乱を開始したことをちゃんと見れば、日本の労働者がどの道を進めばいいか、おのずと出てくる。それは間違いなく大きな川となり奔流となると、私は確信しています。
最後に、特にぜひとも青年労働者が階級闘争の場裏に勇躍登場することを訴えたいと思います。
――どうもありがとうご ざいました。
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