ZENSHIN 2006/10/23(No2267 p06)

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週刊『前進』(2267号1面1)(2006/10/23)

教基法改悪阻止-国会闘争に立ち11・5労働者集会1万人大結集へ

「核実験」発表を口実とした北朝鮮侵略戦争策動弾劾する

(写真 教基法の改悪をとめよう!全国連絡会の国会前集会に結集した4000人の労働者・市民が国会に向けてシュプレヒコール【10月10日】=記事2面

 11・5労働者集会は日帝・安倍政権と対決する一大決戦の日となった。日本最大の右翼組織「日本会議」とその「国会議員懇談会」に所属する極右政治家らを最大の実体とする安倍政権は、戦後史を画する改憲突撃内閣だ。同時に、今や北朝鮮侵略戦争への突入内閣そのものである。安倍は日米同盟(日米枢軸)のもと、北朝鮮スターリン主義の「核実験予告声明」や「地下核実験成功」発表をとらえ、それを絶好の口実として、日米一体で国連安保理での制裁決議を主導し、北朝鮮への帝国主義的侵略戦争の発動に突き進もうとしている。国会決議やマスコミを総動員し、「北朝鮮制裁」の排外主義的大合唱を組織している。今、日本の労働者階級人民はこの攻撃と全面対決して闘う秋(とき)だ。教育基本法改悪阻止・改憲阻止を軸に国会闘争に決起しよう。北朝鮮侵略戦争阻止・安倍政権打倒へ、11・5労働者集会の1万人大結集をかちとろう。

 日米枢軸で戦争へと進む安倍

 11・5労働者集会の1万人総決起の実現に向け、今何が必要か。まず何よりも、10月9日の北朝鮮による「地下核実験」発表を絶好の口実とした米・日帝国主義の北朝鮮侵略戦争策動を徹底弾劾して闘うことだ。
 米帝ブッシュは現在、国連安保理に船舶臨検を始めとする国連憲章第7章に基づく決議を提出し、北朝鮮への軍事力行使に道を開こうと全力をあげている。また安保理議長国である日帝・安倍はこの米帝案に一層輪をかけた追加制裁提案を行い、米帝と一体となり、戦争的に突出している。
 さらに安倍は、世界に先駆けて日帝独自の北朝鮮制裁措置を、14日から発動した。貨客船「万景峰92」を始め北朝鮮の全船舶の入港、全産品の輸入、北朝鮮籍の人の入国を全面禁止したのだ。これは北朝鮮の体制転覆を狙い人民を死に追いやるとんでもない攻撃だ。
 日米帝が主導するこれらの北朝鮮制裁は、文字どおり「宣戦布告」だ。船舶臨検とは侵略的軍事行動である。「核実験」発表につけ込み、イラク侵略戦争発動と同じプロセスで、米日帝が北朝鮮の体制転覆と朝鮮人民大虐殺の侵略戦争へと突進しているのだ。今こそ労働者人民の根底からの怒りを爆発させ、北朝鮮侵略戦争阻止・安倍打倒に総決起しよう。
 資本主義・帝国主義こそ戦争の元凶だ。北朝鮮の「核実験」をめぐる戦争危機も、米・日帝国主義にその根源がある。
 もちろん、北朝鮮スターリン主義の「核実験」は、反人民的・反プロレタリア的で、絶対に容認できない。それは南北朝鮮人民の闘いへの根底的な敵対であり、帝国主義と闘う国際階級闘争の妨害物だ。同時に、米日帝の絶好の口実とされて侵略戦争を誘発する冒険主義的な極限的瀬戸際政策であり、断固弾劾されなければならない。
 だが、そもそも北朝鮮スターリン主義に戦争重圧を加え、体制崩壊の危機と「核実験」にまで追い込んだのは米日帝なのだ。米帝はすでにアフガニスタン・イラク侵略戦争をもって世界戦争過程に突入している。イラクに続きイラン、北朝鮮への侵略戦争と体制転覆の攻撃を狙っている。こうした中での北朝鮮の必死の対抗的延命策が、「核実験」である。だからそもそも、米帝や日帝に北朝鮮を非難する資格などはまったくない。
 現実にも、今回の「核実験」は小規模で、成功したか失敗したかもはっきりしないレベルのものだ(米政府当局者は「失敗」と言っている)。まして小型化にも兵器化にもほど遠い。核実験があったかどうかの「確認」さえできていない。
 それを、すでに地球を何回も破壊できる核兵器を持ち、今も地下核実験を行い、イラクでは劣化ウラン弾で大虐殺をやっている米帝が、安保理で日帝ともども軍事的制裁が可能な「7章決議」に奔走している。国力や通常兵力が北朝鮮の何十倍、何百倍もあり、核武装化の野望さえもつ帝国主義国・日本では、マスコミや自民党から日本共産党まで全勢力が、今にも核ミサイルが飛んでくるかのごとく騒ぎ立て、「北朝鮮制裁」を大合唱している。
 そもそも安倍は、拉致問題と対北朝鮮最強硬路線で政治的に台頭した極右政治家だ。そして安倍は日米枢軸で北朝鮮侵略戦争をやるために政権についたのだ。そのためにこそ、安倍は教基法改悪と集団的自衛権行使の解釈改憲を最優先課題としているのである。
 日本の労働者階級人民は、今こそ「核実験」を口実とした北朝鮮制裁=侵略戦争策動の全面激化と対決し、韓国・民主労総を始めとした日米韓の国際連帯闘争で、北朝鮮侵略戦争阻止・安倍政権打倒に立とう。11・5労働者集会が、その最大の決戦場だ。

