ZENSHIN 2011/09/12(No2503 p06)

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週刊『前進』(2503号1面1)(2011/09/12 )

 反原発大デモ 新宿1万先頭に全国3万立つ

 再稼働阻止・野田反動政権打倒を

 外注化粉砕で動労千葉がストへ

(写真 「9・11新宿、原発やめろデモ」に青年・学生を中心に約1万人が決起。再稼働阻止を訴えるNAZENの隊列【9月11日 新宿区】)

(写真 「NO NUKES HAMA ROCK〜未来を選びたい」の音楽イベントで最高潮に【横浜市】)

(写真 原子力災害現地対策本部へ怒りのデモ【福島市】)

(写真 次々とデモに飛び入り。隊列は2倍に【仙台市】)

(写真 「柏崎刈羽原発を止めるまで行動を続ける」と全参加者で確認。再稼働阻止へ300人が2時間半のパレード【新潟市】)

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週刊『前進』(2503号1面2)(2011/09/12 )

 日程 9・19さようなら原発5万人集会

 9・19さようなら原発5万人集会
日時/9月19日(月・休日) 午後1時〜ライブ 1時30分〜集会 2時15分〜パレード
場所/東京・明治公園(新宿区霞ケ丘町6)
主催/「さようなら原発」一千万人署名市民の会

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週刊『前進』(2503号1面3)(2011/09/12 )

 おことわり

 9・11反原発全国一斉行動の報道のため、報道特別号として発行を遅らせました。

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週刊『前進』(2503号1面4)(2011/09/12 )

前進速報版から 前進速報版から

▼9・11の全国詳報▼全学連大会▼イタリアでゼネスト▼三里塚/第3誘導路裁判▼韓国/全泰壱氏の母、李小仙さんの逝去を悼む

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週刊『前進』(2503号3面1)(2011/09/12 )

 被災地・フクシマの怒りと闘い共有し 全原発即時停止・廃炉、再稼働阻止へ

 被災地・福島からのアピール

 高線量と内部被曝の強制 これでは県民は殺される

 国鉄決戦と反原発闘争で反撃を

 原爆4千発分の放射性物質

 大震災から半年、福島第一原発事故をめぐる状況は「収束」に向かうどころか、ますます深刻さを増している。1号機と2号機の間の屋外(!)で毎時10シーベルト(1万_シーベルト)以上の高放射線量が測定され、「針が振り切れ計測不可能」となった。
 すさまじい被曝労働が強制される中、ついに作業員が急性白血病で死亡した。事故でばらまかれた放射能は、セシウム137で広島型原爆168個分と言われる。放射性物質の放出は日々続いている。1〜4号機全体で使用済み核燃料が3千本、広島型原爆4千発分以上の放射性物質が存在する。これらが水蒸気爆発の危機と隣りあわせの状態にあるのだ。
 強制避難の警戒区域(20`圏内)、自主避難だが実質強制避難の緊急時避難準備区域(30`圏内)、放射能汚染を放置されてきた計画的避難区域、さらに現在も居住している避難勧奨地域。これらは13市町村にまたがる。面積は20`圏で約900平方`、東京都23区の実に1・5倍。現在それをはるかに上回る広大な無人地帯が生まれている。警戒区域では放置された家畜が飢え死にするか野生化し、飢えた豚がドロドロに腐敗した死骸を食べて生き延びている写真も公開された。
 県外への避難者は10万人を数え、今なお7万人が避難生活を強いられている。県内外に転出した児童・生徒は1万7千人を超え、さらに増えようとしている。子どもたちの内部被曝をはじめ放射能汚染の深刻さは、これから明らかになっていくことは間違いない。失業給付の大量打ち切りが目前に迫り、一気に4千人の失業者が生み出されようとしている。農漁民の怒りも頂点だ。フクシマの怒りはますます根底的なものとして深まり拡大しようとしている。
 こうしたなか野田新政権は「福島の再生なくして日本の再生はない」を第一のスローガンに掲げ、復興再生キャンペーンを大々的に開始した。
(写真 6・19フクシマ大行動。地元福島市の住民多数が参加し1500人を超すデモとなった)

 「除染運動」の超反動的狙い

 野田は労働者人民の怒りをそらすためだけに、あたかも除染すれば元の土地に戻り、住むことができるかのような幻想をあおり、「除染なくして福島の復興はない」と宣伝し、放射性廃棄物の最終処分地も決められないままに、「除染運動」が開始されている。
 飯舘村や伊達市で除染活動にかかわってきた田中俊一・前原子力委員会委員長代理は、8月23日の原子力委員会定例会議で「(避難解除の目安には)年5_シーベルト(チェルノブイリの強制避難区域の線量だ!)をめざすのが現実的」「除染をやってみると、年1_シーベルト以内を達成するのはとても困難」と発言した。さらには、食品安全委員会が提言した、それ自体低線量被曝を考慮していない問題のある「生涯累積線量」についてすら「100_シーベルトに制限すれば、福島県の広範な地域での生活が成り立たなくなる」と批判。揚げ句には、数千万dとも予想される放射性汚染物の廃棄場所を地元に設置することを求めたのである。本当に許せない。
 田中らの進める「除染」活動は、放射能汚染のもとでの生活を強制するための行為だ。「除染してもできないから高線量を許容しろ」――これが日帝の狙いなのだ。
 常磐線は更地のままだ。JR東日本の幹部は国労本部との団交の場で「新幹線は絶対に止めない」と言い放った。また、再開が絶望的となった常磐道に代わるものとして、ここ何十年と棚上げされてきた東北中央道の福島―相馬間の完成が急ピッチで具現化されようとしている。県の大半が年間被曝量1_シーベルトを超える。放射線管理区域を上回る放射線量だ。この現状を放置し、県民の命、子どもたちの命よりも経済活動を優先する。これが日帝ブルジョアジーの言う「再生」の正体だ。

 新自由主義と労組軸に闘う

 このままでは殺されるのだ。被曝による健康被害に「しきい値」はない。低線量でも内部被曝、とりわけ子どもたちの内部被曝は絶対に許容できない。福島の現実、日本全土が放射能に汚染され、子どもたちの未来が奪われている現実を元に戻すことはできない。だがこのような帝国主義、新自由主義の時代を終わらせることはできる。求められているのは政府・資本との非和解の闘いだ。子どもたちを被曝から守る闘いは、福島の現実としてむき出しとなった新自由主義・帝国主義を打倒する闘いだ。プロレタリア革命まで階級的団結で政府・資本と闘い生き抜くことだ。
 労働組合が主体となった闘いこそが子どもたちの未来を守ることができる。福島県教組が「戦争状態だ」と言ったように、起こっていることは階級戦争である。復興特区攻撃、除染特措法など原発事故「収束」の名でかけられている攻撃は、被災地を憲法停止状態にし、労働組合と労働運動を一掃することによってのみ可能となる。労働者階級への拠点つぶし攻撃であり、団結破壊攻撃だ。ブルジョアジーの言う「復興」は、戦後民主主義的な地方自治や労働法などの「規制」を国家暴力で右から破壊する究極の新自由主義攻撃であり、日本全土に「国鉄分割・民営化の完遂」を強制する突破口なのだ。
 新自由主義攻撃は、大多数の労働者を非正規労働者に突き落として労働組合の団結を極限的に破壊する攻撃だ。外注化・非正規化との闘いは、7次、8次といった重層的下請け構造のもとで被曝労働を強いられている原発労働者の闘いだ。

 “子どもたちを守り抜け!”

 こうした中で、福島県教組が子どもたちを守るために、文科省に20_シーベルト基準の撤回を求め、職場の徹底した除染を要求し、政府・文科省と非和解的に対決して原則的に要員要求を貫いていることは決定的だ。放射能汚染下での労働を強いる資本に除染要求を突きつけ、外注化・民営化反対を貫いている国労の現場も必ず体制内労組幹部との攻防になる。求められているのは敵を明確にし敵に責任をとらせる職場における闘いだ。
 6・19福島―7・17いわきの闘いは、国鉄決戦と反原発闘争の結合を福島現地で実現し、反原発闘争の方向を示した。労働組合が軸にすわり、敵を明確にし、団結の力で勝利を切り開く。子どもたちを放射能から守る闘いなどあらゆる要求は、労働者階級の側が農漁民の怒り、母親・父親の怒り、あらゆる人民の怒りを束ねて国や行政を動かす力をつける以外に実現不可能だ。
 「福島県民は山下俊一(福島県立医科大学副学長。長崎大学教授を休職)にだまされている」という見解は誤りだ。山下を信用している人など今やほとんどいない。だから朝日新聞が山下に「がん大賞」なるものを授与して箔(はく)つけに躍起になっているのだ。「子どもたちを守りたい」と願う親たちの圧倒的な要求は、でたらめの限りをつくす山下や神谷研二(広島大学原爆放射線医科学研究所長。福島県立医科大学副学長を兼任)、そして佐藤雄平県知事らを引きずり降ろすような「闘いの力をつけたい」というものだ。農漁民たちの闘いも同じである。