 教労と国鉄を軸に勝利開こう

 安倍が最優先で法案成立に全力をあげている教基法改悪は、「愛国心」教育=戦争教育への転換と日教組の解体を狙った改憲攻撃そのものだ。安倍はここで突破し、一気に戦争体制構築をはかろうとしている。またそのためにこそ「官公労」を「抵抗勢力」と敵視し、4大産別の労働組合を解体しようとしている。
 9条改憲を待たずに集団的自衛権行使に道を開く策動も、教基法改悪と一体の大攻撃なのだ。
 しかし安倍政権は決して盤石ではない。労働者支配を始め、その体制はむしろ脆弱で危機的である。労働者と労働組合が団結して決起すれば打倒できる。とりわけ安倍が生命線とする教基法改悪案を粉砕すれば、政権はガタガタとなる。闘いはすでに始まっている。
 9月21日の予防訴訟での「日の丸・君が代」強制は違憲・違法だという判決は、3年間の不起立闘争が切り開いた決定的な勝利だった。これは階級闘争全体にものすごいインパクトを与え、教育労働者の勝利感と高揚感は、確実に追い風となり、大流動情勢が生まれている。国会前での教育労働者の連日の座り込み闘争も、日教組指導部の屈服をのりこえて闘われようとしている。
 9・21判決勝利の勢いに乗り、安倍政権と対決し、職場から国会に駆けつけ、教基法改悪案を、共謀罪や国民投票法案を、絶対に阻止しよう。
 沖縄では、米軍天願桟橋ゲート前に労組や市民団体が座り込み、10月8日から3日間にわたってパトリオットミサイル(PAC3)の搬入を阻止した。北朝鮮の「核実験」情勢の真っただ中でのこの行動は、侵略戦争阻止をかけた素晴らしい闘いだ。安倍の戦争と改憲の攻撃に対する、労働者人民の命がけの決起がすでに始まっている。
 労働者階級には今、二つの決定的な闘いの武器がある。一つは教労決戦だ。10・23通達以来の「日の丸・君が代」強制拒否を始めとする教育労働者の不屈の決起には、戦争協力拒否の質を持った無限の可能性がある。これを全面的に発展させ、教基法改悪阻止と07年「日の丸・君が代」決戦に攻めのぼろう。
 もう一つは、動労千葉労働運動と国鉄決戦だ。とりわけ動労千葉を軸とした1047名闘争と5・27国労臨大闘争弾圧粉砕の闘いが決定的である。裏切りと転向の政治解決路線と決別し、解雇撤回の原則堅持と反合・運転保安闘争を貫徹して、国鉄労働運動の階級的再生を切り開こう。
 この教労と国鉄(動労千葉)を軸に闘うことこそ、今日的な4大産別決戦の環をなす。動労千葉労働運動と「日の丸・君が代」闘争の階級的質と主体的拠点をもって、安倍政権打倒、教基法改悪粉砕・改憲阻止の大決戦に進撃していこう。
 関西地区生コン支部、港合同、動労千葉の闘う3組合が呼びかける11・5労働者集会は歴史的な闘いとなった。革命の未来は11・5への1万人結集に一切かかっている。職場で、キャンパスで、地域で、街頭で、11・5日比谷野音への総結集を必死に訴え組織しよう。
 11・5の1万人決起で、教基法改悪・改憲と北朝鮮侵略戦争に突き進む安倍政権を打倒せよ。

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週刊『前進』(2267号1面2)(2006/10/23)