 「生きるため」の革命の要求

 新自由主義を打倒する大運動を福島からつくることが求められている。国鉄決戦と反原発闘争は大恐慌と3・11情勢に立ち向かい、生きるための闘い、革命を戦略的に準備する闘いだ。労働組合をよみがえらせ、労組青年部を建設し、全国の大学に学生自治会を再建しよう。労農同盟を強化しよう。すべての原発いますぐなくそう!全国会議(な全=NAZEN)はその決定的武器だ。
 福島・被災地の怒りを軸に9・19を打ち抜き、10・10NAZENフクシマ結成集会の大成功をかちとろう! 国鉄闘争全国運動との一体的推進と大統一戦線の展望を切り開き、11・6労働者集会への1万人結集へ進撃しよう!
 わが福島県党が非妥協的に不屈に階級的労働運動路線を貫けば、日本革命は必ず切り開ける。時代は革命を求めている。ともに闘おう!
 〔革共同福島県委員会〕

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週刊『前進』(2503号4面2)(2011/09/12 )

 10・9三里塚集会へ招請状

 反対同盟が大結集を呼びかけ

  45年間の三里塚闘争は、日帝の反人民的な空港政策を破綻に追い込んでいる。反対同盟はフクシマと連帯し、軍事空港建設を阻んで闘う市東孝雄さんの農地を守り抜くために、10・9三里塚全国総決起集会への招請状を発した。呼びかけに応えて全国から総結集しよう。(編集局)

 招請状
 三里塚芝山連合空港反対同盟

 全国の労働者、農民、闘う仲間のみなさん! 3・11の大震災と今なお放射能をまき散らす福島第1原発の爆発事故は、すべての人々に対して、これまでのあり方や価値観の転換を求めています。反対同盟は「国策」=空港建設に対して身体を張った45年間の原点に立ち、福島の怒りに限りなく連帯し、全国の農民の最先頭で闘う決意を新たにするものです。この情勢下、三里塚闘争もまた新たな決戦段階に入りました。10・9全国集会への大結集を呼びかけます。
 政府権力と空港会社は、8月6日、大量の機動隊を押し立てて、天神峰現闘本部の破壊を強行しました。仮執行宣言をもってする緊急性もまったく無い中で、あえて踏み切ったこの憎むべき攻撃の本質は、市東さんの農地強奪です。直後の裁判(8・30行訴・農地法裁判)では、「年内結審・年度内判決」の構えを露骨にし、現地では第3誘導路工事を急ピッチで進めています。
 三里塚の不屈の闘争は「国策」=成田空港を未完の欠陥空港に追い込みました。世界的な大不況による航空産業の低迷は、放射能の拡散やドルの信用不安による円高と相まって、ハブ空港から陥落した成田の危機をますます促進しています。現闘本部破壊はあせりに満ちた攻撃であり、「国策」に組み敷くための闘争破壊そのものです。反対同盟は8・30闘争でその策動を押し返し、農地決戦への突入を宣言しました。
 泊原発3号機の再稼働に心底から怒りがこみ上げます。情報隠しとウソ、やらせ指示、原子力村の癒着こそ原発のすべてです。崩れ落ちた「安全神話」に代えて放射能安全デマがふりまかれ、低レベル放射能が子どもたちを襲っています。拡散した放射能が東京23区を超える面積から住民を締め出し、農地を破壊しました。被害は福島にとどまらず東北・関東一帯に広がり、すべての農家が直接の脅威にさらされています。
 新自由主義による農業つぶしと地方の切り捨てが過疎をつくり、原発誘致を選択させ、その結果の原発事故が広大な無人地帯と放射能の脅威をもたらしました。あげくの「経済特区」と農業破壊、資本による漁業権のはく奪です。これこそ棄民政策そのものです。「国策」を掲げて強行された成田の農地収用、その象徴としての市東さんの農地取り上げ攻撃、基地拡張の沖縄の現実とまさに一体です。
 ますます迷走する民主党・野田政権は、大失業と非正規労働を生み出す一方で、日本経団連と連合にしがみつき、原発推進とTPP(環太平洋経済連携協定)参加、法人税率引き下げをあからさまに打ち出しました。「国難」を掲げ、一切の矛盾を人民にしわ寄せして生き延びようとしています。しかしこれこそ巨万の怒りと決起を生み出す過程そのものです。攻撃をうち破る道は「国策」に対して身体を張って闘う「絶対反対」の闘いです。それを可能とする情勢が眼前に広がっています。
 いまこそ大胆に、攻勢的に闘おう! 違いを超えて連帯し、巨万の力を生み出そう! 反原発と反TPPの農民反乱、基地全面撤去を求める沖縄の闘いは、もはや押しとどめることができません。反対同盟は、国鉄解雇撤回、偽装請負・外注化阻止へストライキで闘う動労千葉と労農連帯の絆をさらに強め、沖縄・関西住民と連帯して闘います。学生の決起こそが未来を切り開く。中東・北アフリカから世界に広がる民衆蜂起の嵐の中、いまこそ韓国やアメリカ、そして全世界の労働者・農民と連帯して闘おう。野田政権を打倒しよう。
 市東さんの農地を守る闘いへの総決起を誓う10・9全国大結集を、渾身の力をこめて訴えます。
 2011年9月6日

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 記

【集会名称】
第3誘導路粉砕・市東さんの農地を守ろう! フクシマ連帯・原発再稼働許すな! TPP(環太平洋経済連携協定)反対! 軍事空港粉砕・改憲阻止!

10・9全国総決起集会

【日時】10月9日(日)正午
【会場】成田市東峰 反対同盟員所有畑
【主催】三里塚芝山連合空港反対同盟

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週刊『前進』(2503号5面1)(2011/09/12 )

 反原発・反失業・国際連帯で11・6日比谷労働者大集会へ

 次は9・19明治公園(午前10時)総結集だ

 原発をなくせ! 首切りを撤回しろ! 生きさせろ! こんな社会にしたのは誰だ! 全国各地で高揚した9・11反原発・反失業の大デモの爆発は、新首相・野田の原発再稼働のための福島第一原発への視察パフォーマンスと「自衛隊を誇りに思う」発言(9月8日)に対し、根底的な怒りをたたきつけた。9月の闘いは今始まったばかり。次は9・19明治公園での大集会だ(午前10時結集)。ここから反原発・反失業と国際連帯の11・6日比谷野音での労働者大集会へ突き進もう!

 体制内指導部をのりこえて

 福島原発事故は、水蒸気爆発、圧力容器自体の大爆発の危機をもはらんで、いまだ収束の展望も見えない。高濃度放射能汚染と内部被曝の危険から、何よりも福島の子どもたちの命を守らなければならない。何層にも及ぶ下請け・孫請け、非正規化と偽装請負の過酷な被曝労働を絶対に許してはならない。
 政府、地方行政、東京電力は、原発事故への根底的な怒りと闘いに恐怖し、それを抑え込むためさらに情報操作と事実の隠蔽(いんぺい)、ウソとペテンを駆使して「この程度の線量なら大丈夫」「除染すれば安全」「疎開する必要はない」などと福島県民全体にさらに被曝を強制し続けている。こんな国家と資本など断じて許せない!
 さらに、JR労働者と郵政労働者を先頭とする、民営化攻撃の粉砕をかけた外注化・非正規化・偽装請負との決戦も、9月の大攻防に突入している。動労千葉の京葉車両センター構内業務外注化阻止の闘い、郵政非正規ユニオンの委員長雇い止めに対する解雇撤回闘争を先頭に、今こそ全国のあらゆる職場から、人として、労働者として、「当たり前」の怒りを解き放って総決起して闘う時だ。
 とりわけ青年労働者の怒りと結びつき、生きるための真に自己解放的な闘いをつくり出そう。今日、全国のあらゆる産業の官民の青年労働者が、雇い止めや外注化・非正規化・偽装請負など、恐るべき無権利状態に置かれている。始まっている怒りの反乱をさらに何倍にも広げ、闘って勝利していく展望は、職場で国鉄決戦と反原発闘争を取り組み、大爆発させていくことの中にこそある。
 9・19闘争を、連合や全労連の体制内労組幹部をのりこえ、現場労働者自身の力で全原発即時停止・廃炉と再稼働絶対阻止の闘いとして大爆発させよう。そこからさらに11・6全国労働者集会を、反原発・反失業と国際連帯を真っ向から掲げた1万人大結集闘争として圧倒的に闘いとるために総決起しよう。