 教基法 特別委での採決強行阻止へ

 国会前に連日座り込もう

 教育基本法改悪を阻むために、国会闘争が正念場を迎えている。
 伊吹文科相は、春の通常国会の衆院特別委員会で49時間審議したことをもって「あと20〜30時間やれば十分」と公言し、自民党の中川幹事長は「与党単独採決も辞さない」と言っている。
 6日には、今国会で教育基本法改悪が成立することを前提に、来年の通常国会に学校教育法改悪案を提出する政府方針を決定した。10日の閣議で設置が決定された「教育再生会議」には、トヨタ会長の張富士夫やJR東海会長の葛西敬之ら、根っからの改憲論者の財界人を並べた。
 改悪案の成立を阻むために、この10月、衆院特別委員会の審議―採決を阻止することができるかどうかが最大の焦点だ。
 全国の日教組組合員が、「今この時に行動しなければ」と必死の思いで国会前に駆けつけてきている。広島県教組の有志は26日の国会開会日に国会闘争に決起した。続いて10月10日から独自の国会闘争に決起した大分県教組の労働者は「特別委員会が開かれたら一気に採決が強行されかねない。委員会を開かせないために、今、国会行動が必要だ」と訴えている。
 現場組合員の危機感に突き動かされて、日教組本部は19日から30日まで土日を除く連日、13時から16時までの国会前座り込み方針を決めた。しかしその動員人数は、各ブロックわずか20人だ。
 日教組本部の動員枠をはるかに超える大結集で国会前を埋めつくそう。東京教組は、日教組方針に加えて同じ期間、連日16時から18時まで座り込みを継続することを決定した。さらに都教委包囲ネットの有志による17日からのリレーハンストも呼びかけられている。
 国会前に駆けつけて、「教育基本法改悪絶対阻止」の声をあげよう。

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週刊『前進』(2267号1面3)(2006/10/23)

 パトリオット搬入阻む

 沖縄 座り込み闘争で3日間

 米軍嘉手納基地に配備されるパトリオットミサイル(PAC3)の搬入を阻止する沖縄人民の闘いが爆発した。ミサイル本体を陸揚げしようとしたうるま市(旧具志川市)の米軍天願桟橋ゲート前で、10月8日夜から11日朝まで3日間にわたる座り込み闘争が貫徹された。米軍再編攻撃に対する最前線の実力闘争だ。
(写真 「パトリオット配備阻止!」の横断幕を掲げ米軍天願桟橋前に結集【10月8日夜 沖縄・うるま市】)=記事5面
 10月11日早朝、8日夜から米軍天願桟橋ゲート前を封鎖していた沖縄平和運動センター傘下の労働組合、反基地住民団体の座り込み阻止部隊に対し、ついに国家権力は機動隊をさし向けて強制排除の弾圧に出た。前夜から徹夜で座り込んでいた人たち、夜中に「機動隊導入」の情報を聞き急きょ駆けつけた人たち、約50人は一歩も引かずスクラムを組んで最後まで闘った。沖縄労組交流センターの労働者もともに闘った。
 8日夜に250人が集まって陸揚げ阻止の座り込み封鎖態勢に入ってからまる3日間、ミサイルを積み込んだ輸送船が桟橋に接岸してから2日間、世の中は北朝鮮の核実験のニュースがタガが外れたように流され、排外主義の嵐となって吹き荒れていた。天願桟橋PAC3搬入阻止闘争は、この嵐を真っ向から切り裂いて闘いぬかれた。
 闘いは完全に全県的支持と共感を集め、日米間の政治問題に発展していった。日本の責任で排除しろという米帝に対し、体を張って闘う労働者人民に警察権力をもって弾圧することがどれほど県民の怒りを買い反撃を食らうか、それが県知事選挙にどんな事態を結果するかを知りぬいている日帝は、完全に追いつめられた。
 夜となく昼となく、24時間いつ警察権力、米軍が襲いかかってくるか分からない緊張の中にありながら、実に意気軒高と闘いぬかれた。労働組合の組織性は遺憾なく発揮された。食料、飲料水など、次々と差し入れが届き、ニュースを聞いて多くの人が激励に駆けつけ、また自ら闘いに参加した。
 日帝権力は、”この闘いは全県的怒りの爆発の導火線になりかねない。時間がたてばたつほど、この火は消せなくなる”ことを完全に自覚するに至り恐怖した。そこから11日の強権弾圧に打って出てきたのだ。機動隊の数にものを言わせて座り込みを強制排除し、11日昼までにはミサイルを嘉手納弾薬庫に運び込んだが、この3日間の阻止闘争を闘った労働者人民に敗北感はまったくない。
 現場で開かれた総括集会で、現場責任者として指揮した沖縄平和運動センターの山城博治事務局長は、高らかに勝利宣言を出し、全体が圧倒的な拍手でこたえた。それはこの体を張った闘いを担った人びと全員の実感であった。すなわち、自分たちの闘いが圧倒的な数の人民の熱い支持と共感に支えられていること、実は米軍と政府こそが人民の怒りで包囲されていることを体でつかんだのだ。
 全体は、搬入トラックを嘉手納基地まで追いかけ、最後に嘉手納の「安保の見える丘」で総括集会を行い、闘争を締めくくった。
 この闘いの真っ最中の11日、宮古・下地島空港に、またしても米軍ヘリ8機などが飛来、宮古の労働組合によって抗議闘争が闘われた。沖縄は「沖縄戦前夜」の様相を呈してきている。
 11・5労働者集会の圧倒的成功をかちとり、糸数慶子統一候補を押し立てた11月沖縄県知事選挙に絶対勝利しよう。

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週刊『前進』(2267号1面4)(2006/10/23)