 野田超反動政権打倒しよう

 菅政権の破産・崩壊を受けて登場した野田新政権は、世界大恐慌の激化と3・11大震災・福島原発事故のもと、日本帝国主義の体制崩壊的危機がさらに進行する中で、一方ではより露骨に日本経団連の大ブルジョアジーに軸足を置き、他方では連合の体制内指導部に支えられた、菅政権以上の極反動政権だ。それは日教組出身の輿石を民主党幹事長に据えたことが示すように、自治体、教労を始めとした労働者の怒りと反乱を抑えつけることを使命とし、原発推進、大増税、日米安保強化へと全力を挙げ突き進もうとしている。
 しかし労働者をなめてはいけない。青年の怒りは支配層の思惑などはるかに超えて根底的だ。3・11情勢は、青年労働者にとって資本家や今の政治家、労組幹部に何かを期待したり委ねてきた時代の終わりを意味する。「がんばろう日本」などに唱和せず、危機と絶望をのりこえ生きるための闘いが始まっている。問題はどうすれば原発をなくせるのか、この社会のあり方を変えられるのか、青年の未来が開けるのかということだ。
 核心は、最末期帝国主義・新自由主義と闘い、階級的な労働組合をよみがえらせ、労働者自身が団結して闘うことだ。その力こそ社会を根底から動かし変革するのだ。
 07年8月のパリバ・ショック、08年9・15のリーマン・ショックをもって爆発し、本格的に激化・発展してきた世界大恐慌は、今や米国債の格下げとデフォルト(債務不履行)の危機が象徴するように、ドル基軸体制の最後的崩壊へと行き着き、資本主義・帝国主義そのものの終わりを告げている。この中で帝国主義は、労働者階級人民を地獄にたたき込み、戦争で世界を破滅させても生き延びようとしている。日本の政府・支配階級などは、福島原発事故が今もまったく収束できないのに、あくまで原発を再稼働させ、維持・推進するために躍起となっているのである。
 野田新政権のとんでもない反動性は、被災地・福島を先頭とする根底的怒りと決起に対し、原発推進・再稼働、復興増税・消費大増税、日米安保強化=戦争の攻撃を振りかざしてきていることにある。闘う労働組合をよみがえらせ、9・11−19反原発闘争の大爆発と11・6労働者集会1万人結集の力で野田政権を打倒し労働者の未来を開こう。

 外注化阻止・非正規職撤廃へ

 闘う労働組合をよみがえらせるための実践が、動労千葉主催の「8・30外注化阻止・非正規職撤廃! JRの偽装請負を告発する大集会」の大成功を受け、激しく闘われている。国鉄分割・民営化絶対反対で2波のストを打ち抜き、40人の解雇者を出しながらその解雇者を守り、さらに毎年のようにストライキを闘ってきた動労千葉はこの10年間、全国で唯一、外注化を実力阻止し、しかも新たに青年労働者を組織して前進している。
 その動労千葉は今、原発被曝労働や民間、公務員などあらゆる職場で蔓延(まんえん)する外注化・非正規化と偽装請負に対決し、反原発・反失業の国際統一行動の旗を掲げながら10月外注化実施阻止と11・6労働者集会に向けて連日、激しく闘い抜いている。
 郵政非正規ユニオンの闘いは、全国・全産業にわたって大反響を呼び「もうこんな仕打ちは許さない」という声が地に満ちている。自治労・日教組を先頭とした現場組合員が、反原発・反失業の闘いの主軸で決起しようとしている。そして原発労働者の中からもライブカメラを指差し、「原発労働者の現実を報道しろ」という告発と決起が始まっている。今や一点の火花が燎原(りょうげん)の火となって燃え広がる時代だ。
 9月闘争が決定的だ。9・19明治公園集会を5万人の大結集でかちとり反原発闘争情勢をさらに一変させよう。その力で11・6集会・国際統一行動を1万人を超える闘いとして爆発させよう。
 第一に、フクシマの怒り、闘いと固く結んで、「すべての原発いますぐなくそう!全国会議」(な全=NAZEN)の運動を原則的かつ柔軟に拡大し大発展させよう。
 第二に、動労千葉の闘いに連帯し、それに続いて新自由主義と闘い、外注化阻止・非正規職撤廃、偽装請負粉砕に向け全国の職場から立ち上がろう。国鉄闘争全国運動を職場に広げ、大胆に組織しよう。
 第三に、青年労働者・学生を先頭に、国際連帯闘争をさらに発展させよう。イタリアでは9月に入り最初のゼネストが闘われ、交通・公共機関などが完全にストップした。ユーロ圏の第3の大国におけるデフォルトの危機下の怒りの決起だ。韓国・済州島(チェジュド)の海軍基地建設阻止闘争と連帯し、野田政権の沖縄名護新基地建設策動を絶対に阻止しよう。 この8月、シンディ・シーハンさん、民主労総ソウル本部、ドイツの闘う仲間との国際連帯が画期的に前進した。11・6を国際統一行動として大成功させよう。
 国鉄決戦と反原発闘争こそ断末魔の帝国主義を打倒し、プロレタリア世界革命の勝利を切り開く基軸的闘いだ。大恐慌を世界革命へ! そのために今こそ反帝国主義・反スターリン主義の闘う労働者党を強固に建設し前進しよう。

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週刊『前進』(2503号5面2)(2011/09/12 )

 郵政非正規ユニオン 「暴言なかった」と大うそ

 会社ぐるみの隠蔽を許すな

 郵政非正規ユニオン・ニュース第6号(9月6日付)によれば、日本郵便東京多摩支店と郵政非正規ユニオンとの3回目の団体交渉が8月31日に行われた。この席で当局側代表のN業務企画室長は、ユニオン委員長のSさんに対して現場管理者が12日、2時間にわたって「このバカ(ママ)、クズが」「バイトの分際で組合なんか作りやがって」等の脅迫的暴言を浴びせ続けた事実上の暴力行為について「そのような事実はなかった」と開き直ったという。白昼公然と職場内で行われた明白な事実を「調査の結果なかった」と強弁したのだ。また当局は団交の場で、同ユニオンの15人の雇い止め撤回要求を、理由も説明できないままなお拒否し続けている。
 同日午後、ユニオン組合員たちは東京都労働委員会による初の調査に臨んだ。終了後、組合員たちは口々に「不当労働行為の否定し難い事実を突きつけられて、日本郵政当局は代理人弁護士を4人もたててきた。弁護士費用も相当なものだろう。赤字だと言って私たちを15人も雇い止めにしたくせに。黒いカラスを白いと言いくるめるために、ここまでやるのか」と怒りを語っていた。 
 委員長への暴言の件で会社側が「事情聴取」したという対象者は、S委員長に暴言を浴びせた課長当人A氏と、事件直後のミーティングで委員長の解雇(雇い止め)を予告するなど組合への敵意をむき出しにしていた別の課長B氏の2人だ。また委員長を「聴取」したのは何と暴言に及んだA課長当人だ。組合側はA課長から委員長への事情聴取の調書を開示するよう求めている。
 当局が理不尽きわまる対応に走る理由は明白だ。A課長の脅迫行為は、委員長への雇い止め通告が不当労働行為であることを完全に証明する問題だからだ。犯罪行為なのだ。ゆえに会社ぐるみで隠蔽(いんぺい)しようとしているのだ。 
 当局は、委員長への雇い止め通告の理由について、組合排除の不当労働行為をごまかすために「能力の問題だ」などと強弁している。しかし、この「評価」を下した人間は、上記のA課長とB課長当人なのだ。何をか言わんやである。
 委員長や今回雇い止めになった15人の非正規職の仲間は、ゆうパック再統合の大混乱への対応を含め現場の大半を支えてきた。それは職場の仲間全員が知っている。委員長のSさんは「いまや現場の大半を支えているのが、郵政だけで16万人という非正規労働者です。私たちへの雇い止めは、全国の非正規労働者全員の怒りに火を付ける。必ず勝利するまで闘います」と固い決意を語っている。 
 ユニオンのニュースや彼らの闘いを伝える労組交流センター全逓部会のビラを読んだ現場労働者から問い合わせや連帯の声が続々と入っているという。闘いは正念場だ。全国から支援・防衛の闘いに総力で取り組もう。

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週刊『前進』(2503号5面3)(2011/09/12 )

 西郡住宅闘争 契約抹消の脅しを糾弾

 9・14八尾市大抗議行動へ

  ◇

9・14八尾市抗議行動

午後3時、総決起集会、八尾北医療センター/4時半、八尾市役所前抗議行動/5時半、市役所からアリオまでデモ
/主催 部落解放同盟全国連西郡支部、八尾北医療センター労組、八尾北命と健康を守る会、道州制・民営化と闘う共闘会議

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週刊『前進』(2503号5面5)(2011/09/12 )

 法大裁判日程

★4・24集会弾圧裁判(控訴審)
第1回 9月22日(木)午後1時30分

★暴処法弾圧裁判
第24回公判(被告人質問) 9月29日(木)午後1時30分
※いずれも東京地裁429号法廷。12時30分に傍聴券配布所に集合

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