 今週の国会行動

▽教育基本法の改悪をとめよう!
 10・17国会前集会
10月17日(火)午後6時〜7時 衆議院第2議員会館前
主催 教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会
▽共謀罪・ゲートキーパー法反対集会
10月18日(水)午後6時半〜 弁護士会館クレオ 主催 日弁連
▽教育基本法改悪反対国会前座り込み(日教組)
 10月19日(木)〜30日(月)午後1時〜4時 衆議院第2議員会館前
▽教育基本法の改悪をとめよう!
 10・23院内集会 10月23日(月)午後4時半〜5時半 
 衆院第2議員会館第1会議室
 主催 教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会
 やめろ!教育基本法改悪 つぶせ!共謀罪
 10・22新宿ジョイントデモ
 10月22日(日)午後5時集合、6時から新宿デモ
 新宿・柏木公園(新宿区西新宿7―14)
 共催 都教委包囲首都圏ネット/破防法・組対法に反対する共同行動

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週刊『前進』(2267号2面1)(2006/10/23)

 教基法闘争 全国で反撃のうねり

 10・10国会前に400人の熱気

 勤め帰りの労働者続々結集

 「教育基本法の改悪阻止! 絶対に廃案にするぞ!」。10月10日夕、教育労働者の音頭で、力強いシュプレヒコールが国会前に響き渡った。
 教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会が主催した国会前集会には、400人の労働者・市民が集まった。勤務を終えて職場から大急ぎで駆けつけてきた東京・首都圏の教育労働者がその中心を占めた。
 冒頭、東京の「日の丸・君が代」被処分者が、9月21日の予防訴訟判決の勝利を高らかに報告し、「17日から国会前でリレーハンストに立ち上がります。国会前に闘う拠点をつくり、全国の運動とつないで、改悪を阻もう」と呼びかけた。
 全国連絡会呼びかけ人の三宅晶子さん(千葉大学教員)は「日本は核武装すべき」という声が噴き出していることに警鐘を乱打し、「教育は平和の砦(とりで)です。教育基本法の改悪をとめることが戦争をとめることです。通常国会の時の5倍、10倍の力を、国会に集めましょう」と呼びかけた。
 神奈川・三浦半島地区教組の代表は、地元での取り組みを報告し、「政府案のみならず、民主党案も通してはならない」と訴えた。東京教組の代表は「教育基本法の改悪は憲法を変えることだと、多くの人びとが気づき始めている。改悪をとめるため、東京教組は来週から連日の座り込みで闘います」と述べた。
 遠く香川から飛行機で駆けつけた教育労働者が「先週も国会前に来ました。来週も来ます。教育基本法改悪を止めましょう!」と述べると、大きな拍手がわいた。
 都立高の音楽専科の教育労働者は、前任校の卒業式で述べた一言で処分を受けたことを弾劾し、「『天皇のために死ね』と教えた歌を私たちは教えられない」と述べた。「日の丸・君が代」不当解雇撤回を求める被解雇者の会の代表は「9・21判決に続く勝利をかちとりたい。そのためにも、教育基本法の改悪を阻止しよう」と訴えた。
 教育基本法「改正」情報センターの若手研究者は、日本教育学会歴代会長の「見解と要望」への賛同署名を呼びかけた。
 集会後は首相官邸前に移動して、安倍に届けと大きな声でシュプレヒコールを行った。
 反戦共同行動委は、全国連絡会集会に先だって独自集会を開催し闘いを牽引(けんいん)した。
(写真 全国連絡会主催の国会行動に参加した400人は首相官邸前に移勤し、安倍政権への怒りをたたきつけた【10月10日】)

週刊『前進』(2267号2面2)(2006/10/23)

 繰り返さぬぞ絶対に ルポ教育労働者の現場 @

 教育基本法の改悪阻止! 全国の職場から国会へ

 業績評価との闘い@ 自己申告による教員統制

 勝利判決で力関係変わった

 教育現場では今、教育基本法改悪の先取りの攻撃が教育労働者を襲っている。その実態を報告するとともに、職場でこの現実と闘いながら教育基本法改悪阻止へ立ち上がる教育労働者の訴えを伝える。(大西晶/文中の名前はすべて仮名)

 朝の職場に拍手わく

 9月21日。都教委による「日の丸・君が代」強制の不当性を訴えた予防訴訟の全面勝利判決の報は、全国を駆けめぐり教育労働者を鼓舞激励した。
 9月22日の朝。広島の中学校で働く山中義郎さんが職場に行くと、同僚が拍手で迎えた。「その瞬間、なぜ拍手されたのかわからなかった」という山中さんに、同僚が「やっぱりあなたがやってきたことは正しかったね」と語りかけた。山中さんは、1999年の「国旗・国歌法」制定以来、卒・入学式の「君が代」斉唱のたびに不起立し、処分は10回を超えた。
 同じく広島の中学校で働く吉川聡さんも、同僚に次々と「よかったね」と声をかけられた。吉川さんも処分を受けながら不起立を続けている。
 「不起立していない人にとっても他人事じゃない。みんな、ものすごい怒りを感じているから。あの判決で、職場の力関係が明らかに変わりました」
 広島は1998年から文部省による「是正指導」が行われ、今年で9年めとなる。最大の理由は「日の丸・君が代」実施率が低かったことだ。それ以来、大変な重圧の中で頑張ってきただけに、勝利判決の感慨は大きかった。
 国会開会日の9月26日は朝から、広島から7人で国会前に駆けつけた。その一人、後藤麻美さんは小学校で働く。「先輩には、平和学習で教壇に立つだけで涙で言葉にならない、という被爆教師がいっぱいいて、その方たちに『絶対に繰り返すな』と聞かされて育てられた。教育基本法改悪だけは体を張って阻みます」。そう語る後藤さんの目にも涙が光った。

 昇給延伸に反撃 東京

 今、全国の教育現場に業績評価システムが広がっている。その口火を切ったのは東京だ。
 2000年度から始まった人事考課制度は、毎年すべての教育労働者を「S・A・B・C・D」の5段階にランク付けする。05年度から業績評価の賃金への反映も始まった。評価がCまたはDの教員は、翌年度の定期昇給が3カ月延伸される。例えば32歳の労働者が昇給を1回延伸されると、退職までの生涯賃金で70万円程度のマイナスになる。
 さらに07年度から4段階の査定給を導入しようとしている。一律の賃金体系を壊し、労働者に分断を持ち込み、団結を破壊することが狙いだ。
 これに対し、05年度に昇給延伸とされた労働者が、撤回を求めて人事委員会への措置要求に立ち上がった。組合を巻き込んだ支援陣形が広がり、恣意(しい)的な評価の不当性が暴かれ、人事考課制度を直撃する闘いとなっている。

 組合の屈服に怒り 広島

 人事考課をめぐる全国各地の攻防を見てみよう。
 広島では「教職員の自己申告による目標管理」が2003年にスタートした。@年度当初に学校経営目標を踏まえて自己目標を設定し、管理職との面談を経て目標を決定。A管理職は職員の職務遂行状況を観察、指導・助言。B職員は年度の中間期に進捗状況を自己評価して中間申告。管理職が面談し指導・助言。C年度末に目標の達成状況を自己評価し最終申告。校長・教頭が指導・助言を申告書に記載する。要は、校長の「学校経営方針」に沿った教育を教育労働者に強制するものだ。
 後藤さんは言う。「個別面談で校長が『あなたの子どもはまだ小学生ですよね』と言ってくる。”配転されたくなければ言うことを聞け”という脅しです」。ここ数年、「日の丸・君が代」に不起立した人や組合の活動家などが次々と強制配転され、管理職に少しでも意見すると配転の対象とされる。「しかも校長も、教育委員会の言いなりにならなければ、通勤時間が2時間もかかるところに飛ばされるから、現場労働者をますます締め付けてくるんです」。
 自己申告制度と多忙化は一体だ。何月何日は何の授業という一覧表や、授業時数の毎月の集計など、とにかく意味のない書類ばかり提出させられる。毎日授業時間ごとに「1時間目の授業は何人、誰が早退した。2時間目は何人、誰がいなかった」という報告書を提出させられる地区もある。
 「しかし、より重大なのは組合本部の対応です」と吉川さんが語気を強めた。初年度、組合本部は自己申告書の提出拒否方針を掲げ、組合員は一斉に提出を拒否した。しかし年度途中で組合本部はこの方針をとり下げた。現場では、組合の提出拒否方針撤回と同時に退職を決めた人も多かった。吉川さんは「急増する若年退職は、攻撃の激しさだけが原因ではない。闘わない組合本部への絶望が大きい。団結して闘う方針があれば、みんな辞めずに頑張れるのに」と悔しさをにじませる。
 そんな中でも、自己申告書の提出を拒否する吉川さんや後藤さんの職場は、まだまだ元気だ。「おかしいことはおかしい」ときっぱり言う労働者がいれば、仲間も声をあげる。後藤さんは「不満があふれているから、管理職にもがんがん言ってる。けっして負けてませんよ」と語った。 (つづく)

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週刊『前進』(2267号3面1)(2006/10/23)

 10・8三里塚

 労農連帯で「農地死守」宣言

 市東さんが不退転の決意

 「北延伸」粉砕へ怒りのデモ

 10月8日、成田市東峰の畑を会場に快晴のもと、三里塚芝山連合空港反対同盟主催の現地総決起集会が開かれた。成田空港会社(NAA)による暫定滑走路「北延伸」着工強行下で、全国から1350人の労働者、学生が結集した。農地強奪の攻撃に対し、労働者と農民との合流・総決起で粉砕することを力強く宣言する、40年の闘争史上でも画期的な闘いとなった。

全国から1350人の労働者・農民・学生が決戦の地に
反対同盟の熱烈な決意にこたえ、農地強奪攻撃の粉砕を力強く宣言した(10月8日 成田市東峰)

 萩原進さん「労働者と合流」

 オープニング企画として闘う音楽集団「ヨッシー&ジュゴンの家」が壇上で2曲演奏し、安倍打倒へ闘う雰囲気を盛り上げ、伊藤信晴さんの司会で集会が始まった。
 本部役員の鈴木幸司さんが開会宣言を行い、「市東さんの農地を略奪することを許さない。代執行時の闘いを今一度やるつもりで頑張ろう」と檄(げき)を発した。
 続いて事務局長の北原鉱治さんが主催者あいさつを行った。「市東さんは『億の金をもらうより、この地で1本100円の大根を作っていく』と宣言している。40年の闘いの正義を確信し、再び流血を恐れず北延伸攻撃を迎え撃とう」と奮起を促した。
 基調報告に事務局次長の萩原進さんが立った。「25日から暫定滑走路北延伸工事として国道51号トンネル付け替え工事が始まった。この攻撃は市東さんをつぶし、反対同盟を屈服させて、闘う陣形を破壊しようとするものだ。しかし40年たってあの危険でグロテスクな空港のありさまを見てほしい。三里塚には安倍の言う『美しい日本』はない。権力は闘いの爆発を恐れている。
 農政の大転換が図られようとしている。法人化、企業化のもとでの大規模化が進められようとしている。中小の農家はつぶされ、企業の下に農業労働者として吸収される。これが21世紀農政の中身だ。そうした中で、農地法を使って市東さんの農地を強奪するという攻撃がかけられてきた。今こそ分断されてきた労働者と農民が団結して同じ敵に向かって立ち上がろう。その大合流の場所が三里塚だ。市東さんの戦闘宣言を受けとめ、十重二十重に市東さんを守る陣形をつくろう」
 闘う農民から発せられた労農連帯の熱烈な呼びかけを、参加した労働者は歓呼の声で迎えた。
 動労千葉の田中康宏委員長が特別報告に立った。「三里塚をめぐって歴史がせめぎ合っている。動労千葉は労農連帯の原点に返ることを確認した。労働者の怒りはマグマのように地底によどんでいる。この怒りを11・5労働者集会の1万人結集で解き放とう」
 葉山岳夫弁護士を先頭に反対同盟顧問弁護団の4人が登壇した。葉山さんは農地法を適用しての市東さんの農地取り上げが、いかにデタラメで違法かを例証し、現闘本部裁判、一坪共有地裁判での勝利を訴えた。
 ここでいよいよ、「3代90年の農地を守る決意」として市東孝雄さんが発言に立った。マスコミのカメラが壇上に集中し、参加者すべてが市東さんの発言を一言も聞き漏らすまいと耳を傾けた。緊張感が集会場を覆った。
 市東さんは言葉を選びながら、しかしきっぱりとこの農地強奪攻撃と闘い、軍事空港廃港への決意を表明した(発言別掲)。この市東さんの闘魂に胸打たれ、参加者は鳴りやまない拍手でこたえた。

 07年3・25全国集会を提起

 全関西実行委員会代表世話人の永井満さんが、9月14日の千葉県農業会議傍聴闘争を報告した。
(写真 敷地内デモの最先頭に立つ市東さん、萩原さん、北原さんら反対同盟)
「市東さんの農地の転用の問題で、一人が質問をしただけで全員一致での了承、会議終わり。直ちに私たち傍聴者全員が糾弾の叫びを上げた。国がやりたい放題の違法を行って、何が『美しい国』か!」と生々しい報告を怒りを込めて行った。
 続いて、秋田県の農民からの、「民を殺すは国を殺すなり」という、足尾鉱毒事件を闘った田中正造の演説を引きながら、農民闘争としての三里塚に熱烈な共感を表明するメッセージが紹介された。
 菱田の鈴木謙太郎さんが、成田用水による菱田廃村化攻撃、警察の日常的な監視・尾行を怒りをこめて弾劾し、「改憲阻止・成田軍事空港化阻止」を市東さんとともに闘うと語った。
 野戦病院が現闘本部裁判、一坪共有地裁判の取り組みを訴えた。さらに婦人行動隊の鈴木加代子さんが、市東さんの農地を守るための熱烈なカンパアピールを行った。
 ここで司会を宮本麻子さんに交代。宮本さんが反対同盟が推薦する三里塚闘争のビデオ作品『大地の乱』が完成し発売されたことを告知すると、販売所に並べられていたDVDはたちまち売り切れてしまった。
 関西新空港反対闘争の住民団体から3人が登壇し、代表して泉佐野市議の国賀祥司さんが「9月28日に関西の地で市東さん、萩原さんを迎えて集会を行った。金と権力の脅しに屈せず闘う三里塚に熱い共感が広がった。ビデオ『大地の乱』を活用してさらに支持を広げる運動を」と訴えた。
 北富士忍草母の会から事務局長の天野美恵さんと天野正子さんが登壇。美恵さんは「米軍の演習が行われようとしている。11月26日の北富士現地集会に全力で集まってほしい。市東さんの土地の強奪を許さず、私も体を張って演習を止める覚悟だ」とますます盛んな闘志を表明した。
 部落解放同盟全国連合会、婦人民主クラブ全国協議会、闘う「障害者」などの連帯と決意の表明が続いた。全学連の織田陽介委員長は、「弾圧も受けながらこの1年間やってきて、自分は三里塚のように闘う、動労千葉のように闘うということが完全に分かってしまった。法大決戦の爆発から11・5労働者集会の1万人結集で安倍政権打倒を実現する」といつにも増してパワフルな決意表明で満場をわかせた。
 最後に野平聰一さんが「闘争宣言」を読み上げて農地死守、「東峰の森」防衛の反対同盟の不屈の意志を明らかにし、来春3・25三里塚現地での全国総決起集会を提起した。太郎良陽一さんが行動方針の提起と団結ガンバローを行った。

 白熱の攻防点をデモで縦断 

 反対同盟を先頭に、長蛇のデモが東峰の集会場から出発した。市東さん宅前から団結街道を暫定滑走路の「へ」の字に曲がった誘導路に沿って進んだ。反対同盟現闘本部と市東さんの畑にさしかかるとすぐ右横を巨大な旅客機が「へ」の字にそって走行する。まさにここが攻防の熱い現場なのだ。デモ隊の叫びがひときわ高くとどろいた。
 さらに国道51号トンネル工事現場を見つつ、違法転用がたくらまれている廃棄物処分場クリーンパークまでのデモ行進を貫徹した。
 市東さんの決意、反対同盟の決意、集会参加者の決意が「農地死守」の一点で結合した。そして労働者の総決起と呼応して、日本農民が40年の実力闘争を誇る三里塚を先頭に立ち上がる出発点がここに確かに築かれたのである。
 11月5日の日比谷野音労働者1万人総決起へ、この10・8三里塚現地闘争の熱気を持ち込もう。

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週刊『前進』(2267号5面1)(2006/10/23)

 10・20法大1万人集会実現を

 法大全学スト-全国学生300万ゼネストで改憲阻止しよう

 11・5全国学生1千人結集へ

 マルクス主義学生同盟中核派・法大支部

 法大決戦は、極右安倍政権による新たな侵略戦争に向けた教育基本法改悪と改憲、そのための学生運動圧殺攻撃を粉砕し、プロレタリア革命へと転じる天王山の決戦だ。全国300万学生の総決起の展望は、法大決戦の爆発にかかっている。300万学友のみなさん! 10・20法大1万人集会に大結集しよう! 11・5全国労働者総決起集会へ全国学生1千人で登場しよう! 法大全学ストライキを先頭に、300万学生の改憲阻止ゼネストに突き進もう!

 処分撤回求めるスト決議が続々

 法大決戦は、安倍政権の意を受けた警視庁公安部と独裁者=平林総長の大弾圧体制を打ち破り圧倒的前進をかちとっている。9・20後期開講以来被退学・停学処分者を先頭に、法大キャンパスで安東学生部長や暴力ガードマンを徹底追及する闘いに決起し、「処分撤回を求めるストライキ決議」を闘いとってきた。
 ストライキ決議の爆発に恐怖した法大当局は、授業開始前や授業時間内でのビラまき・演説を「授業妨害」「業務妨害」と決めつけ、学生部や教授室に通報しろという「告示」を全教室に張り付けた(10月4日)。被退学・停学処分者のキャンパス大宣伝に対しては、「ビラまき行為や演説などの違法行為を中止し、退去しろ」という構内放送を必死に繰り返している。
 10月10日には、ボアソナードタワーの各入り口や生協門などを封鎖した。開いている正門、裏門、富士見坂門の各門には、公安警察の車両が終日張り付き、暴力ガードマンが学内を徘徊(はいかい)し、被退学・停学処分者の入構を阻止する体制をとっている。まさに監獄のような大学だ。
 安倍政権と法大当局は、このままいけば法大生が根底から決起することになると心底恐怖している。法大決戦の爆発は300万学生の怒りに火をつける。だから、なりふり構わず暴力的に弾圧するしか手段がなくなっているのだ。
 だが、大学でビラをまき、演説し、クラス討論を行うことを「違法行為」などと言う法大当局は大破産している。逆に法大生の決起を呼び起こしている。実際、警察権力と暴力ガードマンの治安弾圧体制を打ち破って、10月10日の1日だけで6クラスでストライキ決議が上がり、10月11日現在、総計31クラスでスト決議が上がっている。暴力ガードマンとの激突を見ていた学生が被処分者とともに決起するなど、新たな決起が次々と始まった。法大当局の「悪あがき」は、逆に法大生の決起を生み出すだけだ。教育労働者が「日の丸・君が代」不起立闘争を貫いて9・21勝利判決をかちとったように、被退学・停学処分者が断固として闘う中で法大生の団結はますます強化され、平林総長打倒の勝利をかちとる情勢がきたのだ。
(写真 暴力ガードマンの妨害を跳ね返し、連日法大構内で1万人集会結集を訴える被処分者【10月10日】)

 資本家と結託し学生をモノ扱い

 法大当局が被退学・停学処分者に対して行ってきたことは、「人間扱いしない」ということだ。法大当局が行ってきたことは何か。
 @「立て看板・ビラまき禁止ルール」を学生との合意もなく一方的に発表・強行し、Aそれに抗議すれば警察権力を使って不当逮捕させ、B無実で釈放されても自宅謹慎を命じ、C学生部に抗議に行ったことを「大学の業務妨害」をデッチあげて退学・停学処分を強行し、D「退学処分者の入構禁止」を決定して名前を各門に張り出し、E被退学・停学処分者がビラまきや演説を行えば、警察に通報して再逮捕させるか暴力ガードマンを使って排除しようとする。
 法大当局は、学生の声を踏みにじり、人格を否定し、法大当局のやることに反対したら暴力をもって弾圧しているのだ。これは、すべての法大生に対する法大当局の姿勢を鋭く示している。
 当局は04年の学生会館解体も学生無視で一方的に強行した。平林総長は「学生会館は非知性」と言い放った。今年度の自主法政祭の夜間開催禁止を通告し、来年度からは4日間の学祭を3日間にしろと言っている。新施設については、「サークル部室はつくらない」と言い、サークル団体に対しては「社会貢献」「ボランティア」を行えと言っている。他方で、起業家の学生団体は絶賛し、支援しているのだ。
 まさに法大当局は、サークル活動は、「規範意識」を身につけるものであるか、資本の金もうけになるようなもの以外は認めないと言い出しているのだ。それだけではない。
 「大学の役割は民間の会社と同じだ。原材料(学生)を仕入れ、加工して製品に仕上げ、卒業証書という保証書をつけ企業へ出す」(高橋宏・首都大学東京理事長)。
 これこそ、平林総長の本音であり、法大キャンパスで行われていることだ。
 今日、資本は青年労働者に対して、低賃金・長時間労働を強制し、無権利状態に置き、「モノ」のように扱い、空前の利益を上げている。法大当局は、青年労働者に対する許し難い攻撃と対決するのではなく、日本商工会議所などの資本家団体と結託し、「就職支援」などと称して、資本の金もうけに役立つ人間を卒業させ、どんな過酷な労働であっても黙って実直に働く労働者を膨大に送り出すことが大学の役割だとぬかしているのだ。
 資本と法大当局は、3年生の夏から就職活動へと追い立て、就職活動についていけない人間を「脱落者」「負け組」であるかのように精神的に追いつめている。就職活動の中で、資本に人格を否定され、就職のために自分を偽り、ボロボロにさせられる。こんなことが許されるのか! こんなものは教育ではない!
 今、全国の大学が教育基本法改悪を先取りしている。法律の名をもって国家への忠誠と、社会貢献と称する資本の役に立つ人材育成を強制しようという安倍政権の政策を大学が率先して実行しているのだ。

 日帝安倍打倒が学生の生きる道

 しかも安倍政権は、青年や学生が特攻隊で死ぬことができる国を「美しい国」などと言っている。安倍政権は、米帝ブッシュ政権とともに北朝鮮侵略戦争に突入するために改憲を待たずに集団的自衛権を行使できるようにしようとしている。
 安倍政権による新たな侵略戦争を阻止することは、300万学生の未来がかかった闘いだ。なぜなら、安倍政権は、教育基本法改悪や「教育再生」と称して、学生を資本の奴隷とするだけではなく、奉仕活動によって「規範意識」をたたき込み、学生を国家に暴力的に従わせ、国家のために死ぬことを強制しようとしているのだ。
 法大キャンパスにおける警察権力と法大当局による暴力的弾圧を見よ。これが安倍政権の正体であり、安倍が「教育再生」でやろうとしていることの本質だ。だから、法大決戦−退学・停学処分撤回の闘いに絶対に勝つことが必要なのだ。
 要するに、安倍政権も、資本も、大学当局も、学生や青年労働者を人間と見ていないのだ。資本の利潤を拡大するための手段、あるいは戦争で国のために死ぬための消耗品としか見ていないのだ。こいつらは、300万学生の憎むべき敵=打倒対象だ。
 ここまで労働者や学生の人格を否定し、「モノ」のように扱ってしか、社会を維持できない帝国主義など打倒して当然だ。逆に言えば、青年労働者と学生が闘いに立ち上がれば、帝国主義は絶対に打倒できる。安倍政権による改憲と戦争への突撃を打ち砕き、教育基本法改悪を阻止し、腐りきった帝国主義を根本から打倒しようではないか!
 10・20法大1万人決起で300万学生の怒りを安倍政権にたたきつけよう! 動労千葉など3労組が呼びかける11・5労働者集会に学生1千人で登場しよう!

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共産主義者150号